カステラ書房の毎日

〝令和きってのドラマウォッチャー〟阿倍カステラが所属する『カステラ書房』

あら大変! 仲野大賀さん責任重大だって‼︎ TBS『この恋あたためますか』のお話

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TBSテレビ『この恋あたためますか』第2話より


【ネタバレにご注意あれ】





「あれ? この人…」


人懐っこくて愛嬌があって、周囲の人を思う優しさがあって。かわいい女の子に惚れっぽいところとか。


ふと、なつかしい記憶が僕の頭を過った。

ひと夏の恋のような、甘酸っぱい記憶だ。




「え、もしや?」

僕はなつかしいその記憶をたどる。



それは2015年の夏。

本田翼フリークの僕が、彼女が出演するドラマの中でとくに好きなドラマフジテレビ『恋仲』

その『恋仲』では、主人公の三浦葵福士蒼汰)、ヒロインの芹沢あかり(本田翼)、葵と恋のライバルになる蒼井翔太野村周平)の三人が物語の中心人物となるのだけど。もう一人、忘れちゃいけない同級生がいた。


それが金沢公平。

とことんお調子もんで、人懐っこくて愛嬌があって、周囲の人を思う優しさがあって、かわいい女の子に惚れっぽい。

葵の妹・七海(大原櫻子)を好きになって猛アプローチをする金沢公平がコミカルでずいぶんと笑わせてもらったもんだ。それに誰よりも人を思い、友情を大切にする姿には心を打たれ涙さえした。いい役だなって、ずっと記憶に残ってたんだ。




2020年10月28日。

TBSテレビ『この恋あたためますか』第2話 を観てて。



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主人公・井上樹木(森七菜)と一緒に新作のスイーツを試作する「ドルチェキッチン」の社員・新谷誠の役にふと、なつかしい記憶がよみがえった。



『恋仲』で金沢公平を演じてた頃は「大賀」名義だった、その俳優は仲野大賀さんだった。


そう。『恋仲』の金沢公平と、『この恋あたためますか』の新谷誠は、同じ俳優・仲野大賀さんだったんだって。遅ればせながら気づいたって話(失礼!)。



仲野大賀さんは今季のドラマテレビ東京『あのコの夢を見たんです。』で主演もやってる。

ちなみにその第3話では森七菜さんがヒロイン役をやっていた。



その流れで観た『この恋あたためますか』での仲野大賀さん演じる新谷誠。いい役だなあって思ってたんだ。



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☆やっぱ、恋しちゃうんだろうね



このドラマの、とくにラブストーリーな部分はこの仲野大賀さん演じる新谷誠にかかってるんじゃないかって思ってる。とても責任重大な役だよね。



第2話では樹木とココエブリィの社員・北川里保(石橋静河)がシュークリーム対決をした。

その商品部スイーツ課の北川里保が提案した試作品のすごさよ。



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売価は160円設定。カラフルなシュークリームがおそらく6個くらいは入ってる。ひとつがけっこう大きいよね。コンビニスイーツとかあんまり詳しくないけど、そんな安価でこんなボリュームある商品ってあんの?




夜の公園で樹木を見つけた浅羽拓実(中村倫也)。それを遠目に見る新谷誠。

次回が気になるラストシーンだった。





そういうわけで、『この恋あたためますか』を今後も注目していきたい。



ちなみに、『あのコの夢を見たんです。』の方は、次回・第5話のヒロインがなんと大原櫻子さん。

『恋仲』から5年。あの二人の共演に感慨深いもんがある。先日まで放送されていた MBSテレビ『DIVER -特殊潜入班-』での福士蒼汰さん、野村周平さんの共演の時にも『恋仲』の話を持ち出してたっけ。どんだけ『恋仲』好きなんだよ!



ではでは。

☆阿倍カステラのドラマ視聴日記 10月28日(水) 編



TBSテレビ『この恋あたためますか』(主演 森七菜)第2話




メ〜テレヴィレヴァン!』(主演 岡山天音)第3話


ヴィレヴァン!2』の配信あるのかな? いまだにその気配はなし。とにかく前回シーズンを観てしまおう。




テレビ東京『荒ぶる季節の乙女どもよ。』(主演 山田杏奈)最終話


★いや〜終わってしまったね。いいドラマだったよ。最終話の各キャストのセリフにもいちいち痺れたし、荒ぶってる少女たちの映像が美しいのなんのって。あー、これに関してはまた別口で書きたいね。




フジテレビ『ラブホの上野さん season2』(主演 本郷奏多)第5話




ABEMAテレビ『17.3 about a sex』(主演 永瀬莉子)第8話


★永瀬莉子さんのキーの高い声が耳に残ってしまう。普段はどんな声で話してんのかなって気になるよ。



以上、5番組でした。





今回は久しぶりに長文を書けた。

相変わらず持病によりスランプだけど、こうでもして少しずつ文章を書けるようにしたい。


今日書けたのは、仲野大賀さんのおかげかなってね。ありがとうございました! っと。



執筆することから距離をとらない


『カステラ書房の毎日』

過去記事 大幅リニューアル計画実施中!

 

 

 

 

✴️現在、『カステラ書房の毎日』では過去記事の整理をしています。

 

これは過去記事です。

 

最新記事として表示されたらすみません!

 

日頃みてくれてる方はスルーしてください。



初めての方は、他にたくさんのドラマ関連記事があるので、リンクより移動してくださいませ。







✳️最新記事はこちらから(一覧に飛びます)

castella-a.hatenablog.com






✳️以下は過去記事の一部です


(スルー希望)







まだ全然ダメ!

