カステラ書房の毎日

webで小説やエッセイを書く〝阿倍カステラ〟の勤務先。それが『カステラ書房』。今日もひっそりとオープン‼︎

読むドラマ□『私の家政夫ナギサさん』最終話 面白いにもほどがあるよ!case81【当然ながら?後編②】

 

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□TBSテレビ『私の家政夫ナギサさん

 2020年7月7日(火) スタート!

毎週火曜 22:00〜

記事は9月1日(火) 放送の最終話より

 

 

【基本的に全編ネタバレ】

 

 

  2020年9月より更新時間変更!

『カステラ書房の毎日』

毎日カステラタイム / 午後3時更新!

 その日の状況により多少変更になる場合もありますが、これまで通り毎日更新は継続します!

 

 

 

 

☆読むドラマとは?

やいのやいの言いながらドラマを見る感覚で、このドラマの面白さを一緒に語り合ってるように読んで楽しめるものである。

また、トークバラエティー番組っぽくやってるつもり(探り探り)でもある。

 

基本的にはドラマを先に観てください。

それと、ドラマを観るつもりもなかった方が、これを読むことによって「観てみよっかな」ってなってくれたら最高! なので、地味にそこも目指してる。

 

 



 

☆【前編】【後編】がまだの方は、こちらを先にどうぞ

castella-a.hatenablog.com

castella-a.hatenablog.com

 




 

『私の家政夫ナギサさん』最終話【後編②】

 

 

天保山製薬 横浜支店

 

相原メイ(多部未華子)と陶山薫(高橋メアリージュン)がランチをしてる。

メイのランチはさっそく飲むゼリーに逆戻りしてる。

 

 

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「3日でクーリングか」

 

メイクーリングオフって言わないで」

 

「連絡つかないってのはよっぽどだよね。でも、〝トライアル離婚〟って新しいじゃん」

 

 

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出ました! メイの睨み。

 

この睨(ね)め付けるかんじ。怨念がこもってると言ってもいいような表情だ。

 

「ごめん、食べる?(自分の手作りランチをメイにあげる)でもメイの部屋が汚いこととか、家事が全くできないっていうのも向こうは知ってたわけだし。今更幻滅することはないと思うんだよね」

 

 

「ということはよ、ナギサさんのほうに問題があったんじゃない?」

メイ「ナギサさん?」


「たとえば、他に好きな人がいたとか」

メイ「え? それはないと思うけど」

 

「じゃあマリッジブルーとか」

メイ「男の人でもなるの?」


「なるよ。マリッジブルーに性別は関係ないから」

メイ「そうなんだあ」


「私だったら相手の会社に乗り込んででも理由を聞くけどね。モヤモヤしたままじゃ次にも行けないし」

メイ「う〜ん」

 

そこへ、「相原さん、相原さん」と瀬川遙人(眞栄田郷敦)が走り寄ってくる。

 

「阪本先生、5分だけ会ってもらえることになりました」と興奮しながら伝える遙人。

 

 

 

 

 

 

天明大学附属病院

 

阪本先生から出禁を言い渡された遙人。一日5通のメールを送り会ってもらえる約束を取り付けたのだとメイに話す。「もうすぐここを去るのに、相原さんたちに迷惑をかけるわけにはいかないので」と遙人。

 

 

メイ「そんなふうにチームのことを考えられるんなんて。瀬川、成長したね」

 

 

阪本先生と面談するメイと遙人。

一方的に怒鳴られ二人して謝る。阪本先生の取りつく島もない感じから、今回はこの辺でと退散しようとするメイだが、遙人はまだあきらめない。思いの丈を伝え阪本先生に理解を得る。

 


阪本先生が「肥後くんには礼を言っといた方がいいねえ。彼に言われなけりゃ、君たちに会うつもりはなかったので。あと、今度からアポのメールは簡潔にしてください」と最後には笑顔で、遙人の胸を拳でポンっと叩いて病室から出ていったんだけど。

 

