カステラ書房の毎日

〝令和きってのドラマウォッチャー〟阿倍カステラが所属する『カステラ書房』

『絶対零度』最終話にみる山内のファイティングポーズと粗品のツッコミ時の手のひらポーズについて


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☆掲載したイラストにとくに意味はありません☆





ドラマ『絶対零度』第11話(最終話)、クライマックス直前、犯人を追う井沢(沢村一樹)らの前に姿を現す強敵。山内(横山裕)はかつてその男に苦汁を飲まされたが、井沢とその男の間に割って入り井沢に先を急がせた。「ここは自分に任せて」とばかりに井沢に代わりその男と対峙した山内は両拳をにぎりファイティングポーズをとる。


ほんとドラマとは関係なくてあれなんだけど、そのファイティングポーズじゃ闘えない、って思ってしまったんだよな。攻撃に転じるにも防御するにも形がよくない。

結局はその男にボコボコにされ小田切(本田翼)の加勢でなんとか仕留めることになるが。あのファイティングポーズはいただけない。


そのファイティングポーズの流れで言うと、門田(霜降り明星粗品)を見送る早川(マギー)のツッコミ的セリフの際の粗品の手のひらポーズもいただけなかった。まさか本人にやらすわけにはいかなかったから、マギーさんがやることになったのだろうけど。

でもこれで、「粗品」の存在は確実にクローズアップされることになった。ただのチョイ役ではなく、別に俳優としての存在を示すという意味でもなく、霜降り明星粗品としての存在を知らしめる形になったよね。ドラマスタッフがそれをさせたんだから、大物だよ。



横山裕さんのファイティングポーズはいただけなかったけど、彼のラストの「そろそろ解放してあげたらどうですか」は味わいがあって良かった。


家入レオの主題歌『未完成』の最後のフレーズが彼の言葉を追いかけてシーンが変わり、井沢の明日を願うようにリフレインしていた。



だれかを許すこと。

だれかに「自由だよ」って言ってあげること。

なかなかできるもんじゃない。

上っ面のやさしさじゃなく、愛するが故のやさしさ。

だけどそれは特別なものじゃなく普遍的でだれもがもってるものなんだとおもう。

気づけるか気づけないかのわずかなすれ違いのなかに僕らは生きてる。

そんなだれかを必要とし、だれかに必要とされたりしながら。




◇◇◇



自由を追いかけて苦しみ続けた「人間」だった頃の自分と もうさよならしたよ


これからの自分は「カステラ」として 新しい何かを手にしたいと願ってる




ある日、

僕は人間をやめて

「カステラ」として

生きることにした