体調も変な感じだし、食欲もなくてほとんど何も食べてないから元気も出ないという状況。


で、今回はTBSテレビ『おカネの切れ目が恋のはじまり』第2話を題材として書き始めた「読むドラマ」の原稿を掲載したい。それもほんの序盤までしか触れてない。まずはどうぞ。




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「かむなは小さき貝を好む。

これ事知れるによりてなり。

みさごは荒磯にいる。

すなわち人を恐るるがゆえなり

我またかくのごとし


事を知り

世を知れれば、

願わず

走らず、

ただ静かなるを

望みとし、

憂へ無きを 楽しみとす」



第1話に引き続き、猿渡富彦(草刈正雄)による方丈記の朗読で始まる。



その文面が画面上に達筆なる文字で表記されるのだけど、その背景で九鬼玲子(松岡茉優)がヘッドマッサージを施術を受けてる。


「ヘッドマッサージ?」って少々、九鬼玲子という〝世捨て人〟的な人間像からして、不似合いなかんじがしたが、べつに玲子は実際的には世捨て人ではない。ヘッドマッサージにも行くってことだろう。



「ほぐれた頭皮に抜けるそよ風と潮の香り、善き

ありがとう、お試しヘッドマッサージ15分。ありがとう980円」


民宿・みずよう館の縁側に座り片手で手刀を切る仕草をする玲子。

980円という安価だったからお試しで行ってみたってことなのかな。やっぱりいつも通ってるってイメージないもんな。



玲子がヘッドマッサージの余韻に浸りながら、心穏やかにお茶してるところへ猿渡慶太(三浦春馬)が声をかけてくる。条件反射的にイラッとする玲子。



慶太「休みの日も朝は早いんだね。にしてもさあ、世捨て人とか言って、煩悩全開じゃん」

玲子「なんの話ですか?」


慶太「もう〜テレなくていいから。この間、めっちゃ貢いでたじゃん、早乙女さんに」



そう、第1話 衝撃のラストだった。

あれだけ〝清貧女子〟としてその風変わりな性格や生き方を見せられた最後の最後で、すべてをひっくり返すようなラストにズッコケた。ほんと、気持ちいいくらいにね。


慶太「玲子さんの恋のほころび見つけたり」

玲子「私の恋のほころび!」

慶太「あれじゃあ、ホストに貢ぐガチの客だもん」


玲子「私は貢いでなんかいません」


玲子「これ以上、私の頭皮をカチカチにしないでください!」





◇モンキーパス 経理


玲子に言われ、しっかりおこづかい帳をつけてる慶太。そのおこづかい帳の表紙のイラストが一瞬、NHK『有吉のお金発見 突撃! カネオくん』のカネオくんに見えてビックリ! ちなみにこの番組知ってる? おもしろいよ。



慶太の給料が38万円。そのおこづかい帳を手にささっと計算する玲子。慶太は給料をもらって一週間も経たないうちに、すでに使い切っていて23,000円ほど赤字になってるという始末。



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以上。



とてもいいストーリーだった。

ほんとは書きたかったよ!




このブログ、『カステラ書房の毎日』Twitterからの流入が90%近いので、Twitterで告知さえしなければ見られる可能性は低い。誰にも読まれないことを前提にしてリハビリしたい。


定期的に読んでくれてる人には申し訳ないんだけど、筆者は心の病気を患っていて現在、大スランプ状態。これまでやれてたことがやれなくて自分でもショックを受けてる。



なんとかこんな中途半端な文面でも書くだけ書いて、執筆することから距離をとらないように心がけてる。


それまではすいません。







2020.10.6

✳️ 阿倍カステラの独り言〈ドラマ視聴日記&グダグダ話〉



朝から憂鬱だった火曜日。


まあ、僕にとっては毎日が憂鬱なんだけど今日はとくにね。

ある用事があって街中に出てきた。


せっかく街中に出たんで、久しぶりにラーメンでも食べるかと入ったお店が、自分の住まいの近くにあるラーメン屋と同じチェーン店で、もちろんラーメンも同じ味だった。


朝から何も食べてなかったんで、久しぶりのラーメンを美味しくいただくことができた。その勢いで帰りに三ツ矢サイダーも買った。炭酸飲料もそろそろ解禁したいので。



あ〜、この流れでブログ復帰できないかなって思うよ。

毎日やってたことをやんなくなってしまって、張り合いがなくなってしまってるもんね。



☆阿倍カステラのドラマ視聴日記

10月6日(火) 編


フジテレビ『SUITS 2』(主演 織田裕二)第13話


フジテレビ『のだめカンタービレ(主演 上野樹里)第8話


フジテレビ『のだめカンタービレ(主演 上野樹里)第9話


以上。今日は3番組のみ。

外出してたせいもある。



昨日観たドラマの話をしたいんだけどさ。

新ドラマのテレビ東京『あの子の夢を見たんです。』


南海キャンディーズ山里亮太さんの短編小説が原作になってて意外におもしろい。


でもそのストーリーはほとんど妄想なんだよね。妄想ネタをドラマにするってのが一番つまらないやり方だと思うけどさ。でも正面切って〝妄想ドラマ〟なわけだから、その見せ方にはずいぶん工夫してるよう。


第1話のヒロインが中条あやみさんで、本人役として演じてる。

現在23歳の中条あやみさんの女子高生役も見られ、フジテレビ『She』(主演 松岡茉優 2015年4月-5月)を思い出したよ。



ABCテレビ『マリーミー!』(主演 久間田琳加)は、原作がLINEマンガ。

WEBマンガ「100万人が選ぶ 本当に面白いWEBコミックはこれだ! 2018」の女性向け作品ランキングで1位を獲得したマンガだってさ。


そのストーリーはいかにも〝マンガ〟ってかんじなんだけど、この先どうなるんだろう?って、第1話を観たかぎりでは期待感が高まってる。


主演の久間田琳加さん。なんだか独特な存在感があっていい感じ。彼女を観るだけでも第2話以降を視聴する価値はありそう。



TBSテレビ『おカネの切れ目が恋のはじまり』(主演 松岡茉優)は第4話で最終話でしょ。


第3話の九鬼玲子(松岡茉優)の失恋っぷりが秀逸だったね。

15年間の片想い。玲子の早乙女健(三浦翔平)への想いが伝わってきて胸が苦しくなった。せつなくて良いシーンだった。ほんと、玲子って魅力的なキャラクターだよね。



そんなわけで、令和きってのドラマウォッチャーとしてしっかりと秋の新ドラマはチェックしております。

早いとこスランプから抜け出して、「読むドラマシリーズ」を再開したいものである。


こんなグダグダ話をいつまでも続けてらんないよ。








カステラのフロックTV vol.7 上白石萌音のサプライズキッチン

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日本テレビ火曜サプライズ

9月22日(火) 放送分より

 

 


 そうそう。

火曜サプライズで〝上白石萌音のサプライズキッチン〟というコーナーがありまして、それを観ましたよというね、そのお話をしたい。

 

