カステラ書房の毎日

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『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』第1話 読むドラマ case24【ネタバレ回避 ソノ周辺カタリ版】

 

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今回は素朴な印象の主人公

ナチュラルな表情がとても素敵だ

 

医師がやたらと「薬剤師さん」と呼ぶのが鼻につく、葵みどり(石原さとみ)の登場シーン

 

 

 

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□フジテレビ『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋 』

2020年7月16日(木) より放送スタート! 

毎週木曜 22:00 〜  

記事は7月16日(木) 放送の第1話 より

 

 

 

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 〝日替わり〟と言いつつ、最近は新ドラマスタートが相次いでいて読むドラマ シリーズに偏ってしまってはいる

 

 

 

Refresh ! 「読むドラマ」シリーズ

この「読むドラマ」シリーズも20篇を超え、少しずつ読んでくれる人も増えてきて、定期的に読んでくれてるのかな? と実感することもしばしば。

 

なのに前回の読売テレビ『ギルティ 〜この恋は罪ですか?〜 』第7話の回は、記事の執筆が更新時間に間に合わなかったり、前々回のフジテレビ『ぼくは麻理のなか』第7話の回も、更新時間に間に合わせるために、まだ執筆中だった尻切れとんぼな原稿をそのまま掲載してしまったりと不甲斐ないったらありゃしない。

 

よってそれらの事を反省し、改善に向けた対策を施したいと考えた結果、今一度気合いを入れ直す意味も込めて、リフレッシュ!「読むドラマ」シリーズ、という新コンセプトで、内容をリニューアルしていくことにした。

 

 

 

これまでのように、ドラマのストーリーの振り返りを主とした内容のものとは別に、「ストーリーにはあまり触れずに、その背景を語る」といった内容による新シリーズを新設する。

 

その名を「読むドラマ」ネタバレ回避 ソノ周辺カタリ版とした。

 

なお、このようにタイトルが長いのでコチラでの記事の場合は、ドラマタイトルを前にすることにした。そうじゃないと何のドラマを話題にしてるのかぱっと見、わからないからさ。

それと、ネタバレ回避とはしているものの、ネタバレが避けられない部分は多かれ少なかれあると思うので、ご注意くだされ。

 

 

今回はその初回という事で正直、まだ暗中模索的な感じであることは否めない。

それに冒頭は僕の個人的な話題となっているので、ドラマの話だけを読みたい人は「ここからが本題」と大文字で書かれた箇所まで飛ばしてくださんせ。

 

 

 

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さてと。所信声明を終えたところで、フジテレビ『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』の話をしていきたい。

 

 

当初、このドラマを「読むドラマ」シリーズで取り上げるつもりはなかった。

もちろんドラマ視聴は絶対にするけれど、現在シリーズで執筆してるドラマが多すぎてこれ以上増やせないかな、という理由は無きにしも非ず。

 

なのに執筆することを決めたのは、僕の単なる石原さとみさんに対する〝ほっとけない〟思いと、彼女が主演するドラマにちょっと特別な思い出があったからだ。

 

前者の〝ほっとけない〟思いというのは、いわゆる個人的なしょーもない理由だ。

僕が好きな女優さんはかなりいるけれど、その中でも石原さとみさんの出演しているドラマは観なかったためしがない。僕の中では彼女が主演しているという事だけですでに視聴することは決まっている。

 

そんな石原さとみさんに対する〝ほっとけない〟思いがあるのに、せっかく自分が「読むドラマ」シリーズというものを執筆していながら「彼女の主演ドラマを題材に取り上げないなんてあんまりじゃない? 」というのが前者の理由だ。

 

 

後者の理由はちょっと複雑で、あまり詳しく話せない事を前提に進めたい。

 

彼女の前の主演ドラマTBSテレビ『Heaven?〜ご苦楽レストラン〜』(2019年7月-9月)の話になるのだけれど。

僕はこのドラマが放送されていた時期、現在のようにはそれほどドラマを観ていなかった。その当時ネットの環境がなく(もちろんテレビはない。それは今もおなじ)、必要な時には無料Wi-Fiスポットに出向いて、iPhoneでインターネットを使用するという生活をしていた。

おまけに苦しみや悲しみにどっぷりと浸かるような生活を続けていて、その頃の僕には〝楽しみ〟なんて思えるものがほとんどなかった。

唯一の楽しみと言ったらほんとにみすぼらしいんだけど、Wi-Fiが使える施設の駐車場に車を止めて、車内で石原さとみさん主演のドラマを見るのがそれだった。

 

幸いにもHeaven?〜ご苦楽レストラン〜』はコメディー要素が強く、ドラマを見ている間は苦しみや悲しみを忘れることができた。

石原さとみさん演じる主人公にどれだけ笑わされて、どれだけ救われたかを今でも(基本的には思い出したくない嫌な過去だけど)思い出す。

勝手な思いだけど〝恩人〟みたいに感じてて、もともと好きだった石原さとみさんを特別な存在に思うようになった。

 

 

そんなわけで僕にとって『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』も特別なドラマだ。それがこのドラマを題材に執筆することを決めた後者の理由だ。

 

 

「って理由が長すぎるよ! 」

そうだよね。僕もそう思う。

 

でも今回はこんな風に、ドラマのストーリーばかりを語るものではない事を今更ながら言っておきたい。

 

それが、「読むドラマ」ネタバレ回避その周辺語り版だ。


でも、全く触れないわけじゃない。ここからがドラマのお話。さあさ、お約束の合図。

 

 

ここからが本題!

