カステラ書房の毎日

〝令和きってのドラマウォッチャー〟阿倍カステラが所属する『カステラ書房』

『青のSP ー学校内警察・嶋田隆平ー』第6話 🟥 〝やりがいの奴隷〟と小川香里の新たなる真実【後編】| 読むドラマ□Rebo📺 case104

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🟥 問題のシーン 🟥

 

前半の早い段階での、嶋田と香里のお好み焼き屋でのシーンが、「カステラドラマアワード2021」瞬間最高感動シーン weekly賞(2月第4週)に選ばれた『青のSP』第6話。

 

 

その第6話の後半にちょっとスルーできない問題のシーンがあって、僕はもう一度ペンを執ることになった。

 

それは、

赤嶺中・屋上 白昼の茶番劇

 

 

避けて通ることはできた。

むしろ避けた方が良かったのかもしれない。

でも同時に避けてはいけないような気もした。

 

 

そして僕はこの記事を執筆することを決めた。

執筆家として避けて通ることはできなかったのだ。

 

一度手にしたペンを、邪魔なんでペン立てに戻して。

僕はiPhoneで文字をタップして文章を綴った…。(続きは本文にて)

 

 

 

そう。つまりこれは、オープニングジョーク❗️

避けて通ることができなかった悪い冗談。

 

 

 

 

📺 関西テレビ『青のSP ー学校内警察・嶋田隆平ー』

 2021年1月12日(火) スタート!

毎週火曜 21:00〜

〈記事は2月16日(火) 放送の第6話より〉

 

✳️ 第6話 視聴率は 8.5%

(これまでの視聴率は本記事のラストに掲載)

 

 

 

 

 

 

 🟧『カステラ書房の毎日』の人気コンテンツ「読むドラマ」シリーズついに 祝100回達成 🎉

 

 

ぱんぱかぱーん‼️

〝令和きってのドラマウォッチャー〟阿倍カステラがお送りする「読むドラマ□Rebo」

 

いつも読んでくださってありがとうございます。

たまたま寄ってくれた方もありがとうございます。

これからもよろしくお願いします❗️

 

 
 

 📺「読むドラマ□Rebo」とは❓

 

ドラマを一緒に観ながら語り合ってるようなイメージで構成しています

 

⭕️できれば先にドラマを観ることをおすすめします

 

楽しみ方いろいろ♫

⭕️「前回どんな内容だったっけ?」と振り返りたい時などに活用してもらったり

 

⭕️まだ観たことがない人が「なんだかおもしろそう」と、そのドラマを観るきっかけになれたらいいな

 

⭕️また、ドラマ視聴の途中離脱防止に役立ったら嬉しい(そのためにも見どころをじゃんじゃん語りたい)

 

 

🔴【基本的にネタバレ注意!】

 

 

 

 

 

✳️ この第6話は3部構成、【前編】【特別編】はこちら

castella-a.hatenablog.com

castella-a.hatenablog.com

 

 

 

 

 

 

🟧 さあ、はじめよう 🟧

 

 

 

 

 

『青のSP ー学校内警察・嶋田隆平ー』第6話 より

 


(注)これは3部構成ラストの【後編】です

 

 

🔸赤嶺中 屋上

 

新津が自殺を仄めかすメモを残して屋上に駆け上がる。それを阻止しようと後を追う柴田。

 

その他の教師らも続々と屋上へと向かう。

 



このシーンでせっかく皆さんが揃うので、それぞれのセリフを再現すると共に名前と担当などを紹介したい。

 



 

新津が屋上から飛び降りようとしている

 

阿部裕亮(音尾琢真

「新津、落ち着け!」

熱血漢の体育教師ね

 

 

新津清(須賀健太

「もう嫌だ。死にたいんです」

今話の縦軸の中心人物、英語教師ね

 

 

浅村涼子(真木よう子

「何言ってるの!」

準主役なんだけど今話は出番の少ない国語教師ね

 

 

古賀一成(兒玉宣勝)