「読むドラマ」シリーズで題材としてたホクサイと飯さえあれば(主演 上白石萌音 2017年1月-3月)の再放送を観て彼女の魅力にあらためてハマってしまってさ。上白石萌音さんが出演するバラエティー番組なども追っかけていつも観てる。

 

 

なんか幸せな気分になれるんだよね。知らず知らずのうちにニヤニヤしちゃってさ。

 

 

 

それでその〝上白石萌音のサプライズキッチン〟で紹介された料理。最初の2品が、ご飯に鮭フレークと刻みネギ、炒りごまを混ぜかつお節と生卵をのせたものと、スライスチーズを餃子の皮で巻いてフライパンで焼くという、ものすごく初級な料理。

 

これ上白石萌音さんじゃなかったらどんな気分で観ただろうって思うけど。ほんわかとした彼女の会話を聞いてるだけでも十分に楽しいもんね。

 

 

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3品目にようやく〝上白石流ナポリタン〟という、料理らしい料理が登場する。

〝上白石流〟ということからか、ドヤ顔を決める萌音さん。

 

 

トマトケチャップ、バター、ウインナー、牛乳。ナス、玉ねぎ、ピーマン、それとたまたま用意されてた長ネギも入れちゃいましょうということで、材料を冷蔵庫から取り出す。

 

やたらと大きめな玉ねぎを包丁で半分に切る萌音さん。皮ごといっちゃってるせいもあって固くて切りにくそうにしてた。

料理に使うのは半分でいいんだよね。その後の保存のことを考えてあえて皮をむかなかった可能性はある。

 

その今回は使わない半分の玉ねぎにラップをかけようとしてる萌音さん。すぐにウエンツさんに突っ込まれてた。

 

 

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ウエンツ「萌音ちゃん、萌音ちゃん、いいのよ。料理番組で余った食材をすぐラップしていくヤツいない」

 

確かに。それを自然とやっちゃってるのがおかしい。

 

 

準備した野菜を手際よくカットしていく萌音さん。同時に余った野菜を冷蔵庫に片付けていく。もうこのあたりなんか、ドラマホクサイと飯さえあればの山田ブンを見ているかのよう。

 

 

ウエンツさんに、「萌音ちゃん的に将来の理想は?」と聞かれ、「子どもは欲しいです」と答える萌音さん。

 

「だからなんか一生この仕事をしている想像もつかなくて。ていうよりはなんか、普通に一人の女として家事したりとか、そっちの方が自分的にはしっくりきます」

 

 

そんなことを言いながら、野菜とウインナーを炒め、味付けでトマトケチャップ、ウスターソースに砂糖を加えるという上白石流をみせる。


 

すでに茹で上がっているパスタ麺に「お待たせ〜パスタ〜」と声をかける萌音さんがキュート。

 


炒めた具材にパスタ麺を加えてフライパンをあおり、最後に牛乳を加える。ほんの少し入れてたね。これってトマトケチャップの酸味とかのカドがとれて、まろやかになる効果はあるよね。ソースの煮詰まり具合の調整にもなってる。火を止めてから「極めつけにバター」と、一欠片のバターを加えてた。

 



これで完成となるのだけど、ウエンツさんが「見てよ、向こうの卓のキレイさ」と指摘。萌音さんのキッチンまわりは、料理をしながら片付けをしていたためキレイに整理整頓されている。

 

 

さて実食。

ちなみに上白石萌音さんとウエンツさん。それぞれ別々に作っていて、自分が作ったものを自分で食べるという流れ。

 

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ウエンツさんの「うまい」を聞いて、ほっとする萌音さん。「最近で一番緊張した」と言ってた。

 

 

続いて自分のナポリタンを食べる。ウエンツさんから「どう、いつもの味?」と聞かれ、

 

 

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萌音「いつもよりちょっとおいしい」

と、ちょっとどころじゃない笑顔を見せていた。

 

 

というコーナーでした。

 

 



 

☆過去の「カステラのフロックTV」はこちら

castella-a.hatenablog.com

castella-a.hatenablog.com

 

 

 

 

〈おしまい〉

 

 

 

【番組後記】

 

本来ならもっとね、話をふくらませていろんなこと書きたいとこだけど、今日はこれが限界。

 

たびたび語ってるけどさ。体調を悪くしたことで、もともとの心の病気の方に悪影響になってしまったようで。めちゃくちゃスランプに陥ってる。

 

それでも書くことは絶やしたくないんで、かろうじてこうしてやってるかんじ。

 

 

いくつかのドラマを題材にして、「読むドラマ」の記事を書き始めてみたものの全然ダメで。今日も通常の午後3時更新は断念した。

 

それでもいつまでもうだうだ言ってらんないんでね。

こうしてその状況を書き記しながら以前のように戻ることを目指したい。

 

 

こんなしょーもないことで、これまで積み上げてきたものを蔑ろにしたくはないんだ。

 

 

 

〈次回お楽しみに〉

 

 

 

 

 

 

『名建築で昼食を』第6話 国際文化会館 🟧 幸せに鈍感になりがち | 読むドラマ □【お試し?版】case89

 

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大阪テレビ『名建築で昼食を

 2020年8月16日(土) スタート!

毎週土曜 深夜 0:56〜

記事は9月19日(土) 放送の第6話より

 



 

🔴【基本的に全編ネタバレ】

 

 


  2020年9月より更新時間変更!

『カステラ書房の毎日』

毎日更新!

 その日の状況により多少変更になる場合もありますが、これまで通り毎日更新は継続します!

 

 

 


 

📺 読むドラマとは?

