カステラ書房の毎日

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レイモンド・カーヴァー著、村上春樹訳『ささやかだけれど、役に立つこと』を思い出したドラマ『アンナチュラル』第1話、それとコロナウィルス


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「そんな気分じゃないから食べるんです」

「なんで美味しいんだろう、こんなときに」



恋人を亡くした女性(山口紗弥加)に三澄ミコト(石原さとみ)があんぱんを差し出すシーン。

「そんな気分じゃないです」と一度は拒んだ女性と二人して、夕焼けを背に橋の欄干にもたれてあんぱんを食べてる。


レイモンド・カーヴァー著、村上春樹訳『ささやかだけれど、役に立つこと』を一瞬思い出した。パン屋のおじさんが子供を亡くした夫婦にコーヒーと、焼きたてのパンを食べさせる場面。パン屋のおじさんはものを食べることの重要性を説き、「それはささやかなことですが、助けになります」と温かい言葉をかける。



コロナウィルスによる被害が日本、いや世界で拡大している今日。それを予知していたかのような内容のドラマ『アンナチュラル』第1話を観た。現在の状況を踏まえて制作されたかのようにも感じてしまうそのドラマは2018年に放送されたもの。現実と重ねて観てみると、このドラマの魅力である〝リアリティー〟が証明されてるように思える。特殊分野すぎるし専門的なために難しいワードが多く、それが〝リアリティー〟だとしても、逆にリアルを感じることができない場合もあるかと思うが、今回のコロナウィルスのように実際に体感してからだと緻密な脚本の素晴らしさに気づけたりもするんだな、と。あらためて脚本家・野木亜紀子さんのドラマは名作ぞろいだなって感心するね。


それで、3話分立て続けに『アンナチュラル』を観た。もちろん石原さとみ好きという理由があってこそだけど、ファンとしては『失恋ショコラティエ』や『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』のような自由奔放キャラが好みだけどさ。『失恋ショコラティエ』なんて最高だった。



それと、アニメ『SHIROBAKO』を続けてずっと観てる。20話まで観たところだ。もう完全にハマったね。



気持ちがなかなか上を向かない状況が続いてるんで、こうして観たいものを観ながら少しずつ良くしていきたい。

今はそれくらいしかできそうにない。