「これまずいですよ。飛び降りて死んだら、俺のせいになるのかな」

新津に日常的に仕事を押し付け暴力もふるっていた今話の縦軸の悪役ね

 

 

荒井英子(たくませいこ

「少し追い込みすぎたんじゃない?」

言ってる内容が時代劇の悪役みたいな1年の学年主任ね

 

古賀「荒井先生も楽しんでたじゃないっすか?」

荒井「楽しんでなんかないわよ」

 

 

見苦しく責任をなすりつけ合う様も、悪代官と越後屋のよう。

 

 

それよりも何よりも、問題なのはこの会話を

 

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他の教師らのすぐ後ろでしてるという事実

 

フェンスの前にいる教師らに聞こえてないのが不思議でならない。いや? 聞こえているがスルーしてるのか。

 

 

 

そこへ息を切らして駆けつけたのは校長 木島敏文(高橋克実ら一味。

この校長こそが本物の赤嶺中の悪代官…じゃなくて、たまに悪代官みたいなことを陰でやってる人ね。

 

 

校長と一緒に駆けつけた副校長が嶋田に声を荒げて懇願する。

 

福島美津子(峯村リエ

「あの、ちょ、ちょっと〜。何ぼ〜っとしてるんですか? 何とかしてちょうだい」

 

 

嶋田

「なんの罪で?」

 

大騒動の最中、遠くから傍観していた嶋田。

この人は民事と面倒には不介入が原則な人ね。

 

 


「自分を殺す分には殺人罪は適用されませんよ」

 

 

 

木島校長「名目は何でもいい! 助けなさい!」

 

 

 

 

こうして赤嶺中の教師ら主要キャストが勢揃いしたところで、問題のシーンが展開される。

 

 

 

まず嶋田は校長に言われた通りに、自殺を図ろうとしてる新津を助けるのかと思いきや、逆に新津の首根っこをつかみ突き落とそうとする。

 

 

でもこれは嶋田にとっては通常業務。特に問題はない。(やってる事は大いに問題ありだが)

 

 

 

嶋田「どうした? 飛び降りたいんだろう?」

飛び降りてみろとばかりに自殺を煽る

 

 

 

意を決して、新津は屋上の壁の上に立つ。

 

 

木島校長「お、おい! 新津先生! 何が不満なんだ。私にできることなら何でもする!」

 

 

 

新津「僕は人間らしく生きたい」

 

新津は苦しんできたこれまでの事と、業務に追われて「人間らしい生活」を送ることができない毎日を叫ぶように訴える。

 

 

そんな新津に木島校長は「(業務改善のための)予算がない」と言い、あろうことか「それが問題だと言うなら、学校ではなく国に言うのが筋でしょう」とか言い出す始末。

 

 

 

柴田透(泉澤祐希「新津は命を懸けてこの学校を変えようとしてるんですよ。少しは聞く耳持ってもいいじゃないですか?」

 

木島校長「黙りなさい! 教師ともあろうものが泣き言言って。生徒に申し訳ないと思わないんですか?」

 

 

柴田「生徒のために言ってるんです。ブラックな学校のままじゃ仕事に集中できません」

 

木島校長「詭弁はもう結構! 結局君たちは楽をしたいだけだ! 恥を知りなさい、恥を!」

 

 

屋上の壁の上に立っている新津をそっちのけで口論をする柴田と木島校長。

 

 

その様子を見て嶋田が笑う。

いや、嶋田さんじゃなくても笑うだろう。(たぶん視聴者も)

 

 

 

嶋田「ははっ、はははははっ」

高笑い

 

 

木島校長「何がおかしいんですか?」

 

 

 

嶋田「いや俺からしてみればどっちもどっちですから。あなたたちの異常なまでの、〝生徒のため精神〟が問題なんじゃないですか?」

 
 

浅村「それのどこが問題なんですか? 私たち教師はそのやりがいのために頑張っているんです」

 

 

 

嶋田「頑張るだけならいい」

 

