カステラ書房の毎日

〝令和きってのドラマウォッチャー〟阿倍カステラが所属する『カステラ書房』

読むドラマ □ case43 『私の家政夫ナギサさん』第5話【お試し?版】

 

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□TBSテレビ『私の家政夫ナギサさん

 2020年7月7日(火) スタート!

毎週火曜 22:00〜

記事は8月4日(火) 放送の第5話より

 

 

【基本的に全編ネタバレ】

 

 

『カステラ書房の毎日』は深夜1時に毎日更新中‼︎

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〝日替わり〟と言いつつも、読むドラマ シリーズに偏ってしまっている。

そんな現状を打破しようともがいている毎日。いつになったら改善されるのやら。

 

 

 さてさて 読むドラマとは

一緒にやいのやいの言いながらドラマを見る感覚で、読んで楽しめるダイヤ乱れまくりの脱線トークバラエティーである

 

 

 

 

 

 

『私の家政夫ナギサさん』第5話

 

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「相原さん。ぼくと付き合っていただけませんか? 結婚を前提に」

 

職場の皆が見守るなか、いつもの薬膳居酒屋で相原メイ(多部未華子)に、瀬川遙人(眞栄田郷敦)が告白してるテイになってるオープニングシーン。

 

遙人「という感じでした」

一同「お〜っ!」

パチパチパチ〜って拍手となる。

 

前回(第4話)、遙人も同行した表向き慰労会で実はデートという食事の場で、肥後菊之助宮尾俊太郎)がメイに告白したシーンを再現してたのだ。なにもそんな真剣にやらなくてもって思ってしまう。

 

堀江耕介(岡部大)

「初デートでプロポーズ!」

メイ「いやいや、ちょっと待ってください。なに瀬川、ベラベラ話してんのよ」

 

そこへ店員・吉川かりん(夏子)が、「は〜い、お店からのお祝いです。幸せを運ぶハーブ・スイートマジョラムを使ったデザートです。メイさん、ご婚約おめでとうございます」と祝福される。もう〝婚約〟とまで噂話は発展してる。

再び一同拍手となるが、メイは「(肥後先生に)少し考えさせてください」と返事したことを話し祝福ムードの一同を制止する。

 

自分でその時のことを再現しときながら、「もう、やめて!」とはずかしがるメイがとてもチャーミング。

 

チャンスを逃すよと周りがアドバイスを送るなか、遙人は「ぼくは焦って返事しないほうがいいと思います」と言う。

 

天馬あかり(若月佑美

「どうしたの?」

遙人「なんか複雑っていうか」

心臓の辺りに手のひらをあてる

 

「はっ!」「もしかして」「やきもち?」と周りが騒ぎ立てるなか、目の前の事態に落ち着かないようすのメイが、遙人の顔を覗き込む。

 

 

 

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遙人「なんか姉ちゃんが嫁に行くみたいな」

メイ「姉かいっ!」

一同爆笑となる。

 

 

前回(第4話)の「聞かないんかいっ!」に続く、メイの見事なツッコミ炸裂となる。

 

 

 

◇帰り道の橋の上〜自宅マンション内

 

メイ「恋かあ。いいなあ〜。私もなんだけどな〜。恋の仕方忘れちゃったよ。私、田所さんが隣に住んでること薫に言ったほうがいいのかな?」

以上、橋の上を歩きながら。

 

メイ「どうしよう? 隣に住んでるだけなのにどうして私が悩まなくちゃいけないの。独り言多くない? 私」

以上、マンションの自分の階でエレベーターを降りてから。

 

田所優太(瀬戸康史)の住戸のドアの前に立つメイ。いきなりドアが開き、おでこをぶつけ倒れるというドラマあるある発動! 

でもこれって、男性キャストがやる場合が多いのに。さすがコメディエンヌとしてその地位を確立しつつある多部未華子さん。

 

「うわぁっ!」と声を上げるメイ。ドアの開くスピードも結構あったし、「ドカッ」と鈍い音がしてかなりの衝撃だった。

 

田所「すいません。あっ、相原さん! 大丈夫ですか?」

メイ「すいません、大丈夫です」

 

絶対大丈夫じゃない!