やいのやいの言いながらドラマを見る感覚で、このドラマの面白さを一緒に語り合ってるように読んで楽しめるものである。


また、トークバラエティー番組っぽくやってるつもり(探り探り)でもある。

 

⭕️基本的にはドラマを先に観てください。


それと、ドラマを観るつもりもなかった方が、これを読むことによって「観てみよっかな」ってなってくれたら最高! なので、地味にそこも目指してる。

 

 

 

 

 

✳️ 過去の記事、第4〜5話はこちら

castella-a.hatenablog.com

castella-a.hatenablog.com

 

 


 

 

『名建築で昼食を』第6話より

 

 

藤 語り

「昔から休みの日にかぎって早く目が覚める。せっかくだからと家を出て好きな街を歩く」

 

 

「吉祥寺のお隣、西荻窪。個性的な飲食店や本屋、雑貨屋などが集まるこの街は自然体な感じがしてとても居心地が良い」

 

 


いかにも老舗っぽい趣があるパン屋でチーズクリームパンと揚げクリームパンを買った春野藤(池田エライザ)は、公園のベンチに座りパンを食べる。〈冒頭の画像〉



思わず「おいしい!」と口に出してしまい、誰かに聞かれてないかキョロキョロと確認する。

 


 

藤 語り

「カフェをやるなら西荻で。綾子ともいつもそんな話をしていたっけ」

 

 

ワンワンワン! 犬が吠えてる。

 

 

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「もしや?」とある人のことを思い浮かべてる藤。

 

 

 その人とは植草千明(田口トモロヲ)。

名建築を一緒にめぐる相手であり〝乙女建築〟の師匠。彼はよく犬に吠えられる人だ。

 

 

「やっぱり」と藤が、一つ向こうの橋で犬に吠えられてる植草さんを見つけ、その名を呼び手を振る。

 

 


植草「なにしてんの?」

「今日は仕事休みなんで、散歩です」

 

植草「そうなんだ」

「はい。え、西荻に住んでるんですか?」

 

植草「うん。もう20年以上」

「え〜」

 


会話ははずまない。それを自覚してか植草さんはすぐに「じゃ!」と切り上げ立ち去る。

相手に気をつかって無理に会話をしようとしたりはしないってことだよね。性格的に。

 

 

藤も一旦は植草さんと反対方向に歩き始めたのに、しばらくすると踵を返して植草さんの後を追う。

スキップしながらね。なんだか楽しそうなストーカー行為。

 



 

植草さんの行き先はだいたい決まってる。いつもの喫茶店

そこへ後から藤が来店することとなる。

 

 

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藤は植草さんが座るカウンターとは離れた席に座り、「お気になさらずに」と店内をじろじろとチェックする。

 

 


カフェを開業したい藤と、このまま続けていくことに限界を感じていた喫茶店のマスター。

二人初めての遭遇となって、もしかしたら? ってことはなくはないだろうか。

 

 


コーヒーを一口飲み、藤が「おいしい!」と口にすると、植草さんはドヤ顔で、「農園ごとのスペシャリティーなコーヒー豆を厳選してるから」と解説。


そんな植草さんにマスターは「あんたが言うな」と突っ込む。

 


 

若い子との会話にキョドってるのか、ぎこちないかんじなんだけど。そんな会話の流れでも植草さんは藤を名建築めぐりに誘う。


藤は「行きます」と即答する。



ここでいつものように「あれ、もう終わり?」って勘違いしてしまう、〝エンディングのようなオープニング曲〟が流れるオープニングとなる。

 

 

このオープニング曲 Gi Gi Giraffe『Picture』を聴くと、条件反射的に「ああ、終わった〜。面白かったなあ」って思っちゃう。なんでだろうな。




 

 

 

そして今話は、

第6話 国際文化会館

 


 

建築物は確かに見応えあるのだけど、今話はめずらしく昼食のカットが多かった。


 

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色鮮やかなコース料理が次々と映し出されるが、いつものように料理の内容については触れてくれない。


メニュー名すら教えてくれないからね。このドラマを観て「行ってみた〜い」ってなったら、自分で調べりゃいいじゃん。

 

 

 

植草「名建築を堪能しながらランチを味わう。至福だ」

「まさに」

 

 

 

 

しばらくして藤が植草さんの〝マイペースさ〟について突っ込む。

 

 

「植草さんって、すっごくマイペースですよね」

植草「そう?」

 

「うん。私にはそう見えます」

植草「じゃあ、そうかも」

 


「普通気にしませんか? 世間とか時代とか、周りとか」

 

植草「う〜ん。時代に合ってるとかって考えたことないな。あと世間とか周りとかって、あんまり気にしないし。うん」

「ふふ」


 

植草「うん。でも本人的にはそれなりに幸せなんだよ。自分がそれなりに幸せだったらいいんじゃないのかな」

「それなりに幸せ?」


 

植草「うん。それなりに幸せなことって自分の周りにたくさんあるよね。ほらこうやって今日、ビールがおいしいとか。好きな映画見つけたとか」

藤 うんうん、と頷く


 

植草「みんな不幸にはアンテナ張るけど、幸せには鈍感になりがち。そうならないことだと思う。うん」

 


「勉強になります」

 

 



🟧 みんな不幸にはアンテナ張るけど 幸せには鈍感になりがち…か



 

 

 

 

🔸藤のマンション


「それなりに幸せ、か。幸せってなんだろう?」

 


 

藤 語り

「あの人はいつも楽しそうだ。人とは違う次元に生きているように見える。これまで自分は他人と比べて幸せか不幸せか考えてきた気がする。自分が不幸せだと思うことが多かったけど、それって他人と比べていただけなのかもしれない」

 

 

 

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自分でさ、豆を挽いてコーヒーを淹れて。

このあと窓辺で風に吹かれながらそのコーヒーを飲んでる。

 


そのお湯を沸かしてるときの湯気、漂うコーヒーの香り、風に揺れるカーテンとか。外から聞こえてくる子供たちの声も。どれをとっても〝それなりに幸せ〟が溢れてるような素敵なシーン。

 

 

 

その窓辺で藤は、「ごめんね」「ごめん」と練習をしてる。

 

で、最後につぶやく。

 

 

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「綾子に謝ろう」

 

 

 

 

 

 

僕はこのドラマをまったりと土曜日の午前中に視聴した。

 

これが最近のルーティンになってて、このなんとなくなルーティンに今回は救われた。


 

体調を悪くして通常の記事の更新を4日ほど休んでしまっていて、早いとこ復活したいのだけどそれが実行できずにいた。

 



きっかけになるものを探してたんだ。

そしたら土曜日の午前中というぴったりな状況があって、外は気持ちよく晴れていて、窓から暖かく陽が差し込んできていて、僕は靴下を脱いだ。

 

 


劇中で植草さんが言うように、幸せに鈍感になりがちだよね。僕だってそう思う。

 

今日は4日ぶりにまともな(かな?)記事が書けたことを〝それなりに幸せ〟としよう。

 


みなさんにもそんな幸せ、たくさんありますよね?

