カステラ書房の毎日

〝令和きってのドラマウォッチャー〟阿倍カステラが所属する『カステラ書房』

ソーシャルディスタンスとリモート出演によって生まれる「笑い」 この時期のバラエティ番組の立ち回り方のあれこれ

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☆『セブンルール』関西テレビ 毎週火曜 23:00〜  

スタジオのソーシャルディスタンス風景

無理矢理感は否めないけど、悪くはない

出演者も「これはこれでいい」などと言ってた



前々回に『激レアさんを連れてきた』を例に挙げて、番組制作におけるソーシャルディスタンス対策やリモート撮影による出演の話に触れた。


『激レアさんを連れてきた』が、映像の合成などがよく出来ていて感心したという話をしたのだけど、今回はタカアンドトシの『ジンギス談! 』のケースを紹介しよう。



HBC 北海道放送 金曜 深夜0:20〜

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タカアンドトシは東京から出られず、北海道放送のスタジオに行くことができない。そこで東京のスタジオからリモート撮影し、北海道放送が背景を合成するというパターンだ。


中京テレビ『太田上田』なんかは普段からこのパターンの時がある。もちろん新型コロナ問題以前の話だからリモート撮影ではないけれど。


出演者の人数が少なくて、ほとんどがトークで展開される番組はこれで問題ないね。


5月29日放送回で、ソーシャルディスタンス対策の漫才のやりにくさについて語っていたタカアンドトシ


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☆家族だったらそばにいていいんだから、二世帯住宅に住んで家族になろう、と提案するタカ BGMには福山雅治家族になろうよ』が流れてる



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☆「出来るワケ無ぇ! 」と一蹴するトシ




前々回にフワちゃんをはじめとするゲスト陣がスベリまくっていて、申し訳ないけど見るに堪えられなかったと評した『しゃべくり007』。その回の反省を踏まえてか5月29日放送回はリモート出演するレギュラーメンバーの人数を極端に減らしていた。その甲斐あってゲスト・ファーストサマーウイカのパートはいつものような掛け合いが出来ていて面白かった。


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☆自分の席を離れ他のメンバーに近づくと電流が流れるという設定でホリケンがふざける


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☆これがソーシャルディスタンス ギャグとなる


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☆いつものホリケンの無茶ぶりでゲスト・ファーストサマーウイカもさせられる


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名倉潤も餌食になるが、リモート撮影のため逆に突っ込まれる これがリモートいじり


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ファーストサマーウイカに振られて、くりぃむ上田も電流の被害に遭う


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☆これが見事にスベる

なんとかしようとした上田の「やりやがったな」もあえなく不発に終わる

だけど今回はレギュラー陣が多くスタジオにいるのでフォローが早い

すぐに別の笑いをかぶせてチームプレイによって大きな笑いになった



◇おまけ

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☆リモートの不具合ではないのに、「不具合による静止か? 」と笑いになったシーン

名倉潤はただ拗ねていたようだった




◇ちなみに冒頭に紹介した『セブンルール』5月26日放送回は、漫画家・鳥飼茜さん。

鳥飼先生の作品は、加藤ローサ主演でドラマ化もされた『地獄のガールフレンド』や、現在ビッグコミックスピリッツ連載中の『サターンリターン』など。夫も漫画家で、『ソラニン』などで有名な浅野いにお


夫・浅野いにおは別のスタジオで仕事をしていて毎日顔を合わせることはなく週に2〜3回くらいだという。「不安はないか」との問いに対する鳥飼先生の答えが面白かった。


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☆「どこで遊んでるか、どこでロックンロールしてるか、わかんないみたいなことじゃないから」だってさ


「自分が本当にしたいことをするために会えないんだなっていうことを、咀嚼するのにすごい時間がかかった」とも言ってた。