カステラ書房の毎日

webで小説やエッセイを書く〝阿倍カステラ〟の勤務先。それが『カステラ書房』。今日もひっそりとオープン‼︎

読むドラマ □ case34 『私の家政夫ナギサさん』第4話 【お試し?版】

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□TBSテレビ『私の家政夫ナギサさん

 2020年7月7日(火) スタート!

毎週火曜 22:00〜

記事は7月28日(火) 放送の第4話より

 

 

【基本的に全編ネタバレ】

 

 

 

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〝日替わり〟と言いつつ、最近は新ドラマスタートが相次いでいて読むドラマ シリーズに偏ってしまってはいる


なんなら一気に書いてしまえないものか、と無謀にも挑戦中! それでまた偏るという悪循環が起きている



第5話は今夜放送




第4話にして唐突に読むドラマで扱ってみることにした『私の家政夫ナギサさん』


僕は普段、記事を書く書かないは関係なく読むドラマで扱ってるドラマ以外にもたくさんのドラマを視聴している。そりゃあもう、令和きってのドラマウォッチャーなんで。

この『私の家政夫ナギサさん』も然りで、毎週欠かさず視聴している。


ほんとうは第1話から読むドラマで扱う予定にはしてたんだけど、あまりにスケジュールがいっぱいいっぱいになってたもんで断念した経緯がある。現在もスケジュールの方は相変わらずというか、より過酷になってるけど、このタイミングで〝お試し〟的に執筆してみようかって思い立った。

それに、今日は第5話の放送日だから、今しかないタイミングでもあった。


そんなわけでやっちゃうよ。


とにかく、一緒にやいのやいの言いながらドラマを観る感覚で読んでもらえたら最高です




『私の家政夫ナギサさん』第4話


前回・第3話で家政夫として鴫野ナギサ(大森南朋)と正式に契約した相原メイ(多部未華子)。

「なんだかいろんな事がすべてうまくいくような気がする」と気分上々で家を出たが、その数秒後この表情。



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メイ(心の叫び)「うわあ〜〜っ、しまった〜」

表情以上に内心、かなり狼狽している。そのことがこの叫びでわかる。


これまでバレないようにコソコソと隠れてきたけれど、今朝はそれを忘れて、同じ階の隣に住む田所優太(瀬戸康史)と鉢合わせしてしまう。


驚く田所に合わせて、咄嗟に驚いた様子を演じるメイがしらじらしいくて笑える。

これまで隣に住んでることをバレないようにするために、ついてきたいくつもの嘘の辻褄を合わせるためにまた嘘をつくメイ。


ナギサさんのことも隠しているので、その件についても嘘が増える。

メイ(心の声)「あ〜神様。こんな嘘つきな私をお許しください」


「お隣って事は、これからも気軽に情報交換ができますね」という田所に対し、メイは「(心の声)いや、家に帰ってまでライバルと仕事の話なんてしたくないし」


メイ「でも、一応ライバル会社だし同じマンションから出てくるの会社の人たちに見られたら、同棲してると思われてまずいですよねえ」

田所「そうですか? 僕は相原さんとなら光栄ですよ。あっ、すみません。相原さんは迷惑ですよね」

メイ(心の声)「はい、いろんな意味で」

メイ「田所さん、お隣同士という事は秘密にしませんか? 」

田所「はい、わかりました。じゃあ、これは二人の秘密にしましょう」



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メイ(語り)「28歳の私に巻き起こる波乱はまだまだ収まる気配がありません」


この短い〝語り〟ひとつとっても個性的なんだよな。その独特な言い回しというか、感情の込め方が。


それとメイの視線の先、田所のシャツの背中にはドラマタイトル『私の家政夫ナギサさん』の文字が。


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これってTBSテレビ『凪のお暇』(主演 黒木華 2019年7月-9月)でも見かけた手法。なんでもドラマ制作チームが同じなんだって。



仕事の後に会社の仲間とちょっとした飲み会の予定が入ったメイ。内心今日はナギサさんが来る日なので帰って夕食にしたかったけど、ナギサさんには帰りが遅くなります、と連絡する。その際に、飲み会では食事は軽めだから〝ジャンクかつヘルシー〟な夜食をとちゃっかりお願いをする。





◇相原メイのマンション


その飲み会が終わり帰宅したメイは、まず今朝の出来事をナギサさんに話す。ライバル会社の田所さんに隣に住んでいる事がバレた件だ。

あと、嫁入り前の女が家政夫を雇ってるなんて世間体が悪いという理由から、ナギサさんはお父さんだという事になってるから、マンションで偶然会った時は話を合わせてくれないかとお願いするメイ。ナギサさんも了承する。



