うまくいかなかったとしても
無駄じゃないんですよね?
🟥 最終話 放送 2時間まえの緊急公開!
TBSテレビ『オー! マイ・ボス! 恋は別冊で』
2021年1月12日(火) スタート!
毎週火曜 22:00〜
〈記事では3月9日(火) 放送の第9話より いろいろと引用しています〉
✳️ 第9話 視聴率は 12.0%
(これまでの視聴率は本記事のラストに掲載)
□今回はこちら
〝読むドラマ□〟についての説明は最後の方で
✳️ これは【後編】だよ
【前編】がまだの方はこちらをどうぞ
(あのね、ネタバレ注意だよ)
🔶奈未のマンション
□編集の仕事をすればこそ
二人ならんで歯磨き中
鈴木奈未(上白石萌音)
「潤之介さんってお母さん似ですか?」
宝来潤之介(玉森裕太)
「うん。どちらかといえばそうかな」
奈未「そうですよね。ほんわかしてて優しそうで」
「編集長はどちらかというと お父様似?」
潤之介「そう。姉ちゃんと父さん、性格もそっくりでさ。超完璧主義」
奈未「うん?」
この会話でヒントを得た奈未が、音羽堂出版の社内報を探しそれを手に取る。
もしや…
名案、思いついたり?
🔶音羽堂出版
□備品管理部 まえの廊下
台車を押して登場する宝来麗子(菜々緒)を奈未が待ち構えてる。
麗子「また あなた」
めんどくさそうに
麗子が無視して通り過ぎようとするが、奈未が行手を阻む。
「うまくいかなかったとしても 無駄じゃないんですよね」
(冒頭の画像)
それは以前、麗子に言われた言葉
奈未は「今夜の食事会の場所です」と、その場所と時間を書いたメモを渡して去る。
🔶宝来家の食事会
□奈未が選んだ〝思いを伝える〟手段
なんなのーこの料理!トライポフォビアの人、要注意!
もう、遅い?
集合体恐怖症の人なら逃げ出してしまいそうな盛り付け!
そうそう。集合体恐怖症のこと、トライポフォビアって言うんだって。僕はトライポフォビアってわけじゃないけど、この料理の盛り付けにゾワっとしたよ。(要らぬ報告)
宝来夫妻と、上記で紹介した豪華料理を楽しむ…いやいや。緊張で楽しむ余裕もない奈未。
この席で宝来夫妻は初めて、娘 麗子が『MIYAVI』編集部を辞めた事を潤之介に聞かされる。
勝之介「だから新谷君を紹介してやったのに、つまらん反発をするからだ」
このタイミングで奈未が動く
奈未「あの、これ見てもらえませんか?」
「うちの社内報なんですけど。私が初めて作ったページです」
そのページを開いて勝之介に手渡す
「お父様に見ていただきたくて持ってきました」
勝之介(音読する)「宝来麗子のキラーフレーズ」
そこに掲載されてるキラーフレーズに目をやる
“結果が出せない無能な人間は必要ありません”
“あなたがしゃべっていいのは私に質問された時だけ”
社内報に掲載されている娘 麗子の写真に見入る父 勝之介。母 香織はそれを横から覗いてる。
奈未「それからこれが、編集長が作ってる『MIYAVI』です」
これまでに発行された3号分を勝之介に手渡す
「『MIYAVI』には世界中に読者がいて。会ったことも無い世界中の人たちがこのページをめくって。新しいファッションに胸をときめかせているんです」
「それってすごくないですか?」
「編集長はこんな私に、雑誌作りの仕事の魅力を教えてくれたんです」
「だから、あの…。ほんとに、ほんっとにスゴい人なんです」
香織「もう、私たちが知っていることの方が少ないのかもしれませんね」
勝之介は黙って、『MIYAVI』の表紙に目を落としてる。
「別に私はすごくなんかない」
ここで麗子が登場する
「私は10年前、ファッション誌を見て夢をもらってた。あの頃の私のような読者を笑顔にできる雑誌を作りたくて、目の前のことをこなしていただけ」
勝之介「雑誌を作るっていうの、かっこいいもんだな」
席を立ち麗子のもとへ。
「麗子」
「お父さん…悪かった。ごめんな」
麗子はゆっくりと首を横に振る
「宝来製紙、継げなくて…。お父さんの夢、かなえてあげられなくて」
「ごめん」
