オープニングトウマ
「そっか。じゃあ、金かダイヤが入ってるかもしれないね」
□TBSテレビ『SPEC 一挙放送SP』
6月11日(木) から6月25日(木) にかけて再放送中。記事の内容は第6話より
【ネタバレの可能性なくは無い】
い〜や、「なくは無い」どころか、結構ある。
でも、あらすじをすべて取り上げてる訳ではない。
前日、6月25日(木) は久しぶりに一日二回更新!
◇阿倍カステラの「テレビ買ってよ」ep8 ギャラクシー賞受賞記念『太田伯山』
を、公開してるので良かったらどうぞ。
阿倍カステラの「テレビ買ってよ」episode 9は、前回(ep7 )に引き続き、「禁断の『SPEC』はじめました(その己)」をやりますよ。
今更なんだけど、この『SPEC』の再放送って週一じゃなくて、『中学聖日記 特別編』と同じく平日ずっとやってんだね。どうりで記事に取り上げるペースが早いわけだ。途中から始めたもんだから、そこらへん気にしてなかった。
もう乗りかかった船なんで、最終話まで船を降りられない。
そんな大海原を航海中の筆者がお送りする『SPEC』を題材にした通学路通行禁止の寄り道トークバラエティー。とくとご覧あれあーれ。
◇里中貢のマンション
「なんだとこの魚顔! 」と瀬文に怒鳴られ、ショックを受ける当麻紗綾(戸田恵梨香)。
「魚顔ってあだ名だった。ちょーウケる。魚ちゃん、魚ちゃん」と、瀬文が大人げなく当麻をイジる。怒りが限界に達した当麻は「ギョギョ」っと奇声をあげて瀬文の顎に回し蹴りをヒットさせる。やはり TBSなだけに、K-1 WORLD MAXシリーズ黄金期に魔裟斗が繰り出していた蹴りだ。
当麻の蹴りでぶっ倒され背後の本棚に背中を打ちつける瀬文。本棚から本が大量に床に散らばる。
蹴りが決まり、してやったり顔の当麻にキレた瀬文はまたもや大人げなく、というか子どものように床に散らばった本を手当たり次第に当麻目掛けて投げつける。
何冊もの本が自分目掛けて飛んできてるのにそれを避けようとはせずに
当麻は空中で開いたページを読んでいた
しかも飛んできた本すべてを読んで、 からの〜
「いただきました」
本が空中を舞ってる時。
あれ? もしかして、これ来るんじゃない? キターー的な、定説をくつがえす場所と時間帯(放送時間)を無視した想定外の「いただきました」
という訳で今回は、ここでタイトルコール
当麻 紗綾の本日も「いただきました」でした。
◇コーナーはここで終わりですが、上記の話はまだ続いています。
里中貢(大森南朋)は前話のラストで何者かによって射殺された。里中の死には不審な点があるため里中のマンション内を調べていた二人。そこにあった本棚の本は里中の物ではないと当麻は言う。
「この本、古く見えるけどつい最近印刷されたものばかりです」
誰かが里中の持ち物を押収して、代わりに新しいものを置いたとの答えを導き出した。
さらに、里中がこの部屋に犯人の手がかりになるメッセージを残してるはずだと当麻。
必死に部屋中を探す瀬文。ソファーに座ったまま何もしない当麻。
この部屋にはメッセージなどそんなものは見当たらない。
「おまえがここにあると言ったんじゃねぇか」と怒り、当麻の頬をつかみ上げる瀬文。
泳げたいやきくんみたいになった当麻(魚顔だけに)
「まあまあ、じゃあここでクイズです。この部屋にいつもあるけど、今はここに無いものなあんだ」
(答え)
今はここに居ない、先程病院へ向かった里中の妻の元へ急行する二人。
有村架純の「温故知新」