 

 

 

〈おしまい〉

 

 



 

🟧【番組後記】

 

完全復活! というのではないんだけど、そこまで無理をせずに執筆することができたのでこうして復活! となった。

上記のように、このドラマ『名建築で昼食を』のおかげだね。感謝したい。

 

まだ油断はできないけれど、徐々に以前のペースを取り戻していきたいと思っています。

 

毎日継続することくらいしか取り柄がないんでね。今のところ。

大切なものを失くさないようにしたい。

これまで散々、多くのものを失くしてきたんだ。もうこれ以上、失いたくないもんね。

 

まずは完全復活を目指して。

 

 




✳️ 2021.2.18  全体的に構成を少しずつリライト


〈次回お楽しみに〉

 

 

 

 

読むドラマ□『恐怖新聞』第4話 もしかしたら、もしかするかもよ【お試し?版】case88

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東海テレビ恐怖新聞

2020年8月29日(土) より放送スタート! 

毎週土曜 23:40〜  

記事は9月19日(土) 放送の第4話より

(注)放送時間は地域によってバラつきあるようです

 

【基本的に全編ネタバレ】

 
 

  2020年9月より更新時間変更!

『カステラ書房の毎日』

毎日カステラでタイム / 午後3時更新!

 その日の状況により多少変更になる場合もありますが、これまで通り毎日更新は継続します!

 

 

 

☆読むドラマとは?

 

やいのやいの言いながらドラマを見る感覚で、このドラマの面白さを一緒に語り合ってるように読んで楽しめるものである。

また、トークバラエティー番組っぽくやってるつもり(探り探り)でもある。

 

基本的にはドラマを先に観てください。

それと、ドラマを観るつもりもなかった方が、これを読むことによって「観てみよっかな」ってなってくれたら最高! なので、地味にそこも目指してる。






恐怖新聞』第4話


まずなんと言ってもこのドラマの原案がすごいよね。


1973年-1975年に週刊少年チャンピオンに連載されていた つのだしろう先生の漫画恐怖新聞が原作。

この〝恐怖新聞〟っていう題材だけですでにおもしろいよ。


漫画のことはよくわからないんだけど、ネットなどで調べるとその〝恐怖新聞〟っていうのは、結構一般的な新聞の体をなしていて記事ページが複数枚あるんだよね。まあ、テレビ欄とかはないんだろうけど。


一方、このドラマに登場する〝恐怖新聞〟はペライチで、しかも片面刷り。

表面にトップ記事がドンっと掲載されててその他の記事はないというね。これ、もはや新聞じゃないね。スタイル的には〝学級新聞〟みたいな感じではあるので、広義でいえば新聞といえなくもないか。



主演の白石聖さんは日本テレビ『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』(主演 清野菜名 2020年1月-3月)で、あのとんでもない佐島あずさ役をやってたもんね。


主演の経験も何度かあって、現在活躍してる注目の若手女優かな。



そもそも『恐怖新聞』を知らない人のためにざっくり説明すると、その新聞には受け取った人やその周辺の人、あるいはまったく関係のない人の〝死〟が予言のように掲載されているんだよね。


その新聞を見た人は100日寿命が短くなるということで、主人公・小野田詩弦(白石聖)の前に恐怖新聞を契約していた蜷川冬夜(猪野学)は、25歳という若さでありながら見た目はすでにおじいちゃんになってる。


恐怖新聞は契約者しか見ることができず、その他の人には白紙にしか見えない。で、その恐怖新聞の紙に名前を書くと契約は移動するということになってる。


蜷川冬夜の前の契約者は妹の蜷川春海(福地桃子)で、妹の身代わりになるために契約を移したのだ。



今話の冒頭でその蜷川が詩弦に電話をかけてきて、詩弦の隣に住む男に対して、「そいつは人間じゃない騙されんな。そいつの正体は鬼形礼。鬼形礼が恐怖新聞を届けてるんだ」という衝撃の事実が明かされる。


その電話のあとで詩弦は蜷川と会い、そこで蜷川から恐怖新聞の契約の移し方を聞かされる。さらに現契約者が死亡した場合、前の契約者に恐怖新聞は戻ってくるのだということも。



蜷川が詩弦と会った後、帰宅すると玄関前で待っていた刑事・篠崎林太郎(駿河太郎)に取り押さえられる。篠崎は恐怖新聞について蜷川から話を聞きたかったものと思われるが、蜷川はその場で血を吐き病院へ運ばれる。





◇詩弦のマンション


ベランダで洗濯物を干していると、隣の住人・片桐美沙(西村頼子)が息子・ともを の散髪をしている。


詩弦はその〝ともを〟とは初対面で、自分がこれまで〝ともを〟だと思っていた男は別人だったことに気づく。やはり蜷川の言うように、これまで〝ともを〟と思っていた男の正体は鬼形礼なのか? という流れ。



この鬼形礼を演じる坂口涼太郎さん。

フジテレビ『SUITS 2』(主演 織田裕二 )で八木田健太郎役を演じてるよね。こちらではコメディリリーフ的な存在としての出演。

やっぱりその特徴的なお顔からしインパクトがあり、振り幅がすごい俳優だ。





続いてのシーンがとても〝恐怖〟なんだけどさ。


たぶん大学の前なんだろうけど、そこで詩弦は友人・宮沢桃香(片山友希)とばったり会い謝罪する。前話(第3話)で恐怖新聞に掲載されていた殺人事件を未然に防ごうと桃香に協力を得たが殺人事件を防ぐことはできなかった。結果的に詩弦は桃香に目の前で三人の人が血まみれになって死ぬという場面に遭遇させてしまったのだ。桃香はその時の恐怖でトラウマになっていた。


その事を謝罪する詩弦だが、桃香は心ここにあらずといった感じ。

そこへ偶然訪れた松田勇介(佐藤大樹)に馴れ馴れしく桃香は声をかける。勇介は詩弦の恋人なのだけど桃香と浮気をしてる。それを隠そうとはしていない桃香と、恋人・詩弦の目の前で腕組みをする勇介。なんなんこれ? ってね。