 

 

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田所「ああ、良かったあ。傷になってなくて」

 

割とメイに対するボディータッチが気安い田所さん。その都度、警戒するような目で見るメイ。「もともとそういう目か」は失礼過ぎる感想。

 

 

 

 

 

◇メイのマンション

 

自宅に帰ると母・美登里(草刈民代)が揚げ物をしながら悲鳴を上げてる。

 

 

母・美登里「どう? まあ、見映えは悪いけど」

 

 

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メイ「なんでまた、急に料理?」

この揚げ物を見つめるにはもったいない〝目力〟を発揮する多部未華子さん。

 

それにしても、見映えがどうというレベルじゃない! ナギサさんが付いていながらこの仕上がり。かなり料理下手であることは確認できる。

 

メイの父・茂(光石研)の還暦祝いのパーティーで、母・美登里は料理を振る舞おうとナギサさんに教わっていたのだ。

 

 

母・美登里が帰ったあと、ナギサさんとの会話のなかで何やら名案を思いついたメイ。

父の還暦祝いパーティーをきっかけに、喧嘩により疎遠になっていた母と妹・唯(趣里)の仲直り作戦を実行するという、今回もとってもハートウォーミングな内容となってる。

 
 

ナギサさんに 何かと相談したいメイ

その母と妹の仲直り作戦の話が終わると、今度は仕事上の相談をしたいとそれとなくナギサさんに甘えるメイ。

ナギサさんが相談に乗ってくれる事になって、メイはめちゃめちゃ嬉しそうな表情をする。

ノリノリで仕事の相談をし、ナギサさんから的確なアドバイスをもらう。

 

ひと通りメイの相談が終わり帰り支度を始めるナギサさん。

 

メイ「ナギサさんて、なんでいつもそんなに相談に乗ってくれるんですか?」

ナギサさん「心配なんです。昔、サラリーマンをしていた時、メイさんと同じような部下を見ていましたから」

メイ「あたしと同じような?」

 

それ以上、深くは語ろうとしないナギサさん。ここらへん毎回チラ見せしてくるよね。

 

 

メイ(心の声)「なんだろう?いつものナギサさんじゃないような…」

 

メイ「ナギサさんて本当に秘密主義ですよね?」

ナギサさん「え?」

メイ「私はナギサさんに家族の事とか自分の事とか、恥ずかしいところいっぱい見られているのに、私はナギサさんの事、何も知らないです」

 

相原メイの表情について

 

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メイ「私、もっと知りたいです。ナギサさんのこと」

 

もうこの台詞。恋する乙女がいう台詞だよね。

 

ナギサさん「そうですね。わかりました」

 

ナギサさんのその返事に、いよいよ聞けるぞってめっちゃニコニコ顔になって、聞く気まんまんなメイ。しかし、

 

ナギサさん「少しお時間を下さい。次回までにご用意します」に、

 

 

 

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 「用意?」とこの表情

 

 

メイ(心の声)「用意? なんで日数を要することなの? どうしよう。なんか、余計に気になるんですけど。早く知りたいよ。教えてナギサさ〜ん」

 

 

 

 

今期のドラマで、いわゆる〝コメディエンヌ〟っぷりが注目されている女優って、テレビ東京『おしゃ家ソムリエおしゃ子』矢作穂香さん。テレビ朝日『妖怪シェアハウス』小芝風花さんかなって思うんだけど。

 

この二人って美しい顔してるのにめっちゃ表情を崩すのね。

で、その崩した表情すらかわいいので問題はないのだけど、見てる方が「そこまでやるの?」って思ってしまう事も多々ある。

 

一方で多部未華子さんは上記二人とは対照的に、表情をつくる際にあまり顔を崩す方じゃない。まあ、ドラマのタイプもそれぞれ違うのであまり断定的には言えないけれど、そんな印象を僕はもっているという話だ。

 