『中学聖日記 特別編』放送終了につき〝聖ちゃんロス〟になってる皆様に提案する「聖ちゃんで空いた心のスキマは雅ちゃんで埋めましょう」企画。
喪黒福造氏に代わりまして、僭越ながら筆者がやらせて頂きます。いえいえ、お代は頂きません。毎度お決まりでやってるもんで。はい、「ドーーン ‼︎ 」
おやおや、今回は「ドーーン‼︎」を太字にしましたね。余計なお遊びしてると、読者はついて来てくれなくなりますよ。ボーホッホッ。
「志村美玲さんとその彼氏が野暮用ということでお越しです。それでははりきってどうぞ」
その二人とは、志村美玲(福田沙紀)と当麻の元カレ・地居聖(城田優)。 ん? 聖? い〜や、まさか。「ひじり」ではなく「さとし」だ。
二人が〝野暮用〟だったからか、いつもより砕けた感じの報告だった雅ちゃん。お決まりの「はりきってどうぞ〜」もどこかフランクで力みが無かった。
志村美玲の要件が終わり帰り際に付き添いの地居が「後で電話する」と言うと、「するな」と当麻。それに倣って雅ちゃんも、
「後で電話する」と語尾にハートマークを付けたくなるような言い方
〈おまけ〉
「きゅん」なのか「うん」なのか聞き取れない恋にときめく乙女みたいな返事をする野々村係長。
カレーうどんのように 熱い戦いが、そこにはある
火から下ろしてもまだグツグツ煮えたぎるカレーうどん。見た目が悪いのは当麻流?
当麻が瀬文に引き続き頑張りましょうとカレーうどんを食べるよう勧める。
「体力付けてください」と当麻。
先輩の死に直面し、その先輩の娘を救う(難病を患っている)手立てを失った瀬文は精神的に参っている様子。当麻に勧められるままにカレーうどんを口にする。
瀬文「まずい」
当麻「あん? 」
瀬文「しょっぱい酸っぱいそのくせ甘ったるい! 」
「なんだとこらぁ、表出ろこのやろう‼︎ 」と威勢よく席を立ち瀬文の元へ。
瀬文の後頭部を掴み、有ろうことか煮えたぎるカレーうどんの鍋に顔を突っ込ませる。
ダチョウ倶楽部も真っ青なリアクションで熱さに悶絶する瀬文。この後当麻は、K-1 WORLD MAXシリーズ黄金期の魔裟斗でも何度も苦汁をなめさせられたアンディ・サワーが相手のように瀬文にボコボコにされた。
朝の挨拶は「おはようサンテレビ」
出勤して来た野々村係長が「おはヨークシャーテリア」と朝の挨拶。それに対して「おはようサンテレビ」と当麻。挨拶すらせず無言の瀬文。
おそらく徹夜で業務をしていた二人。
「もうそんな時間か」とキャリーバッグからボトル入り蜂蜜を取り出して、グビグビ飲む。
「糖尿病なら即死だな」
その姿に恐れ慄く野々村係長。
ま、まさか、と思ったけど、やっぱり。飲み干してた。これ結構な量だよ。
ま、まさか、と思ったけど、空の蜂蜜ボトルで今回は終了。
お疲れサンテレビ。
〈おしまい〉
【番組後記】
「禁断の『SPEC』はじめました」シリーズも大好評で(カステラ書房 調べ)、ノッて来てる感じがする。
だけど始めて読んだ方には、今回の「当麻紗綾の本日も「いただきました」」のコーナーは変則的でわかりにくかったかなと思う。でもあれは仕方ないね。ドラマが変則的だったんだから。こちとらそれに沿うしかない。
それともう一つのレギュラーコーナー、「有村架純の「温故知新」」で、最初に喪黒福造ネタを毎回入れてるんだけど、世代的にどのくらいの人に理解してもらえてるのかが心配。喪黒福造って知ってますか?
この間、『太田伯山』のゲストに納言がでた回で納言・安部さんの事を太田さんが「喪黒福造に騙される人」と表現したのがずっと頭に残ってて、それで使ってみてるんだけど。なんなら別のものを探した方がいいかもね。
では、また次回に。