勝之介「麗子が元気で幸せなら それでいい」
もうそれ以上の言葉はない。
父と娘。二人して似たように小刻みに首を縦に、うなずく仕草で互いの思いを理解したことを確認し合ってるよう。
帰る麗子を追いかける奈未
奈未「編集長!」
「ほんとに、もうMIYAVIに戻ってきてくれないんですか?」
「私まだまだ編集長のもとで勉強させてもらいたいです。もしかしたら…」
「夢を見つけちゃったかもしれないって思ってて…」
麗子「それが答え」
奈未「えっ?」
麗子「私があなたを編集部に残した理由」
「今日はありがとう」
去っていく
その二人を、階段の上から見てる潤之介。
🔶二人が出会ったベンチ
□ここが相応しい場所
出会いを思い返す二人
潤之介「最初、このベンチであったんだよね。俺たち」
奈未「はい」
潤之介「奈未ちゃん、ペンキ塗りたてなのに座っちゃって」
奈未「お尻にペンキついちゃって」
潤之介「慌ててお店まで洋服買いに行って」
奈未「で、洋服選んでもらって」
潤之介「そうそうそう。あっ、そうだ。気合い入るお守り」
奈未「あっ、ブレスレット。今日も気合入ってますよ」
奈未がブレスレットをした左手を見せると、潤之介はその手を引き寄せその手のひらに小箱を乗せる。
潤之介「じゃあ これは、何があっても俺のこと信じていいんだよってお守り」
潤之介がその小箱を開ける。
中にはそりゃあもう指輪だよね。
人生最高っていう瞬間 奈未の表情
少し遅れて「ありがとう」と笑う奈未の手に両手を添える潤之助
「奈未ちゃん」
「何か不安なことあったら ちゃんと言って」
奈未(心の声)「大丈夫…だよね?」
奈未は目の前の潤之介に訊かず、自分に問いかける。そして、
奈未「うん…大丈夫」
この後、潤之介は今夜星を見に行こうと誘う。
笑顔で「うん」と返事をする奈未。
やっぱり気づいてるよね。
🔶『MIYAVI』編集部
□奈未よりも彼を知る人の助言
「どうしても直接お礼が言いたくて」と蓮見理緒(倉科カナ)が、奈未に会いに『MIYAVI』編集部を訪れた。
理緒「潤ちゃん、手術に付き合わせてくれるって聞いて。ありがとう!」
お礼を言い終わった理緒が仕事のほうはどうなの? と聞く
奈未「私、最初は普通で人並みの結婚をして、安定した生活を送りたいって。そのための上京だったんですけど」
「最近、だんだんお仕事の楽しさがわかってきて…。今、ここで辞めたら、中途半端になっちゃうのかなあって思ってしまって…」
理緒「そっか」
「奈未ちゃんは編集者になるのが夢になったのかもね」
奈未「夢?」
人から言われて初めて気づくみたいな、そんな瞬間かな。
少し間があって、少しだけ晴れた表情になって
「はい。そうかもしれないです」
理緒「奈未ちゃん。たまにね。潤ちゃんは自分の夢にフタをしてるいんじゃないかな…って思うことがあるの」
奈未「夢に…フタ」
理緒「潤ちゃんは宝来の家を継がないといけないから」
〈短い回想〉
海岸で砂浜に座る二人
潤之介「夢ってさ、なきゃいけないのかな?」
「夢に縛られたり、夢を持つことにとらわれたりしたり。それで笑えなかったら意味なくない?」
〈終わり〉
かつて潤之介のその言葉に励まされた奈未
読むドラマ□的には
れ、れ、令和〜〜
って言いたくなるようなセリフ。これ、わりと人気。(誰に?)
理緒「もし、奈未ちゃんも自分の夢にフタをしたら、潤ちゃん悲しむと思う」
〈短い回想〉
あのベンチで
指輪をもらったとき
潤之介「奈未ちゃん。何か不安なことあったら ちゃんと言って」
〈終わり〉
理緒「思い切って言うよ?」
「奈未ちゃんが仕事とか夢とかに未練があるなら。奈未ちゃんが自分で中途半端だと思うなら」
「潤ちゃんを余計傷つけるよ」
「ほんとに優しい人だから…潤ちゃん」
たとえるなら、心にガツンと。何か突きつけられたような感じかな。
人間のほとんどは水でできてるって言うけど、潤之介のほとんどは〝やさしさ〟でできてるからね。そう、まるでバファリンのように。バファリンの場合は半分だけどね。
🔶どこかのラーメン屋
□ドラマあるある発動!