ナギサさん「麺の代わりにしらたきを使用した辛麺です。具材とラー油、ニンニクチップはお好みで足してください。約200Kcalに抑えております」


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鶏むね肉のうま辛しらたき和え麺

メイ「確かにジャンクかつヘルシーですね。いただきます」



何気に 心温まるシーン


その辛麺を一口食べて「うま」と、ごく自然に声をもらすメイ。それを見てなんだか嬉しそうなナギサさん。


食べ始めるとこれまたごく自然に、今日の飲み会での話を始めるメイ。


心温まるいいシーンだ。

いつも一人でろくでもないものを食べていたメイ。そんな事よりも常に仕事優先だった。

そんなメイが、ナギサさんが愛情を込めて作ってくれた料理を食べてるのも幸せな風景だし、今日あった出来事を話せる誰かがそばにいるというのもまた幸せだ。



メイ「結婚はタイミングと勢いって言われたんですけど、私このままだとタイミング逃しそうです」

メイの話に何も反応しないナギサさん。



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メイ「ちょっと。否定してくださいよ」

ナギサさん(言われるがままに)「そんなことないですよ」


こういう言い方。これが多部未華子さんにぴったりな台詞。ちょっと強めな物言いで、相手の男性(それもかなり歳上)に、気を使わせて返答させるってさ。

「ちょっと」と声をかける、この一言がもうすでにコミカルで笑いを誘う。

普通なら反感を買いそうな、歳上男性に上から物を言ってるような会話でも、自然と笑えるのは彼女の特異なキャラクターが大いに関係している。




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メイ(心の声)「そういえばナギサさんって結婚してるんだっけ?」


メイ「そういう出会いってありました?運命だなあっていう人とか」

ナギサさん「まあ、この歳ですから」

メイ「へえ、どういう人だったんですか?」


食器を洗っていたナギサさんがわかりやすく動揺し、お皿をガチャガチャっとする。


メイ「秘密主義ですよね、ナギサさんって」

そこへピンポーン!


メイ「まさか、田所」

って、おいっ呼び捨てって!


インターホンのモニターを見ると、そこにいたのは田所さんではなく、お父さん。

メイの本当のお父さん登場! となる。




その父・相原茂を演じるのは名優・光石研さん。

父・茂に強引に誘われ、茂が持参したお酒を一緒に飲むことになるナギサさん。


茂とナギサさんがお酒を飲みながら会話してるのを、離れた席で食事しながら背中越しに聞き耳を立ててるメイがとてもチャーミングなシーン。

頭の中であれこれと考えを巡らせているメイ。

茂はメイが聞けなかった質問もさらりとする。

「ナギサさん、ご結婚されてるんですか?」

ナギサさん「あ、いいえ。この歳でお恥ずかしいんですが、独り身です」

メイ(心の声)「あっ、独身なんだ」

「まあ、独りは気楽でいいですよね。私なんか女三人に囲まれて居場所がなかったですから」

メイ「悪かったですね」

「今まで一度も結婚しようと思った事はなかったんですか」

目を見開いて興味津々なメイ。

ナギサさん「いや、考えたことはあるんですが」


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メイ(心の声)「そうなんだあ、なのになぜ?」


ナギサさん「その話は、長くなってしまいますから」

メイ(心の声)「気になる。お父さん聞いて聞いて」

「じゃあ、この話はまたの機会に」


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メイ(心のツッコミ)

「聞かないんかいっ⁉︎





◇どこかのレストラン(シアター付き)


先日行われた講演会の慰労会という名目で後輩・瀬川遙人(眞栄田 郷敦)を同行させ、肥後菊之助宮尾俊太郎)と実質的なデートをすることになったメイ。


一方で恋愛に対して行動の早い陶山薫(高橋メアリージュン)は、田所を食事会という名目のデートに誘い、二組がレストランで鉢合わせるといったドラマあるあるな展開になる。

しかし今回のケースは偶然による鉢合わせではなく、陶山薫の策略っぽい。同僚・メイの様子も伺いつつ田所との距離を縮めるといったところか。


流れ上、〝ドラマあるある〟とは言ったけど、このシーンはよく出来ている。

会話の展開がテンポよくカメラワーク等も実に計算されてる感じが窺える。社内で事前に堀江耕介(岡部大 ハナコ)よりレクチャーされていた〝無の境地になる〟という技を面白おかしく随所に挟みながら、〝告白されたくない〟メイと、〝告白したい〟薫という対照的な二人が同時進行で、時にクロスしながら繰り広げる会話シーン。からの〜二組同時の告白シーンとなる。