桃香はあてつけだろうけど、勇介の態度がよくわからない。しかも勇介はめっちゃ誠実で、詩弦のことを真剣に思っているキャラだったからこの意味不明な変わりようが恐怖。





夜。

詩弦が地下道を歩いているとその壁に恐怖新聞が貼ってある。


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前話でわかったことなんだけど、恐怖新聞を受け取らないで見ないようにすることは不可能なんだ。その場で見ないと見るまでしつこく次々と現れるし、しまいには手荒なやり口で迫ってくる。場合によってはそれで命を落としかねない。したがってとりあえず目についたら見るしかない。





続いての恐怖は、詩弦が恐怖新聞の契約を移すためにとる行動。

自分の名前が書けるようになったと自慢する少女に、恐怖新聞に名前を書かせようとしたり、ウーバーイーツのようなバイトをしてる詩弦が、届け先のクレーマーに名前を書かせようとしたりする。いずれも未遂に終わるが、ここにも恐怖があるよね。


さらに母・小野田歌子(黒木瞳)も加わって、一般の新聞記事から犯罪者の選別をしだす。生きる価値のない人間を親子で選別している行為そのものが恐怖といえるシーン。


歌子「若くて長生きしそうな、悪党ね」

詩弦「ねえ。思ったんだけど、私たち今すごく怖いことやってない?」


歌子「いいの。人間、結局一番自分がかわいいんだから」


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そう言われてもねえ。納得できないし、素直に納得しちゃったらそれこそ〝恐怖〟

やっぱり納得はできてない表情の詩弦。



それにそこで候補を見つけたとして、大半は逮捕されてるだろうから「どうやってその犯人に会い、サインしてもらうのか?」という疑問は残る。



続いての恐怖は、篠崎刑事が疎ましく思っていた同僚刑事二人を、詩弦から得た恐怖新聞掲載情報により大型トラック暴走事故現場におびき出すという行為。それによって二人の刑事は事故に巻き込まれて死んでしまう。


直接ではないものの同僚刑事を二人殺してしまった篠崎刑事が、上司に二人の死について聞かれた時、「残念でしたねぇ」と平然と答えてる。その後も篠崎刑事が罪の意識を感じてるようなシーンはないという、消えてもらいたい人を消しただけのような描かれ方が恐怖。





このようにこの恐怖新聞では、その恐怖新聞にまつわる直接的な恐怖だけでなく、人間の恐ろしさみたいなものが随所に描かれてる。


演出に映画『リング』や『貞子』の監督・中田秀夫氏が携わっていることもあって、ジャパニーズホラー的要素も存分にある。

構成にはミステリー作品を数多く手がける小説家・乙一 氏の名がある。

で、原作がつのだじろう先生なんだからね。


この先も、何かあるかもよ。

って事で次回予告を紹介。





鬼形礼 第2形態⁈


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「まだ君の苦しみは終わってない」




桃香もモンスター化⁉︎


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「お前を一生呪ってやる」



次回予告がすでにおもしろい。


次回が第5話でしょ。このドラマは全7話なので、ここからの〝中だるみ〟はなさそう。一気にクライマックスへ突っ走るはずなので次はとても重要な回となるだろうね。



恐怖新聞

もしかすると、もしかするかもしれないよ。







☆あなたの家に恐怖新聞が届く⁉︎ キャンペーン

なにっ? このぶっ飛んだキャンペーン‼︎




※新聞をは郵便受けに入ります。届いても寿命は縮まりません だってさ。ならいいか。…いいのか?




〈おしまい〉




【番組後記】


9月に入って更新時間をカステラタイム / 午後3時に変えてから、一度も遅れがなかったのだけど、今回初めて遅れてしまいました。すいません。


さらっと書こうと思って恐怖新聞を初めて題材にしたのに、やっぱり書き始めると止まらなくなってしまい予定を大幅にオーバーしてしまった。


更新時間に間に合わせようと思えばできたけどさ。ちょっと遅れてでも、しっかり書いた方がいいかなと判断した。

結局は言い訳だけどね。



読んでもらえたら嬉しいです。



〈次回お楽しみに〉



 

 

 

 


読むドラマ□『メグたんって魔法つかえるの?』第8話 ナウマンゾウだぞ ナウマンブー! case87

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オープニング メグ

「お嬢さんの魅力をもってしたら お見合い相手もイチコロでございます!」

 

 

 

日本テレビメグたんって魔法つかえるの?

2020年7月12日(日) より再放送スタート! 

毎週日曜 深夜 2:05〜  

記事は8月30日(日) 放送の第8話より

(注)放送時間は地域によってバラつきあるようです

 

【基本的に全編ネタバレ】

 
 

  2020年9月より更新時間変更!

『カステラ書房の毎日』

毎日カステラでタイム / 午後3時更新!

 その日の状況により多少変更になる場合もありますが、これまで通り毎日更新は継続します!

 

 

 

☆読むドラマとは?

 

やいのやいの言いながらドラマを見る感覚で、このドラマの面白さを一緒に語り合ってるように読んで楽しめるものである。

また、トークバラエティー番組っぽくやってるつもり(探り探り)でもある。

 

基本的にはドラマを先に観てください。

それと、ドラマを観るつもりもなかった方が、これを読むことによって「観てみよっかな」ってなってくれたら最高! なので、地味にそこも目指してる。

 

 

 

 

☆過去記事、第6〜7話はこちら

castella-a.hatenablog.com

castella-a.hatenablog.com

 

 

 

メグたんって魔法つかえるの? 』第8話

 

〝お嬢〟こと岩崎たまえ(池谷のぶえ)がお見合いする事になったという話で始まる。



〝メグたん〟こと遠山恵(小嶋陽菜)は、「お嬢さんの魅力をもってしたら、お見合い相手もイチコロでございます!」とお嬢を励ますが(冒頭の画像)、〝先生〟こと鴨下おさむ(ムロツヨシ )は「それがそうもいかんのだよ。メグたん」と言う。

 

 

先生「我々も何度か期待していたものだが、お嬢はこれまでお見合いを100回以上も失敗しているのだ」

 

 

「なんなのでしょうか、その原因は?」とメグたんが聞くと、先生は「それを今からお見せしよう」と、お見合いコントを始める。

 

 

先生「たまえさん、ご趣味は?」

お嬢「趣味と言う趣味はございません」

 