東京という大都会。星の数ほどあるラーメン屋。
にもかかわらず、かなりの確率で同じ店に入りがち。
ラーメン屋で偶然、潤之介と中沢涼太(間宮祥太郎)が出くわす
先に気づいた潤之介が「ドS 先輩」と声をかける。その呼び名まだ使ってんの?
二人は少し離れたカウンター席でラーメンを食べる。
中沢はみそ、潤之介はしょうゆ。あーラーメン食べたくなってきた(黙れ!)
潤之介「俺、奈未ちゃんにプロポーズしたよ」
中沢「ふーん」
気のない返事というやつ
「ああ。それで鈴木は、夢とか言い出したわけか」
「結婚な…」
「鈴木はさ、編集の仕事やりたがってる。
たぶん。やっとこの仕事の面白さに気づいたんじゃねぇかな…」
潤之介「そんなことわかってるよ。ドS 先輩」
中沢 ふふっと笑ってから「だよな」
🔶宝来製紙 東京支社 屋上
□星空の下のラストシーン
奈未「潤之介さん」
「潤之介さんとあのベンチで出会って。こうやって好きになって…。一緒に同じ時間過ごせてほんとによかったって思ってます」
潤之介「うん」
「もしかして、夢も見つけられた?」
こんなに優しい言葉をかけてあげられるなんて。
潤之介が奈未の夢を見過ごせるはずがないもんね。それに彼にはそもそもずるいところがない。
奈未が泣きだす
潤之介「泣かないで」
奈未「(涙声)私…。私、潤之介さんと…」
潤之介「うん。わかってるよ」
「奈未ちゃんには、いつだって笑っててほしいから」
「潤之介さん」
奈未が指輪をそっと外す
「奈未ちゃん。元気でね」
「はい」
奈未が去ったあと、潤之介は静かに涙する
これを読んだ人に変な先入観を持ってもらいたくないんで、あえてここでは何も言わない。
このあとの中沢涼太の「お前が、また泣いてる気がして」についても。
僕はこれを書いたことで。
このあと最終話をみる覚悟ができた。
「覚悟」って大げさに聞こえるだろうけど。
多くの人に読んでもらえてるのなら、それなりの覚悟がないと失礼だ。
それなりの覚悟があってこそ。
思いっきりふざけることができるかな。
【後編】終わり
ドラマをお楽しみください
TBSテレビ『オー! マイ・ボス! 恋は別冊で』最終話 予告tweet
#ボス恋 最終回ロングバージョンの予告が完成😚💕
— 【公式】オー!マイ・ボス!恋は別冊で 明日、最終回15分拡大SP❣️ (@bosskoi_tbs) 2021年3月12日
9 話のラストでそれぞれの未来へと歩き出した奈未、麗子、潤之介❣️
来週火曜よる10時‼️物語は最高& #ブルきゅん💓なフィナーレへ👏✨#上白石萌音 #菜々緒 #玉森裕太 #間宮祥太朗 #倉科カナ pic.twitter.com/Uuhe77Mq0u
「読むドラマ□Rebo」とは?
週に30本近く、月に100本以上をチェックしている信頼と実績(?)の、
〝令和きってのドラマウォッチャー〟阿倍カステラがお送りする、テレビドラマを読んで楽しむエンターテイメントコラム
【重要】先にドラマを観ることをおすすめしてます
最終話放送 2時間前の緊急事態!
あとで加筆する予定!
TBSテレビ『オー! マイ・ボス! 恋は別冊で』
🔴これまでの視聴率
第1話 11.4%
第2話 11.3%
第3話 11.0%
第4話 11.6%
第5話 10.8%
第6話 11.8%
第7話 11.4%
第8話 11.8%
で今回、第9話がこれまでの最高視聴率12.0%
ご覧の記事は
『カステラ書房の毎日』がお送りしました〜 ♬
「したむきちゃん」阿倍カステラ©️