カステラ書房の毎日

webで小説やエッセイを書く〝阿倍カステラ〟の勤務先。それが『カステラ書房』。今日もひっそりとオープン‼︎

読むドラマ □ case33 『おしゃ家ソムリエおしゃ子』第3話 地球に優しい男が登場!

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オープニングおしゃ子

「その前に あなたの家 行ってもいい? 」

 

テレビ東京『おしゃ家ソムリエおしゃ子

 2020年7月15日(水) スタート!

毎週水曜深夜 1:28〜

記事は7月29日(水) 放送の第3話より

 

 

【基本的に全編ネタバレ】

 

 

 

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〝日替わり〟と言いつつ、最近は新ドラマスタートが相次いでいて読むドラマ シリーズに偏ってしまってはいる


なんなら一気に書いてしまえないものか、と無謀にも挑戦中! それでまた偏るという悪循環が起きている



今回の振り返り度 ★★★

星3つで今回は振り返りが割と強め! ドラマ視聴済みの方には問題ないですが、これから観る予定の方は先にドラマを観てからの方が良いでしょう


なお、ドラマのクライマックスはカットしていますので、事前にお知らせしておきます。

それでも充分に面白く読める内容にはなってるので。読まれた後でもぜひ、ドラマをご覧ください。


また、ドラマを観る気もなかった人がこれを読んで「このドラマ観たい」ってなったら、それはなんて素敵なことだろうと思う。そんな人がいたら筆者は感激するよ。

なので、もしそんな方がいらしたらおハガキください(この時代におハガキ? 宛先は? )。

 

とにかく、一緒にやいのやいの言いながらドラマを観る感覚で読んでもらえたら最高です

 




『おしゃ家ソムリエおしゃ子』第3話


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やはり今回もこのパターンで始まる第3話。

いつものようにいい雰囲気でキスをしようとするおしゃ子と新しい男。


もちろんキスをしようとしてるのは男の方だけで、おしゃ子は男を観察し値踏みしているだけ。案の定、今回もキス寸前で熱々のアルミ製ぽいカップを男の唇に押しあてるおしゃ子。改めておしゃ子の目線を見ると、キスを待ってるんじゃなく明らかに「いつカップを押しあててやろうか」とタイミングを見計らってる目をしてる。


効果音では「ジュ〜」みたいな音が付いてるけど、それをあてられた男の方には「熱いっ!」といったリアクションがないことから、このマグカップはアルミ製ではなくステンレスかチタン製だと思われる。特にチタンは熱伝導率が低くく、熱い飲み物を入れても飲み口が熱くなりにくい。


ま、それはいいとして。そのチタン製だと思われるマグカップを男の唇に押しあてて、キスを回避したおしゃ子が自ら「その前に、あなたの家行ってもいい? 」となるのだ。毎度不思議な展開。



さらに今回の〝狂言回し〟による自己紹介が、撮影場所をフルに活かした大掛かりなものとなってる。


男が「いいよ、もちろん」と返事すると、おしゃ子は握り拳をつくり「よしゃーーっ! 」と雄叫びをあげる。


で、二人でいた場所・橋の下からおしゃ子は傘を持って走り出し、一旦画面右側に消えたかと思うと、次に橋の上から現れ橋中央まで一気に走る。


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全力で走ったせいで息を切らしながらおしゃ子はいつもの自己紹介をする。


「交際前の男の家に行く。普通の女性なら警戒する場面。しかし、私は行かねばならぬ。私はおしゃれな家に住む男としか付き合えない〝おしゃ家ソムリエ〟なのだ」



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今回は、おしゃ子が立っていた橋の、橋杭にその文言が書かれている(落書き風)という予想だにしなかった大きな展開に、大笑いした。


このオープニングのワンカットに込められた制作側の熱量が伝わってくるようで、圧倒されたよ。始まってまだ1分も経ってないんだよ。恐れ入りました。





◇いつものカフェ


いつものカフェで、いつものように男の話をしてるイエーガー・おしゃ子(矢作穂香)と、金荷くすき(富田望生)の二人。


くすき「ワイルドなんだけどちょっと素朴なとこがあって、ねえ、おしゃ子!ちょっと人の話きいてんの?」

おしゃ子「だから今から大事なデートなの!」

少しキレ気味に大声で返す




「とにかくその彼、僧帽筋が最高なのよ」と言う、くすきの話を上の空で聞いていたおしゃ子だけど、くすきが「その僧帽筋(男)が、とうとう私をお持ち帰りしてくれたのよ」と言うと、「お持ち帰り‼︎ 」と大声をあげ急に話に食いつく。