先生「何かあるでしょう。韓流ドラマをついつい見てしまうというのも趣味といえば趣味ですよ」

お嬢「見ませんわ」

 

先生「何か集めてませんか? ペットボトルのキャップとか」

お嬢「集める癖もございませんのよ」

 

先生「何かあるでしょう。鼻歌をついつい口ずさんでしまうとか。それ立派な歌好きですよ」

お嬢「鼻歌は全然歌いません」

 

先生「ついつい猫の物真似をしてしまうとか」

お嬢「ないなあ」

 

先生「部屋の中を目的もなくぐるぐるぐるぐるついつい回る」

お嬢「回らない」

 

先生「寝てる時、ついつい必ず足がつる」


お嬢「(ブチギレ)なに言ってんだよ、てめえはよう‼︎  趣味なんかねーつったらねーで良いだろうがよぉ‼︎‼︎ 世界にはな趣味なんてねー人間だっていいんだよぉ〜」


メグたん「お嬢さん! 落ち着いてくださーい!」

 

ブチギレたお嬢がさらに続ける。

お嬢「ついつい猫のものまねするやつがどこにんだよぉ‼︎ おーーい!」

 

ブチギレっぱなしだったお嬢がここで一旦冷静になる。

 

お嬢「あ〜気持ちいいお湯だったニャー。あっ、ちょっとビールでもニャン。(冷蔵庫を開ける仕草)ガッチャ、ニャーオ。はい飲みましょ、プシュ、ニャニャー。ゴク、ニャン、ゴク、ニャン、ゴク、ニャニャニャ、(ブチギレ)どこにいんだ‼︎ こんな奴がどこにんだ‼︎ 言ってみろ‼︎‼︎」

 

メグたん「お嬢さん、落ち着いて‼︎」

 

お嬢「あ、私。なにを…」

我に返りブチギレたことは記憶にないお嬢。これにより、いつもお見合いに失敗するのだと語りお嬢は涙する。

 

 

 

 

 

 

◇ろくでも荘 台所

 

「よし! おいしい料理でお嬢さんを元気付けよう!」と、メグたんは料理に取り掛かる。

 

いつものようにとんでもない料理を作ってしまい、自分でも「またも、得体の知れないものが…」とつぶやくメグたん。自力では無理なので魔法を使う。

 

 

 

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「セレブコセレブ オヤセレブーー!」

 

最近「◯◯ブーー!」という呪文が多い傾向にある。

魔法により料理が出現し、すぐに二階の各部屋にいる住人に階段下からメグたんは声をかける。

 

 

ちなみに背景代わりのときにはこれが多用される。

 

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 画面いっぱいにメグたんが横切ると次のシーンに移行してる。


 

 

ろくでも荘のみんなで夕食。

 

ヒロト〟こと成瀬寛人(中村倫也)が、またもやお嬢のお見合いの相手役を名乗りでる。

 

 

ヒロト「お嬢さん。休日はどのような過ごし方を」

お嬢「散歩とかですかね」

 

ヒロト「いいですね、散歩。どれくらい歩くんですか?」

お嬢「いや近所をぶらぶらする程度ですけど」

 

ヒロト「ぶらぶらっていうと2キロくらいかな」

お嬢「(ブチギレ)って! 距離関係ねぇじゃんかよぉー‼︎ 散歩は散歩だろうがよぉ! 散歩が距離決まってんのか! 42.195キロ歩いたら散歩じゃねぇのかよぉ‼︎‼︎」

 

 

またもやブチギレたお嬢を〝ガッテン〟こと江田剛音尾琢真)が取り押さえる。

 

先生「いや、いけない。お見合いが近づくにつれ気が立ってきている」

ガッテン「まったくどうでもいいことでキレるようになってきている」

 

 

そんなお嬢にメグたんは魔法をかける。

 

 

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「ビビデブバビデブ ブブブブブーー!」

 

やっぱり「◯◯ブーー!」率が高い!

 

 

お嬢が絶対に怒らない魅力的な女性になる魔法をかけたのだと、いつもメグたんは自らバラす。

それで、「メグたんって魔法つかえるの?」という先生のいつものくだり。

 

 

メグたんの魔法により、妖艶な大人の女性とか不思議ちゃん風なぶりっ子とかにキャラ変をさせられるお嬢だが、どれも異常すぎて解決にはなりそうもない。

 

 

そこでメグたんが、「こうなったら、やるしかない!」と気合いを入れて最後の魔法をかける。

 

 

 

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ナウマンゾウだぞ ナウマンブーー!」

 

文字起こししてて、これほどまでに意味不明な言語が連発されるドラマは、今のところコレしかない。「セレブコセレブ」とか「ナウマンゾウだぞ」とか、どういうこと?

 

 

で、この魔法によりお嬢はこんな姿になる。

 

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これはもう、ブチギレる癖を治そうとかいうこれまでの流れを一切無視したボケ、なのか?

 

兎にも角にもメグたんによると「今からお嬢様は見ている男性方に、とってもナイスバディに見えるのです」という魔法らしい。

 

 

これが大オチであとはもう、いつものパンチラなのでこれまでとする。もうこれ以上、バカバカしくてついていけないよ(褒め言葉)。

 

 

 

〈おしまい〉

 

 

 

【番組後記】

 

様々ある「読むドラマ」シリーズで、明らかに異質な『メグたんって魔法つかえるの』の回。

自分でもこれを何故やってるのかわからなくなる時があるけど、ドラマを視聴する理由と同様に頭をからっぽにできるのが気に入ってる。


このバカバカしさについてもまた機会があれば話したい。



毎話、メグたんの魔法の呪文について記述してるのは、おそらくこの『カステラ書房の毎日』だけ。

 

それがTwitterはイマイチだけど、Googleからの流入が多くみられる理由の一つかもしれない。その検証も続けていきたい。ではでは。

 

 

 

〈次回お楽しみに〉

 

読むドラマ □『名建築で昼食を』第5話 目黒区総合庁舎【お試し?版】case86

 

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大阪テレビ『名建築で昼食を

 2020年8月16日(土) スタート!

毎週土曜 深夜 0:56〜

記事は9月12日(土) 放送の第5話より

 

 

【基本的に全編ネタバレ】

 

 

  2020年9月より更新時間変更!

『カステラ書房の毎日』

毎日カステラタイム / 午後3時更新!