でも、めっちゃ表情豊かに感じるんだよね。ころころと変わるその彼女の表情はコメディードラマ向きなので、〝コメディエンヌ〟としてこうして人気女優の地位を築いてきているのも頷ける。

 

今期ドラマで最大に注目されているのはTBSテレビ『半沢直樹だろうけど。あれなんか特に、〝顔芸〟とか言われて話題になるくらい表情のつくり方が大袈裟な演者が集まってる。いや、ドラマの演出としてわざとやってるわけだろうけどさ。

究極のところ、感情を最大限に伝えようとしたらアレなのかもしれない。

 

でも、揺れ動く恋心とか、さりげなく人を大切に思う気持ちとか、ささやかなる幸せを求める感情とか。例えだしたらキリがないけど、そんなものを演じる際にはまた別の、表情の豊かさが必要になるよね。

 

それがあるからこそ、彼女が嬉しそうにしてたらこっちまで嬉しくなるし、彼女が問題にぶち当たってたら心配になるし応援したくもなる。その物語に感情移入できるってもんだ。

 

 

今回のお話なんて、物語としては派手さはないけれど、久しぶりに家族が集まるというだけのシーンにずっと泣けた。

 

三年以上も会ってないとはいえ、サングラスにマスクの娘に気づかない母親はいないわけで。

 

それでも決行したメイとナギサさんの作戦は優しさと思いやりであふれていた。

 

 

メイと唯とお父さんとお母さん。その家族の事を前から知ってたみたいに、なんだか嬉しくなってその場にいるような気持ちでずっと観てた。

 

 

◇メイの実家

 

 

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さらに唯の旦那と小さなお子さんが加わって、なんかもう、これ以上の幸せはないよねって感じがした。

 

 

押し付けがましくなく、ごく自然に家族愛を見せてくれて心があったまったよ。

 

 

メイ「ナギサさん、ありがとうございます」

ナギサさん「作戦成功ですね」

こっそり言葉を交わしグータッチをする二人。

 

そのタイミングで流れてくる、あいみょんの主題歌『裸の心』がいつも以上にしみてくる。

 

 

 

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感謝する妹、喜ぶ姉

その姿に微笑むナギサさん

 

 

 

 

 

天保山製薬 社内

 

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今回の作戦には後輩・遙人も参加してた

メイと唯の小さい頃の写真を編集しBGMを付けて、感動の作品を作った遙人

いつもメイの周りには、こうした心優しい仲間がいる

 

メイ「ありがとうね、瀬川」

遙人「どうでした?」

メイ「完璧。お父さんなんか、一晩中繰り返し見てたって」

 

メイ「そういう仕事の方が向いてんじゃない?」

遙人「えっ?」

メイの余計な一言がグサッと刺さった感じの遙人くん。

 

 

メイ 語り

「ナギサさんは、私たち家族のバラバラでとっ散らかった気持ちも、思い出とぬくもりでひとつにしてくれた」

 

 

 

ラストシーンで、ナギサさんが「大変遅くなりましたが、お約束していたものを持って参りました」と履歴書をメイに渡す。

 

メイ「履歴書? そういう事じゃあ…」

 

「もっと知りたいです。ナギサさんのこと」とメイが言ったことをなんだか勘違いしているようなナギサさん。

 

メイはその履歴書を見て驚く。

ナギサさんは業界最大手の製薬会社に勤務していた職歴があり、しかもメイと同じMR(医薬情報担当者)だったという事実が判明する。

 

メイ(心の声)「てか、ナギサさんって本当に何者?」

 

 

第6話は本日放送!

 

 

 

 

 

 

〈おしまい〉

 

 

【番組後記】

 

ちょっと執筆作業に追われギリギリになってしまってるので、ここでのお話は今回はパスしたい。

 

ちょっとどころか、割と毎回追われてるけどね。ではでは。

 

 

 



 

 

 

[今回のデータ]

SS画像 10点 約4420字

前回とあんまり変わらないのに、今回は下書きプレビューに異常なし。なんだろね。その日の気分かな?

 

 

〈次回お楽しみに〉