「それって家だよね? どんな家だった? 」

くすきの心配などするはずもなく、相手の男がどんな人かも関係なく、おしゃ子はその男の家がどんなだったかが気になるのだ。


くすき「場所は高円寺」

おしゃ子「高円寺?」

くすきワンルームの壁に100均に売ってるようなミラーシートが貼ってあって」

おしゃ子「それってもしかして部屋にジャージがたくさん転がってなかった?」

くすき「転がってた」

おしゃ子「じゃあさ。謎のチラシが山のように積んでなかった?」

くすき「積んであった」


ハハハッ、ハハハッと大笑いするおしゃ子。それにつられて笑うくすき。


おしゃ子は一旦笑いをピタっと止め(このあたりの情緒よ、どうなってんのって)、頭上に物証①〜③の事柄をあたかもそこに文字で表記されてるかのように見据え(実際に表記されてるけど)、そして目を閉じ推理する。


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「まちがいない、この部屋は」



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「劇団員の部屋だ ドーーーン ‼︎ 」


前回・第2話でもやっていた、この藤子不二雄Ⓐ先生の漫画『笑ゥせぇるすまんの喪黒福造ばりの「ドーーーン‼︎ 」

テレビで喪黒福造を見かけなくなって久しいが、まさかおしゃ子が引き継いだわけではあるまいな。


くすき「劇団員? 何よそのおしゃ家探偵、やめて! 」


くすき「で、今回はどんな相手なのよ?」

おしゃ子「アパレルショップの店員。彼ね、すっごく地球に優しいの」

くすき「地球に優しい人? おしゃ子にはめずらしい人ね」


と、ここで。

ちょっとばかり前後してしまうが、今回のタイトルカットを。

あまりに冒頭から二人がドタバタしてたんで、紹介しそこなっていた。


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3軒目 「お酌はルイボスティー! とにかく地球に優しい男なの!の巻」


はいはい。くせはつよそうだけどタイトルを見る限りでは、良い感じしかない。とくにツッコミどころは無さそうなんで、二人の会話に戻ろう。



おしゃ子「彼ね、地球に優しいだけじゃなくて、私にも優しいの」キラッ(効果音)


おしゃ子「なんかねおろしたての今治タオルみたいに優しく私を包み込んでくれるような感じわかる?」

くすき「どこで出会ったの?」

おしゃ子「昨日ね、夜の公園でやけ酒飲んでたの」

くすき「はあ〜、夜の公園でやけ酒?」 大きな声で繰り返す


ここで流れるように回想シーンへ





◇夜の公園でやけ酒飲んでるおしゃ子



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「はあ〜(溜息)どっかにいねえかな〜、おしゃ家に住んでる白馬の王子様」


へへへっと、笑ってるおしゃ子。

まずどこから持ってきた、そのグラス!


すると「お嬢さん」と男が声をかけてくる。

その声に「へっ?」とまぬけな顔で下を見るおしゃ子。そのおしゃ子がグラスを片手に立っている場所が、

やけ酒飲むのに 相応しくない場所

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どこでやけ酒してるん!

「そんなところにいたら風邪ひいちゃいますよ」

そういう問題でもない!


ルイボスティーを一杯、いかがですか?」と、声かけてきたその男が、


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地球に優しい男子 大賀憎男(おおが にくお)


世にさまざまな珍名あれど、「憎」という漢字はなかなか使わんて。両親はどういう気持ちで命名した?


それと、おしゃ子は確かに遠目に見ても可愛い女子だろうけど、こんな奇抜なシチュエーションで声をかけるこの〝憎い男〟と書いて憎男の勇気よ。彼はかなりのチャレンジャーと見た。






◇おしゃ子が持ち帰られる三時間前


デート当日はあいにくの雨。

おしゃ子(心の声)「雨、雨、あめーーッ!」


憎男「なんかごめんね。降ってきてちゃって」

おしゃ子「ぜんぜん気にしてないよ」と、いつものかわい子ぶった口調で答えながら、「いやいやいや、テンションだだ下がりだよ」と心の声。


「誘って責任感じてる」と言う憎男は、おしゃ子を座り心地が良いという椅子に座らせてお姫様みたいに扱う。

その憎男の対応に、


待ってました! の、

〝おしゃードル〟発動⁉︎

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「なにこの流れるような会話術。おしゃ子がお持ち帰られてもいいと思うハードル〝おしゃードル〟雨のアウトドアというマイナススタートにも負けず、さっそく2ポイントゲット!」