阪本先生の言葉は自分が怒ってしまった手前の照れ隠しみたいなことだよね。肥後先生に対して自分も感謝してるんだよ。だから二人に「肥後くんに言われたから会った」なんて言ったんだよね。

 

 

 

 

 

 

◇メイのマンション

 

ナギサさんが出ていったと聞いて母・美登里(草刈民代)が娘を元気づけようと訪れる。

 

メイに結婚について指南する美登里。やがてキッチンの片隅に置いてあった紙袋を見つける。

 

メイが包装紙に包まれた箱を開けると中にはお揃いの食器が。

 

 

 

メイ(回想)「ごめんなさい。食器バラバラで」

ナギサさんは笑顔で、「大丈夫です。いただきましょう」

 

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メイ「お母さんごめん。ちょっと私、出てくる」

マンションを飛び出していくメイ。

 

 

 

 

この後、メイはナギサさんの自宅に。ナギサさんはメイのマンションにと、すれ違いながら共に相手を待つことになる。

 


ナギサさんの自宅前からメイが電話をかける。

 

ナギサ「もしもし」

メイ「今日はもうお仕事終わってますよね? 家にも帰らずどこにいるんですか」

 

ナギサ「メイさんこそ、どこにいらっしゃるんですか?」

メイ「ナギサさんの家の前です」

 

ナギサ「いや、あの。私は、メイさんの…。あ、じゃあ、そっちに行きます」

メイ「いいです。動かないで」

 

 

 

メイのマンションが見えるいつもの陸橋で合流する二人。

 

メイ「結婚相手に3日で逃げられるなんて。私結構ショックでした」

ナギサ「申し訳ありません」

 

メイ「私もちゃんと話し合うとか言って避けてしまってごめんなさい。それが原因ですか?」

 

ナギサ「いいえ」

メイ「じゃあ、なんで結婚やめるなんて言ったんですか? お揃いの食器まで用意して。私見つけちゃいました。何も言いたくないなんて道理が通りません。ちゃんと説明してください」

 

 

 

メイ「私にとって一片も悔いのない人生は、これからナギサさんと歩いていく人生です。だからもうナギサさんを手放したくないんです」

 

こんな大事なシーンでも『北斗の拳』のセリフを放り込んでくるメイ。いや、大事な時だからこそ自然と出てくるのか。

 

 

 

ナギサ「あなたはいつもそうやって私の肩の荷を下ろしてしまいますね。お母さんになりたいっていう私の夢まで叶えてくれました。何よりお忙しいメイさんのお役にたつことができて本当に幸せでした」

 

 

ナギサ「あの。私の気持ちをきちんとお伝えしておりませんでしたね。私もあなたを手放したくないんです! それはつまり、ちょっとはずかしながら。好きだってことだと思います」

 

 

そうなんだよ。

ずっとね、ナギサさんはメイのことを好きかどうかを口にしてないんだよ。かといって特別にメイのことを好きだという描写もないように感じてた。人間としてじゃなく、一人の女性という意味でね。

 

でもそこには歳の差が関係してて。若い子と同じように感情をストレートに表現することは、ナギサさんの年齢からして難しいわけで。それがよく表現されてる告白だった。

 

とにかくこういう時って、回りくどくなったり、長ったらしくなったりするもんなんだよ年齢を重ねた男はね。でも大事なのはメイのことが「好き」だということ。

 

最後にナギサさんは、あらためてその気持ちをストレートにメイに伝える。

 

 

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「メイさん 私はメイさんが好きです!」

 

メイ「あたしも好きです!」

 

「これからも、ずっとずっとよろしくお願いします」と握手を求め差し出したナギサさんの手に、「はい!」と返事をし自分が手にしていたスマホを持たせてメイは走って遠ざかる。


 

メイの想いがこもった 長い助走からの〜


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ジャンピングハグ⁉︎


 

いつかのハグを彷彿とさせる幸せいっぱいの二人のハグは、前回のも含めこのドラマの最高の見せ場だね。

 

キスとかさあ。それ以上を求めるのは野暮だよ。これで充分だよ。

 