 その日の状況により多少変更になる場合もありますが、これまで通り毎日更新は継続します!

 

 

 

 

☆読むドラマとは?

やいのやいの言いながらドラマを見る感覚で、このドラマの面白さを一緒に語り合ってるように読んで楽しめるものである。

また、トークバラエティー番組っぽくやってるつもり(探り探り)でもある。

 

基本的にはドラマを先に観てください。

それと、ドラマを観るつもりもなかった方が、これを読むことによって「観てみよっかな」ってなってくれたら最高! なので、地味にそこも目指してる。

 

 

 

 

 

☆過去の記事、第4話はこちら 

castella-a.hatenablog.com

 

 

 

 

 

『名建築で昼食を』第5話

 

 

このドラマは毎週土曜の深夜に放送されてるけど。

土曜の朝に観るのが気に入ってる。

民放公式テレビポータル「TVer」での見逃し配信の期間は放送から1週間。

 

したがって、ちょうど期間終了の日の朝に観るのが最近のルーティンになってる。

 

「昼食を」っていうくらいなんでね。朝からお昼前の午前中のまったりした時間帯がベストタイムかな。

 


 

「綾子と初めてカフェの話をしたのは確か大学2年生の時だ。お互い純喫茶のレトロ感が好きでいつか一緒にこんな店を作りたいよねと盛り上がった。まだ、ただの夢物語だったけど」

 

「お互い社会に出ていろんなことがわかってくると、このまま今の仕事でいいのかなと思い始めた。仕事は嫌じゃないけど自分たちで何かをやってみたい。そして再びカフェ熱に火がついた」

 

「今度は現実的だった。私たちは大人になっていた。多少のすれ違いは飲み込んで、私たちは前に進んでいる」

 



 

ここでオープニングとなる。

第5話 目黒区総合庁舎

 

 

割と長めな春野藤(池田エライザ)による、現在の状況説明的な語りで始まった今話。

 

藤は友人・山口綾子(小川紗良)とのカフェ開業の準備に追われてる。

いろいろとやらなきゃならないことも多いし、考えなきゃならないこともいっぱいだ。

 

 

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「う〜ん、時間がない! どうしよっかなあ」と、ノートパソコン開いてやっていた作業を中断し、ソファーに寝っ転がって足をバタつかせてる。やらなきゃならないことがありすぎると、こうなっちゃうよね〜。で、「コーヒー飲も」だってさ。

 
 
 

植草千明(田口トモロヲ)は散歩の途中で花を咲かす雑草を見つけて写真を撮ってる。

すると自転車に乗ったお巡りさんが通りかかって職務質問されるというね、以前にも見たようなシーンが繰り返される。


 

このあと植草さんは行きつけの喫茶店で「僕のどこにあやしい要素があるってんだ。ねえマスター。どう思います?」と聞くが、マスターはそれについては直接答えないという配慮をみせてた。大人の気づかい。

 


その喫茶店にいる植草さんに、初めてじゃないかな? 藤の方から名建築めぐりのお誘いメールがくる。「手のかかる弟子だ」と言いつつもうれしそうに見えた。

 

 

 

 

 

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藤が行きたかった名建築は目黒区総合庁舎。

その設計者は、「昭和の建築界を牽引した村野藤吾」。目黒区総合庁舎はかつては保険会社だったと解説する植草さん。

 

 

 

 

庁舎内を見学する二人。いつものように時折、その建物に詳しい人からの解説もある。

 

植草「しびれるよね。この曲線が描き出す美しさ」

「不思議」

 

植草「さすが〝階段の魔術師〟といわれた村野藤吾だ。う〜ん」

 

「えっ、浮いてる?」

植草「ように見えるでしょ? 浮いてるようなイメージで作り上げた階段なんだよ。あそこの中央の柱で、吊り階段のように見せてる。浮遊した階段のようなイメージ」

 

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「不思議〜」

植草「すごいよね」

 

 

これでもかってくらいにこの階段を様々な角度から見せてくれる。たしかに藤の言うように「鉛筆で描かれたような」曲線は不思議で、かつ魅力的だ。

 

 

途中で気づくと「これドラマだったな」って思ってしまうほどに見入ってしまう。

 




この庁舎には茶室があって、特別に見学をさせてもらう二人。

今回はその茶室で植草さんが持参したフルーツサンドでの昼食となる。

 


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あの断面が美しい、果物が丸ごと入った分厚いやつね。

そんなにうっとりと目つむる? と言いたくなる藤のうっとり顔。

 

 

ここで藤は友人とカフェを開業しようとしてること、その準備のために仕事を辞めようと思ってることを、自営業の先輩・植草さんに相談する。

 

「仕事しながらでもカフェはできるんじゃないかな」と答える植草さん。

 

 



植草「今の仕事、おもしろい? カフェをやりたいのは今の仕事からの逃避じゃない? よく考えた方がいいよ。自営業やってると自分じゃどうしようもないことたくさんあるから」

 


藤(心の声)「意外だった。賛成してくれる。背中を押してくれると勝手に思い込んでいた」

 



すごく現実味あふれることを言うんだよ、植草さんは。

この発言に関してはドラマチックさのかけらもない。でも、何か今後展開があるんだろうね。

 

藤の方はやはり、そんなふうに思っちゃうよね。

 

 

 

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この日は、また藤の部屋で綾子とカフェ開業の打ち合わせをするけど、ちょっとした言葉のかけ違いでけんかでもしてるみたいな微妙な空気になり、綾子は部屋を出ていった。

 

 

 

「ずっと飲み込んでいた2人の間のすれ違いが、突然溢れ出てしまった」という藤の語りで終わり。今回はぬか床は登場しない。

 
 
 

〈おしまい〉

 

 

 

【番組後記】

 

この『名建築で昼食を』の「読むドラマ」をきっかけに、新しい構成を模索してる。


前々から考えてたんだけど。割とあっさりとね。そこまで深く内容には触れないで、それでいてある程度は伝わるようなものを書きたいなって。

ついつい長文になりがちなんで。


でもね。長文なやつほど人気があるという側面もあるから、いろいろなパターンで試してみたいと考えてる。


というわけでこのドラマに関しては〝意図的にあさっさり〟版みたいになってる。



 

 

 

〈次回お楽しみに〉