カステラ書房の毎日

〝令和きってのドラマウォッチャー〟阿倍カステラが所属する『カステラ書房』

『名建築で昼食を』第6話 国際文化会館 🟧 幸せに鈍感になりがち | 読むドラマ □【お試し?版】case89

 

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大阪テレビ『名建築で昼食を

 2020年8月16日(土) スタート!

毎週土曜 深夜 0:56〜

記事は9月19日(土) 放送の第6話より

 



 

🔴【基本的に全編ネタバレ】

 

 


  2020年9月より更新時間変更!

『カステラ書房の毎日』

毎日更新!

 その日の状況により多少変更になる場合もありますが、これまで通り毎日更新は継続します!

 

 

 


 

📺 読むドラマとは?

やいのやいの言いながらドラマを見る感覚で、このドラマの面白さを一緒に語り合ってるように読んで楽しめるものである。


また、トークバラエティー番組っぽくやってるつもり(探り探り)でもある。

 

⭕️基本的にはドラマを先に観てください。


それと、ドラマを観るつもりもなかった方が、これを読むことによって「観てみよっかな」ってなってくれたら最高! なので、地味にそこも目指してる。

 

 

 

 

 

✳️ 過去の記事、第4〜5話はこちら

castella-a.hatenablog.com

castella-a.hatenablog.com

 

 


 

 

『名建築で昼食を』第6話より

 

 

藤 語り

「昔から休みの日にかぎって早く目が覚める。せっかくだからと家を出て好きな街を歩く」

 

 

「吉祥寺のお隣、西荻窪。個性的な飲食店や本屋、雑貨屋などが集まるこの街は自然体な感じがしてとても居心地が良い」

 

 


いかにも老舗っぽい趣があるパン屋でチーズクリームパンと揚げクリームパンを買った春野藤(池田エライザ)は、公園のベンチに座りパンを食べる。〈冒頭の画像〉



思わず「おいしい!」と口に出してしまい、誰かに聞かれてないかキョロキョロと確認する。

 


 

藤 語り

「カフェをやるなら西荻で。綾子ともいつもそんな話をしていたっけ」

 

 

ワンワンワン! 犬が吠えてる。

 

 

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「もしや?」とある人のことを思い浮かべてる藤。

 

 

 その人とは植草千明(田口トモロヲ)。

名建築を一緒にめぐる相手であり〝乙女建築〟の師匠。彼はよく犬に吠えられる人だ。

 

 

「やっぱり」と藤が、一つ向こうの橋で犬に吠えられてる植草さんを見つけ、その名を呼び手を振る。

 

 


植草「なにしてんの?」

「今日は仕事休みなんで、散歩です」

 

植草「そうなんだ」

「はい。え、西荻に住んでるんですか?」

 

植草「うん。もう20年以上」

「え〜」

 


会話ははずまない。それを自覚してか植草さんはすぐに「じゃ!」と切り上げ立ち去る。

相手に気をつかって無理に会話をしようとしたりはしないってことだよね。性格的に。

 

 

藤も一旦は植草さんと反対方向に歩き始めたのに、しばらくすると踵を返して植草さんの後を追う。

スキップしながらね。なんだか楽しそうなストーカー行為。

 



 

植草さんの行き先はだいたい決まってる。いつもの喫茶店

そこへ後から藤が来店することとなる。

 

 

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藤は植草さんが座るカウンターとは離れた席に座り、「お気になさらずに」と店内をじろじろとチェックする。

 

 


カフェを開業したい藤と、このまま続けていくことに限界を感じていた喫茶店のマスター。

二人初めての遭遇となって、もしかしたら? ってことはなくはないだろうか。

 

 


コーヒーを一口飲み、藤が「おいしい!」と口にすると、植草さんはドヤ顔で、「農園ごとのスペシャリティーなコーヒー豆を厳選してるから」と解説。


そんな植草さんにマスターは「あんたが言うな」と突っ込む。

 


 

若い子との会話にキョドってるのか、ぎこちないかんじなんだけど。そんな会話の流れでも植草さんは藤を名建築めぐりに誘う。


藤は「行きます」と即答する。



ここでいつものように「あれ、もう終わり?」って勘違いしてしまう、〝エンディングのようなオープニング曲〟が流れるオープニングとなる。

 

 