 
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今回の『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』の主人公・葵みどりは、とても真面目な印象かな。

 

雰囲気はTBSテレビ『アンナチュラル』(主演 石原さとみ 2018年1月-3月)ぽくて、仕事仲間とのシーンなんてもろにそれっぽくて、そこに登場する刈谷奈緒子役の桜井ユキさんが、『アンナチュラル』東海林夕子役の市川実日子さんっぽく見えなくもない。

でも石原さとみさん演じる葵みどりは『アンナチュラル』三澄ミコトぽさはなく、真面目な印象で(何も三澄ミコトが不真面目と言ってるわけじゃない)、その真摯なひたむきさが前面に出ている感じのキャラクターだ。

 

そこで今回のドラマでは、笑いが必要な場合は取り巻きのその他の登場人物がその役割を担うようになっている。

 

その中でも重要なポジションにいるのが、相原くるみ役の西野七瀬さんだ。

 

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「向いてなかったら辞めようと思いますけど」と新人が入った事に喜ぶ上司・販田に対しイマドキな若者発言をする相原くるみ役の西野七瀬さん

 

 

空気を読まない。忖度しない。そんな若者の言葉にいちいち「わかる! 」と頭に付けて話し始める販田聡子(真矢ミキ)。

否定はせずまずは肯定し同調する。それから相手の理解できていない部分を補うように説明するという、上司としての姿勢はさすがだ。

 

でもこのドラマではその言葉にまったく〝聞く耳を持たない〟相原くるみというのが笑いどころとなってる。

 
 

 

◇葵みどりと相原くるみの初対面シーン

 

 「相原さんは感謝されたいの? 」と問いかけ、「それはそうですよ」と返事をする新人・相原くるみに、「じゃあ、この仕事は向いてないかな」と葵みどり。

 

その言葉は厳しい先輩の辛口コメントに聞こえるけど、葵みどりの表情を見るかぎりその言葉には優しさが詰まってる。新人・相原くるみに向けたエールだ。

 

 

 

医師のように医療行為はできないけれど、患者を救うためにはその一線を越えるというか、そこには線引きなどないかのように自分の意志を貫き行動する葵の姿が清々しい。

 

 

 

その流れは、フジテレビ『ラジエーションハウス〜放射線科の診断レポート〜』(主演 窪田正孝 2019年4月-6月)みたいではある。

 

 

窪田正孝さん演じる五十嵐唯織のように前に前にとでしゃばるような医療行為はなく、葵みどりのそれは控えめではあるが、それが正しい判断であればあるほど病院内で一部に〝出る杭は打たれる〟的に煙たがられる存在となってる。

 

 

 

「医療ドラマは視聴率が取れる」と言われて久しい。故に現代の医療ドラマの多さったらない。

作り手もあれこれ対策を講じていて、今回のこの『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』もその内に入るだろうか。

 

何も僕は「まとめ記事」を書いてるわけではないのだけれど、石原さとみさん主演ドラマの視聴率は気になるし、高くあって欲しいと願ってるのでその話題に触れる。

 

その視聴率は、下記にリンクを貼ったサイトの記事にある通り 10.2%で、フジテレビ「木10」枠では2年ぶりとなる初回視聴率2ケタ超えとなったようだ。

まずはおめでとう! かな。

 

 

 

 

news.yahoo.co.jp

 


〝笑い〟に関する象徴的なシーン

調剤を待つ患者の中に、激しいクレーマーとして恐れられている人物がいて薬剤部に緊張が走るシーン。

 

「部長、荒神さんをヘルプで投入してください。はい、荒神さんが必要です」と、電話をかける刈谷奈緒子。

 

「調剤の魔術師、荒神寛治」

これまで姿を見せなかったその存在にお目にかかれると、期待に胸ふくらます相原くるみ。

 

しかし、現れた人物は〝調剤の魔術師〟というより、ただのおじいちゃん。

 

 

「おじいぽん? 」

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「おじいぽん? 」と口走り、首を傾げる仕草は可愛いがあまりにも失礼だね、この子。そこにおかしみがあるか。

 

ヘルプで投入された調剤の魔術師こと荒神寛治(でんでん)が何をするかといったら、それは、

 

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手品。調剤を待つ患者さんを楽しませる手品を披露する荒神さん

 

 

その姿を見た相原くるみは、

 

 

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「いや、ガチの魔術師? 」

 

 こんな〝コメディーリリーフ〟が展開されている最中にも、葵みどりは姿が見えなくなった中学生の患者を探し回ってる。

そんなシーンが象徴してるような気がしてここに再現した。そんなドラマなんだ。



毎回、登場する患者と様々な物語が展開されるのだろう。

第2話以降も引き続き視聴しながら、より深く観ていきたい。




 

 

 〈おしまい〉



【番組後記】


不甲斐ない更新が続いてしまい何とかしないとなと考えていたので、今回から始めた「読むドラマ」ネタバレ回避 ソノ周辺カタリ版は妙案だったなと、またしてもオリンピア有森裕子さんばりに自分を褒めたい気持ちにもなったが、あまりにオリンピアンを登場させすぎてるような気がしないでもない。


今回スタートした新シリーズが定着していくことを願いながら、現在の時刻は0:47 またしても〆切ギリギリになった事を反省しつつも、こうして間に合った事に安堵している。


「読むドラマ」シリーズの『文学処女』第8話(最終話)の回と同時進行で書いていたせいもある。

こちとら〝最速の執筆家〟でぃ!


何をもって、〝最速〟と言っているのかは未だに謎ではある。



〈次回お楽しみに〉