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「でも命まで懸けてるようじゃあなた達、もはや やりがいの奴隷ですよ。奴隷」

 

 

上記の画像でもわかるように、嶋田の後ろにいる新津はずっと屋上の壁の上に立っている。とても危険な状態。

この状況で校長らは何を言ってんの? って。

 

 

 

嶋田 その新津に対して

「奴隷の分際で、人間らしい生活がしたいなんておこがましいんだよ」

 

 

 

木島校長「もういい!誰でもいいから、さっさと新津先生を連れ戻して、この茶番を終わらせなさい」

 

 

 

真っ先に動いたのは熱血漢の阿部。そう〝阿部〟ね。ちなみに僕はニンベンの〝阿倍〟 あ〜誤変換しそう。

 

 

 

連れ戻すのかと思いきや阿部は、新津の前で踵を返して立ち止まり、腕を組んで校長らを睨みつける。

 

 

 

阿部「ほんと、青いやつってめんどくせ」

これが阿倍あっ、まちがえた阿部先生の今話最大の見せ場

 

 

 ここから茶番劇もクライマックスへ。

 

 

 

 

 

阿部に賛同するかのように他の教師らが一人また一人と、〝新津がいる側〟に歩み寄り、阿部と同じようにして、校長らと対峙する形をとる。

 

 

 

 

🔸ここが最大の問題?

 

その一連の行動に、この騒動を引き起こした張本人とも言える悪役コンビが賛同してるとこなんだよね。

話の流れからしてどうもしっくりこなくて、みてらんなかった。

 

 

 

 

 

🟧 白昼の茶番劇 ジ・エンド

 

 

 

 

 

副校長「ここは譲歩せざるを得ないじゃないですか?」

木島校長「はあ〜(ため息)分りましたよ。皆さんの業務量を減らす方策を考えますよ。約束します」

 

 

これにて一件落着。

経営陣と労働組合の交渉みたいな結末となる。

 

 

「ありがとうございます」と労働組合の切り込み隊長・新津(比喩)は、賛同してくれた先生らにお礼を言う。で、この輪のなかに悪役コンビの古賀と荒井が入ってんのよ。

 

 

 

 

このシーンを初めてみた時、奇しくも劇中で木島校長が口にしたように〝茶番〟だなあって思った。

 

その支離滅裂さに違和感があって、すっと内容が入ってこなかった。

せっかくドラマ前半に嶋田と香里による、あんなに素敵な感動シーンがあったのに、残念だなあ〜というのが正直な感想だった。

 

 

 

だけど僕が「茶番だなぁ」「残念だなぁ」で済ませてちゃ、これを書いている意味がない。

それで今回執筆するテーマには相応しいとは思えない、むしろ〝カット〟した方が良さそうなシーンをあえてこうして深掘りしてみた。

 

 

 

 

 

 

嶋田のセリフは相変わらずめちゃくちゃなところもあったけど、筋がちゃんと通っていて魅力的だ。

 

 

嶋田が言い放った「やりがいの奴隷だ」という発言は、過去の悲しみと守りたい未来(秩序を守るという事も含む)、それらの思いが一緒くたになって出た心の叫びかな。

 

 

 

 

 

 

一方で、教師らのやり取りはめちゃくちゃに見えたけど。

最後の阿部先生なんかをみてると、現実問題として〝良い先生 悪い先生 普通の先生〟って、いろんな先生がいてあたりまえの話だ。

 

このドラマは特に教師を美化して描いてはいない。

 

 

 

 

 

 

結局、自殺騒動は新津と柴田の同期コンビによる企みだった。

 

それを嶋田も気づいていた。

 

 

嶋田は騒動が収まった後、新津と柴田にボディブローを一発ずつお見舞いする。

 

 

嶋田「見逃すのは今回だけだ。次は偽計業務妨害で告発する」

 

そう言って屋上を去って行く。

これがまた、カッコいいんだよ。

 

 

 

 

一見すると、僕がそうだったように〝茶番〟に見えるよ。この屋上での白昼の茶番劇。

 

でもそれを〝意味がある茶番劇〟というふうにみれば、見え方も違って事態はもっと面白い方へ向かうんじゃない?