肥後先生が言うだけ言って「お手洗いに失礼します」は、ちょっと予定調和すぎるかな、と思ったけど、肥後先生も告白を前にして緊張していたのかもしれない。その間に、


遙人「いよいよ核心に入ってきましたね」

メイ「人生とか言い始めてるし」

遙人「肥後先生、結婚相手としてはどうなんですか?」

茶化したように聞いてくる遙人に、

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メイ「無!」


「めっ!」みたいな言い方の「無!」


こんなこわい顔で言われたビビるよね。

だけどこの顔が多部未華子さんの武器だから。不思議とこのこわい顔が笑いを誘う。彼女がこわい顔をすればする程笑えるという。あっ、これ、コメディードラマに限った話ね。


この後、となりの席で薫が「私と付き合ってもらえませんか?結婚を前提に」と告白。それに続けて肥後先生も「相原さん、僕と付き合っていただけませんか? 結婚を前提に」となる。





◇帰り際にコンビニ


懇親会終わりにコンビニに寄るメイ。

肥後先生からの告白を思い返し、


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「そんなこといきなり言われても、結婚て」と独り言を言いながら商品を取ろうと伸ばした手が男の手と触れ合う、というドラマあるあるとなる。


もちろん相手は、


メイ「田所さん」

田所「相原さん」

メイ「あっ、いやっ、違うんです。その、なんだか食べた気がしなくって」

田所「俺もです」



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買おうとしてる物がほぼ一緒。こんな一致ある? いっそ付き合っちゃえばと思わず言いたくなっちゃう一致率。気が合いそう。


田所「あ、これ、ラー油かけて食べると超うまいですよね」

メイ「好み一緒ですね」

自分のカゴに入ってる同じ商品を見せる


田所「これはマヨネーズかけてチンするとうまいですよ」

メイ「これも。あと、これも」と次々にカゴに商品を入れる

田所「え〜そんなに食べられます?」

メイ「まだ食べられます」


常に田所の前ではつんけんしてるイメージなメイが、はしゃいでるようでなんだか可愛くみえる。





◇夜の公園


結局、近所の公園でコンビニで買った物を一緒に食べながらビールを飲む二人。

ドラマあるある 夜の公園行きがちブランコ乗りがち


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途中、こんなドキッとするアゴイカットがあったけど、まだ言うても第4話。序盤中の序盤なのでこれは、「マヨネーズが付いてる」という未遂に終わる。

この後に、公園ということでブランコに乗る二人。子供のようにはしゃぐメイと、不器用な一面を見せる田所。




〝あるある〟にとどまらない

微笑ましくて 素敵なシーン


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二人共に、仕事中には見せない一面を見せ合って、距離が少し縮まったようなそんな微笑ましいシーン。



魅力あるキャラクターに囲まれてる 相原メイ


このドラマは主人公以外の主要人物がよく描かれてるように思う。

短いシーンではあるものの随所にそれが挟まれていて、その人物像と人間関係が、回を増すごとに理解でき興味が深まる。その人がどういう人かわからなければ、興味の持ちようもないからね。


ドラマではもちろん主人公が大事だけど、それ以外の人物がしっかり描かれてると、回り回って主人公の気持ちとか性格が、より理解できる感じがしてくるよね。

こういうハートウォーミングなドラマは特にそうだと思う。


だから今後、メイの恋物語には一波乱もニ波乱もあるだろうし、メイを取り巻く人物による各々のストーリーも絡んでくることが予想でき、「どうなっていくんだろう?」っていう期待と、興味が尽きないよね。

こういうドラマが、本当に面白いドラマだと思うな。



〈おしまい〉




【番組後記】


冒頭でも触れたように、今回はまったく予定になかった記事の執筆となった。

いやいやいや。その分しっかりと他の記事も書きますから、お待ちください。


少し前にカステラ書房の毎日「注目記事」のランキングに、ホクサイと飯さえあれば』、『おしゃ家ソムリエおしゃ子』、『ギルティ 〜この恋は罪ですか〜』の3つのドラマがランクインし、動きがあったのだけど、ここに来てまた、『美食探偵 明智五郎』、『ラッパーに噛まれたらラッパーになるドラマ』小芝風花さん関連の2つのドラマが再浮上! 不動の1位『妖怪シェアハウス』を合わせると計3つとなり小芝風花独占状態。


小芝風花さんのファンの方が結構読んでくださってるのかな、と実感してる。

『妖怪シェアハウス』第1話を早く取りかからないとね。


あと、『おしゃ家ソムリエおしゃ子』の回の告知ツイートを、テレビの放送作家の方がリツイートしてくれたりして感激した。これを読んでくれたかは別としても、ほんと有難き幸せだよ。


日頃から読んでくださってるみなさん、いつもありがとうございます。

これからもよろしくお願いします!




〈次回お楽しみに〉