このオープニング曲 Gi Gi Giraffe『Picture』を聴くと、条件反射的に「ああ、終わった〜。面白かったなあ」って思っちゃう。なんでだろうな。




 

 

 

そして今話は、

第6話 国際文化会館

 


 

建築物は確かに見応えあるのだけど、今話はめずらしく昼食のカットが多かった。


 

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色鮮やかなコース料理が次々と映し出されるが、いつものように料理の内容については触れてくれない。


メニュー名すら教えてくれないからね。このドラマを観て「行ってみた〜い」ってなったら、自分で調べりゃいいじゃん。

 

 

 

植草「名建築を堪能しながらランチを味わう。至福だ」

「まさに」

 

 

 

 

しばらくして藤が植草さんの〝マイペースさ〟について突っ込む。

 

 

「植草さんって、すっごくマイペースですよね」

植草「そう?」

 

「うん。私にはそう見えます」

植草「じゃあ、そうかも」

 


「普通気にしませんか? 世間とか時代とか、周りとか」

 

植草「う〜ん。時代に合ってるとかって考えたことないな。あと世間とか周りとかって、あんまり気にしないし。うん」

「ふふ」


 

植草「うん。でも本人的にはそれなりに幸せなんだよ。自分がそれなりに幸せだったらいいんじゃないのかな」

「それなりに幸せ?」


 

植草「うん。それなりに幸せなことって自分の周りにたくさんあるよね。ほらこうやって今日、ビールがおいしいとか。好きな映画見つけたとか」

藤 うんうん、と頷く


 

植草「みんな不幸にはアンテナ張るけど、幸せには鈍感になりがち。そうならないことだと思う。うん」

 


「勉強になります」

 

 



🟧 みんな不幸にはアンテナ張るけど 幸せには鈍感になりがち…か



 

 

 

 

🔸藤のマンション


「それなりに幸せ、か。幸せってなんだろう?」

 


 

藤 語り

「あの人はいつも楽しそうだ。人とは違う次元に生きているように見える。これまで自分は他人と比べて幸せか不幸せか考えてきた気がする。自分が不幸せだと思うことが多かったけど、それって他人と比べていただけなのかもしれない」

 

 

 

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自分でさ、豆を挽いてコーヒーを淹れて。

このあと窓辺で風に吹かれながらそのコーヒーを飲んでる。

 


そのお湯を沸かしてるときの湯気、漂うコーヒーの香り、風に揺れるカーテンとか。外から聞こえてくる子供たちの声も。どれをとっても〝それなりに幸せ〟が溢れてるような素敵なシーン。

 

 

 

その窓辺で藤は、「ごめんね」「ごめん」と練習をしてる。

 

で、最後につぶやく。

 

 

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「綾子に謝ろう」

 

 

 

 

 

 

僕はこのドラマをまったりと土曜日の午前中に視聴した。

 

これが最近のルーティンになってて、このなんとなくなルーティンに今回は救われた。


 

体調を悪くして通常の記事の更新を4日ほど休んでしまっていて、早いとこ復活したいのだけどそれが実行できずにいた。

 



きっかけになるものを探してたんだ。

そしたら土曜日の午前中というぴったりな状況があって、外は気持ちよく晴れていて、窓から暖かく陽が差し込んできていて、僕は靴下を脱いだ。

 

 


劇中で植草さんが言うように、幸せに鈍感になりがちだよね。僕だってそう思う。

 

今日は4日ぶりにまともな(かな?)記事が書けたことを〝それなりに幸せ〟としよう。

 


みなさんにもそんな幸せ、たくさんありますよね?

 

 

 

〈おしまい〉

 

 



 

🟧【番組後記】

 

完全復活! というのではないんだけど、そこまで無理をせずに執筆することができたのでこうして復活! となった。

上記のように、このドラマ『名建築で昼食を』のおかげだね。感謝したい。

 

まだ油断はできないけれど、徐々に以前のペースを取り戻していきたいと思っています。

 

毎日継続することくらいしか取り柄がないんでね。今のところ。

大切なものを失くさないようにしたい。

これまで散々、多くのものを失くしてきたんだ。もうこれ以上、失いたくないもんね。

 

まずは完全復活を目指して。

 

 




✳️ 2021.2.18  全体的に構成を少しずつリライト


〈次回お楽しみに〉