 

 

 

 

でもさすがに、木島校長のセリフはどれもこれも酷かった。これだけは(制作側の)狙いだとしても安っぽく感じた。

 

 

 

 

🟧 明かされていく涌井美月の真実

 

 

この後、ついに嶋田は岡部に接触することができた。

香里の自転車のワイヤーを切った事を自白させようと、岡部にヒザ蹴りくらわしたり首を締め上げたりで行きすぎた暴力を振るう。

 

 

しかし香里が死亡した日に岡部はフランスに行っていたと言う。それもどうやら本当の事のようだ。

 

 

 

 

嶋田はその足で赤嶺中学に戻り、岡部とつながっていた浅村に事実を吐かせようとする。

 

 

 

そして浅村から聞かされる。

涌井美月(米倉れいあ)の暴行事件の隠蔽に香里が加担していたという事を。

 

 

 

 

嶋田「香里が、隠蔽に加担するなんてことは、絶対にありえないんだよ!」

 

 

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先程の岡部と同様に、浅村先生の首も容赦なく締め上げる

 

香里への想いが感情と共にあふれだす

 

 

 

 

 

 

 

🔸そして新たなる謎が

 

浅村を職員室に残し去って行く嶋田の背中。

 

嶋田と香里の幸せだった日々の回想シーンが流れる。二人の最後の日まで。涙なくして見られないというやつだよ。

 

 

 

🔸赤嶺中学 音楽室

 

嶋田のスマホに突如音声データが送られてくる。

再生すると、

 

 

【音声】

浅村「小川先生、馬鹿な真似はやめて下さい。先生の身に何が起こるか分かりませんよ」

 

 

香里「私を脅迫するつもり?」

 

 

浅村「これは、警告です」

 

 

何度も繰り返し再生する嶋田。

 

 



 

 

このラストをみてると。

 

僕がこれまで何度か真木よう子さんの出番の少なさを指摘してたけど、それってあえての事だったのかもしれないなあと腑に落ちる。


これから出番が増えるんじゃない?

 

 

これはあきさせない展開だね。

 

 

 

 

さらに、次回予告が最高に面白くて、第7話は確実に面白いんだろうということがわかる❗️

 

 

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なんたって、三枝弘樹がスクールポリスやるみたい⁉️

 

 

 

 

 

 

📺 カンテレ『青のSP ー学校内警察・嶋田隆平ー』

 

番組公式Twitterがネタバレによる〝センシティブ〟なtweetばかりなので、代わりに

 

 

🔸3年1組 涌井美月役の米倉れいあ さんのtweet

 

 

 

 

 

 

🟧【編集後記】

 

いや〜。長くなった。

2つ分の記事を書いてドッキングするという方法をとってるんで、まだ全体で何文字かはわからないけど。かなりな文字数になってるはず。

 

度々言ってるんだけどさ。3,000字を越えたあたりから、「下書きプレビュー」で確認できなくなるんだよね。





さて。

読んでもらえるのか?

それはわからないけど。

ここ最近PV数は急増してるんで、誰かしらいるでしょーよ。

 

 

読んでもらえたなら嬉しいかぎりだ❗️

 

 

 

⭕️本日放送(2/ 23)に合わせて、放送1時間まえの20時までには公開する予定で仕上げてる。

 

 

 

 

📺『青のSP ー学校内警察・嶋田隆平ー』

🔴 これまでの視聴率

 

第1話 8.9%   (12.7%)

第2話 8.3%   (11.8%)

第3話 8.0%   (12.4%)

第4話 8.5%   (11.5%)

第5話 7.9%   (12.8%)

 

(カッコ)内は関西地区

 

『青のSP 』はカンテレ(関西テレビ)が放送してるんだけど、関西地区も絶好調ってかんじ。

 

 

 

 

 

🟧【おしまい】