カステラ書房の毎日

webで小説やエッセイを書く〝阿倍カステラ〟の勤務先。それが『カステラ書房』。今日もひっそりとオープン‼︎

バス乗りとしての心得と、カランコエじゃない花


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朝の気温3度。

昨夜寝たのが深夜2時を過ぎてたのに、あまりの寒さに早朝6時過ぎに目が覚めた。


僕は「あたたかい」ことに幸せを感じる。

そんな話をこのブログでもしたことがあるのだけど、そんな僕からしてみれば寒さで目が覚めるというのは、とてつもなく不幸に感じることだ。


藁にもすがる思いでエアコンをつけてみたが、やはり彼には暖かい風を送るつもりはないらしい。外気温が低くければ低いほど、彼の送る風の温度も低くなる。きっと彼はエアコンとして生まれてくるべきではなかったのだ。

「あんた、エアコンだろ? 」と言いたくもなる。少しあたまにきながら一か八か送風ボタンを最大にしてみた。風が大きくなればなるほどにわかる。その風が暖かくないことを。しかもとんでもなく馬鹿でかい音がしだしたのですぐに切った。暖かくもしてくれないのに、うるさいってどういうこと? と思う。


寒さにたえきれず、新品のカセットコンロを箱から取り出し、昨夜買った小さなフライパンでお湯を沸かすという暖の取り方を試みる。エアコンとは比べものにならないくらいに部屋が暖かくなった。税込み400円足らずで買ったフライパン。料理に使われるまえにこんな事に利用されるなんて思いもしなかったろう。



僕の住んでるところは便利なところで、バス停も歩いて2分もかからないところにある。

今日(2/6)は特別に寒かった。昼前に家を出てバス停で寒風にたえながらバスを待つ。バスの時間を調べて出かけるというテクニックを僕はまだ習得していなかった。何事もチャレンジだ、とバスの時刻表をiPhoneのカメラにおさめた。



昨日(2/5)はとくに歩いた。

ここ最近、歩くことが多かったがそんな中でもダントツだった。

iPhoneはおせっかいだ。要求してもいないのに一日の歩数を知らせてくれる。おまけに「先週よりも多いです」とか、「先月にくらべてーー」とか、おせっかいも度を越してる。


ちなみにダントツに歩いた昨日は15825歩だった。多いのだろうか? その内の半分弱はバスを乗り間違えたせいだ。その事に気づき急遽降りたバス停から乗りかえるなんて芸当、僕にはできなかった。そこから僕は、そこまでバスに乗って進んだ距離と同じくらい歩くことになった。


どうやら僕は「バス乗り」には向いていないようだ。

今日乗ったバスも目的地に近づくことなく逆に離れてしまって、知りもしないバス停で降りることとなった。結局、最初から歩いて行けたんじゃないだろうか? と思える距離を歩くハメになった。バスの運転手の横のあの箱に入れた小銭が恨めしい。


やはり僕にはバス乗りは向いてないのだ。

「バス乗り」という職業はバス運転手と違って、バスに乗る人のことを言う。「船乗り」みたいなことだ。しかし船乗りとは違い、バス乗りに給金はない。たまに僕のように無駄に支払うことはあっても、もらえることはない。どんなに頑張ってバスに乗ったとしても10円玉一枚とて、もらえないのがバス乗りのかなしい性だ。


お昼を過ぎた頃、一つめの用件が済み次の目的地に向かう。次は到底歩いていける距離じゃない(過去に歩いたことはあるが)。「バス乗り」としては、バス移動を迷わず選ぶことになる。バス停で時刻表をみると、出発地点のバス停とは比べものにならないくらい本数が多くて、どれに乗ればいいのか? その選択は極めて難易度が高い。すでにバスを待ってる「バス乗り」たちがベンチに座ったり、建物の壁に身を隠すように立ってたりする。僕は彼ら「バス乗り」に、己の未熟さを悟られないよう、読みもできない路線図を見るふりをして、自分が乗るバスを一か八かで選択する。無論、バスが到着してからバス運転手にたずねるのは野暮だ。なんとなくそれっぽい地名から連想して選ぶ。それが僕のバス乗りとしてのやり方だ。


到着したバスに乗り込み最初の赤信号停止時に両替をする。運賃がいくらになるかなんて再来年の株式相場を予想するくらい難しい。どんな金額が表示されてもすぐに支払えるよう準備する。

しばらく走ると案の定、バスは目的地へ向かう道から逸れた。僕はそれに気づいた瞬間に降車ボタンを押した。昨日の反省から習得したテクニックだ。昨日はバスが道を逸れた時に「どうしようか? 」と迷い判断が遅れ、7000歩も余分に歩くハメになった。バス乗りには瞬時の判断が大事なのだ。


二つ目の用事を終えて帰りのバスに乗ろうと時刻表を見たら、夜は圧倒的に本数が少ない。次のバスは一時間後!こりゃあ待ってらんないな、としぶしぶ歩くことを決意。寒さに負けそうになりながら、とぼとぼと歩いていると背後から迫るバスを発見! 時刻表に載ってなかった〝かくれバス〟があったのだ。だいぶ歩き進んでいたのだけど偶然にも目の前に次のバス停が見えた。「ラッキー」と喜んで駆け足してバスを待ち構え乗り込んだ。だがしばらく走るとそのバスが不審な行動に出た。またもや僕が思い描いていたイメージとは別の道に進み出したのだ。慌てて降車ボタンを押す(本日二度目)。「なにやってんだか」



少し余分に歩くハメになったが部屋に戻ると、ベランダに出してたカランコエが寒そうにしてた。部屋も寒いが外よりはマシなので、中へ入れる。

でもこれ、カランコエじゃない。買ったところにもう一度行って名前を見ないと、育て方とか調べないといけないからさ。



今回はバスの話が長すぎて、バスの話で終わるのを避けるために、取ってつけたように「暫定的にカランコエと呼んでる花」の話を交えてみた。


さて、今日の歩数は11326歩だったらしい。だからどうした?iPhoneくん。