カステラ書房の毎日

webで小説やエッセイを書く〝阿倍カステラ〟の勤務先。それが『カステラ書房』。今日もひっそりとオープン‼︎

『ポリス・ストーリー / 香港国際警察』は何度観ても面白い痛快なアクション映画だね


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☆したむきちゃん☆




 パーティー会場に乱入して君を救い出す夢を見た。

 威勢よく飛び込んだまでは良かったが、会場に君の姿はなかった。


 パーティー会場のテーブルにはたくさんの料理が並べられていたのだけど、少しばかり不自然なものが置かれている場所に目が止まった。


そこには『いつか、この日のために』にという商品名の食パンが陳列されていた。

 その食パンはスーパーによくあるような商品に似てて見たところ一斤五枚切りでパッケージされているが、『いつか、この日のために』なんて食パンをこれまで見たことがない。その食パンの変わった商品名に釘付けになってしまい、君を救い出すためにこのパーティー会場に乱入したことも忘れて僕はその食パンを手に取った。

「どこのメーカーだろう? 」

パッケージをよく見て製造元を探す。大きく表記された『いつか、この日のために』という商品名の下に小さく『たとえば毎日、このパンを食べたとして』とあった。「なんて文学的なんだろう」

続けてパッケージの底に近い場所に更に小さい文字で遠慮がちに「パン工房 コムギノカオル」とあった。


ごきげんよう

 真っ赤なドレスを着た二十代後半の若い女性に声を掛けられた。「あなた、記者さん? 」

 僕はその若い女性が一瞬、テレビドラマでいつも主演を務める人気女優に見えてあたふたしたが、その場を取り繕うために「ええ、まあ、」と曖昧に返事した。彼女はクスッと笑って、出来損ないの作品に褒めるべきところを探すように僕の頭の天辺から足の爪先まで視線を這わせた。残念ながら褒めるべきところが見つからず彼女は僕に、捨てられていた子猫を見つけてしまった時の困った顔で愛想笑いをした。


「悪いけど……」

 そう言われてドキッとした。僕は彼女にはっきりと「褒めるべきところが見つからなかったわ」とでも言われるのではないかと覚悟した。彼女はノースリーブから露わにしてる左肩を右手で優しく撫でながら「このパーティーは関係者さん以外お断りなの」と言った。



 僕はいつも食パンは六枚切りを買う。それはなぜだろう。これといって理由はなく習慣になってるのだ。来月から六枚切りが廃止されて五枚切りになったとしても何ら困りもしないのに。別に五枚切りなら五枚切りでいいのに。



◇◇◇



昨晩は動画配信アプリ「GYAO!」で映画『ポリス・ストーリー / 香港国際警察』を観た。もう何度か分からないくらい観たけど、何度観ても面白い映画だ。ノンストップ・アクションというのは、こういう映画を言うんだと思う。途中まで吹替え版で観てたけど、クライマックスに近づくとジャッキー・チェンの声を聴きたくなって字幕版に変えた。日本人にとって声優・石丸博也氏はジャッキー・チェンの声の人とも言うべき人だけど、熱のこもった演技などはやはり(直接理解できなくても)本人の声を聴きたい。


気持ちが沈んでいた夜に、すっきりするような痛快なアクションで、嫌なことも忘れて眠れた。


その結果なのか? 見た夢が冒頭に書いた内容のもの。

なんだか続きが気になるようなストーリーだった。