☆『激レアさんを連れてきた』5月23日放送より
この日のゲストはフワちゃんと、バレー元日本代表の山本隆弘さんの二本立て。どちらもそもそもの内容が面白かったのもある。
それに付け加えて、番組制作が新型コロナ感染拡大の影響で制限を受けながらも、しっかりと対策が取られ対応がバッチリで、普段と変わらない『激レアさん』だったことに感心した。
☆スタジオに居ながらグリーンバックで合成するという手法
これは他の番組も見習った方がいいよ
先週の『しゃべくり007』にフワちゃんがスタジオ出演してて、めちゃくちゃスベリまくってるのを目にした。フワちゃんって多少スベってたってお構いなしにガンガンいくタイプでそれが面白いのに、その日はすべてが空回りしてた。
ソーシャルディスタンスで共演者の間に距離があったり、レギュラー陣も半分がリモート出演だったりで、ゲストとの絡みにいつものようなテンポの良さが皆無で、スタジオに居たくりぃむ上田もやりにくそうだった。
その日のゲスト陣の中でミキ亜生だけがリモートによる出演だったのだけど、こちらはリモートの不具合で映像や音声が途切れたり、笑いのタイミングが合わなかったり終始グズグズになってた。
あまりにも観ていられなくなって途中でやめてしまったくらいだ。
☆リモート出演のフワちゃんがスタジオにいるように見える
オードリー若林と若槻千夏の間にはソーシャルディスタンスで距離が取られてるのに、合成によりその距離がつめられている
☆弘中綾香の視線
その位置にモニターを置いてるのか、弘中さんがゲストに視線を合わせているように見える
スタジオにはいない出演者とコミュニケーションが取れているようでリアルに見える
☆いつものように背中を向けた状態からくるりと前を向く山本隆弘さん
☆観ていて違和感がないとかいうよりも、距離感やスタジオとリモート間のやり取りの違和感がなく、いつものように笑いが繰り広げられていた
☆実際には別の場所にいる山本隆弘さん
改めて『激レアさんを連れてきた』という番組のフォーマットが面白いってことを思い知らされた。現場の撮影方法に制限があったとしても、それを言い訳にするようなことはせず、普段通りに見えるように制作しているからこそいつもの安定した面白さが担保される。その上で、リモート出演による「やりにくさ」や「違和感」をいじったりするから笑いになるんだろうね。若林さんなんかはそこらへんは抜群に上手いはずだし、若槻千夏さんだって同じだ。
急場凌ぎの撮影方法で偶然によって生まれる「笑い」に甘んじてちゃダメなんだろう。だって視聴者は見慣れてくるんだし、日常でも一般の人だってリモートで会話したりしてるんだから。
撮影方法の制限によって「笑い」が制限されるようじゃあ、はなから「つまらない」ものを見せられてるようなもんだし、だったらそんなもの観ないよね。
これくらいでいいだろうってのは、すぐに見透かされちゃうような気がするんだ。
これでもかってくらいのほうが好感がもてるし、貪欲さ故に新しい「笑い」も生まれやすいのかも。