メイを抱きかかえたまま回転したナギサさんが腰を痛め、「さっそく介護」とメイ。どんなロマンチックなシーンにも笑いの要素は忘れない。


 

 

これでメイとナギサさんは正式に結婚となる。相原家のみなさんにナギサさんがご挨拶をするシーンもあり。

 

 

 

 

 

 

◇いつもの薬膳居酒屋

 

瀬川遙人の送別会。

遙人が挨拶をし、天馬あかり(若月佑美)が涙するシーンがある。本編ではこの程度。続きは『私の部下のハルトくん』にて。

 


このシーンでの最大の見せどころは、古藤支店長の旦那がしろくまメディカルの駒木坂春夫(飯尾和樹・ずん)だって明かされるところかな。

 

「うちのカミさんに習ってガトーショコラ焼いてみました」と登場する駒木坂。

 

 

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古藤「ああ、結構上手に焼けたんじゃない?」

駒木坂「でしょ」

 

メイ「え? うちのカミさんって?」

驚いて遙人と視線を合わせるメイ。これまで二人が駒木坂からもらっていた〝カミさんスイーツ〟は、古藤支店長が作ったものだったというね。そのスイーツに助けられたりしてきたからさ、回り回って感謝という心温まるくだり。

 

 

 

で、おまけシーン。

田所優太がNTSクリーンハウスに依頼して来てくれた家政夫が、粟野亮平という役名の栗原心平さんというサプライズ(?)。栗原心平さんは料理研究家栗原はるみさんの息子さん。

 

 

 

 

メイ語り「結婚してから何が変わったのかというと。まだ、違いはよくわからない。仕事で行き詰まる時は行き詰まるし、家事は相変わらず苦手だ。ただ一つ言えるのは家に帰るのが楽しみになったこと」

 

 

ナギサさんから「帰りに、卵を買ってきてください」とのLINEを受け取り、幸せそうな笑顔で返信するメイ。

 

 

で、メイが買って帰ったのは4個入りの温泉卵というね、「卵もろくに買えないのかよ!」っていうオチがあって。ドアを閉めるとそのドアに掛かっていた〝私の家政夫ナギサさん〟プレートの「家政」の文字がころんと落ちて、空いたスペースを埋めるようにすす〜と文字が近づいて、〝私の夫ナギサさん〟になるというお洒落なラスト。

 

 

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このあと、「私の」と「夫」の文字がゆっくりと近づいて。

これでおしまいとなる。

 

 

 

 

いや〜、こんなに楽しませてもらえて。なんてすごいドラマなんだって感動した。

 

最終話らしい終盤の畳みかけがすごいのなんの。それでいて駆け足な感じは全然なくて、いつもの調子で展開されていく。至って普通に。

 

登場人物一人一人の描き方も丁寧だし見ごたえも充分。今夏のドラマではこれがNo.1だね。

 

 

 

〈おしまい〉

 

 

【番組後記】

 

これで『私の家政夫ナギサさん』ともお別れかあ〜と思うとなんだか寂しい。

で、最終話のあとにサプライズ的に次回2時間SPの告知がありビックリ!

 

この2時間SP。この原稿を書いてる時点ではまだ観ていない。

 

記事にするかは観てからというところで。

一先ず、こんな素晴らしいドラマをありがとうございました! って、締めくくりたい。

 

「読むドラマ」シリーズ的にもこのドラマは人気があって、はてなブログの機能「注目記事」ランキングにおいて、本日・9月14日(13:40現在)、2位〜5位がすべて『私の家政夫ナギサさん』の記事で埋まってるという状態。



この最終話だって「読むドラマ」史上初の3部作となってしまったし、しかもそのラスト【後編②】でも4,000文字をかるく超えるという事態。やっぱり面白いドラマはこうなってしまうよね〜。


こんな長文誰が読むんたよと言い続けてきたけど、読んでくださったみなさんには感謝。ほんとにありがとうございます!


引き続きよろしくお願いします‼︎

 

 



〈次回お楽しみに〉