おしゃ子のこの〝2ポイントゲット〟の表情みただけで笑える。演じてる矢作穂香さん恐るべし。



今回は大賀憎男のキャラクターのせいか、突飛な理由での加点はなく、一つ一つ確実に積み重ねていくような展開になる。


おしゃ子は次から次におもてなしを受けその都度加点、最後のホットワインで合格ライン突破。

「惚れてまうやろーーっ!」と叫ぶおしゃ子



その全力の叫びのあとに、すぐ気持ちを切り替えて投げキッスのアクションをしながら、


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「と、いう感じで」と場面を切り替える。

今回はスマホ画面をスワイプで切り替えるように、冒頭のキスシーン手前に戻る。


一度観たシーンが繰り返されるが微妙に違う。キス寸前に唇にマグカップをあてられた憎男は「熱っ」とリアクションを取っていて、その後のおしゃ子の「よしゃー」のアクションが小さめになってる。

ただのリフレインじゃないと印象づけるために、わざとやってるのかなあ。



すると、先程場面を切り替える際にはやらなかった、カメラを両手で挟んで画角を移動させるお決まりのやつがここで登場。


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「お待ちかね、この人の家はCMのあと」だって。

ほんとふざけてるけど、この期待や予想を裏切ってくる〝おふざけ〟に、制作陣のクリエイター魂を感じるよ。





◇憎男のおしゃ家へGO!


おしゃ子(心の声)「下町情緒とハイセンスなカフェが共存する街、清澄白河


憎男「ここなんだけど。古いマンションでごめんね」

おしゃ子(心の声)「確かに古い。この感じ築60年くらい? でも東京R不動産の物件なら〝レトロな味わい〟もしくは〝そそる / シビれる〟の検索で登場するやつじゃない?趣あるわあ〜そそられるわあ〜」


おしゃ子「情緒があってとっても素敵です」

憎男「さすがおしゃ子ちゃん。わかってくれてありがとう」


憎男(心の声)「フフフッ、どうだ。この敢えての渋い見た目。こんな味わい深いマンション見たことないだろ。さあ、ここからが本番だよ」

ここで初めて、大賀憎男の胸の内が聞けた。何やら自信はありそうな感じ。



鍵を刺しドアを開けようとする憎男の手をつかむおしゃ子。

憎男「どうしたの?」

「ちょっと」と呼吸を整えているような様子のおしゃ子に、

憎男(心の声)「緊張しちゃった? おしゃ子ちゃんかわいいじゃん。フフフッ」


だがおしゃ子はそんなタマじゃない。

おしゃ子(心の声)「扉の向こうにこの男の家があられもない姿で私を待っている。あ〜あ、もう辛抱たまらん」

緊張するはずもなく、これから味わえるであろう快感を前に興奮してるのだ。


おしゃ子「もう大丈夫」

憎男「じゃあ、行こうか」


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憎男(心の声)「ようこそ、俺のイケ部屋へ」

おしゃ子(心の声)「さあこい、おしゃ部屋ああ」

とこれからリングで対戦する二人みたいな構図



ドアを開け、部屋の中を見たおしゃ子の感想は、

おしゃ子(心の声)「いいじゃんいいじゃん。ぶっちゃけあのレトロな外観からは想像できない、大胆でイカしたリノベーションだよ。おしゃ子早くもギャップ萌え〜な予感」


憎男「はい、エコレザーのスリッパ」


エコレザーとは、〝環境に配慮して作られた、地球に優しい革〟と説明テロップに表示されてるが、追加説明すると、


“ 「日本エコレザー基準(JES)」に適合し、「製品の製造・輸送・販売・再利用」までの一連のライフサイクルのなかで、環境負荷を減らすことに配慮し、環境面への影響が少ないと認められる革材料のことを指しています ” (以上、日本エコレザー基準認定事業HPより引用)ということらしい。


憎男が自信満々で出した、そんな素晴らしいエコレザーのスリッパを、ひょいと横にずらし「けっこうです」とおしゃ子。



そこから持参したスリッパを両手にはめて拝み合わせ、一歩後ずさりをしてから「よっ、待ってました!」な儀式が始まる。



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「八百万の家々が御座しますこの御世にいやしくもおしゃ家をつかまつる我おしゃ子、かしこみかしこみおじゃまいたしますぅ〜る〜」


〈解説〉少し文言が縮小されてはいる。そのせいで言葉の変更部分が何箇所かある。聞いたままを文字にしてるので正解かどうかは定かではないけど、たぶん合ってると思う。


これから世の中の人が人の家におじゃまする際には、おしゃ子を真似て「かしこみかしこみ〜」と言うようになるかもしれないんで、これくらい短くした方が憶えやすいかもね。




部屋を見回しているおしゃ子。その姿を眺めながら、


憎男(心の声)「どうだい? 声も出ないかい? いいんだよ。「きゃ〜、こんな家みたことない」とか「まるでドラマの主人公になったみたい」とか、大きな声を出しても」


相手の男・憎男が〝狂言回し〟風に心の声と共に身振り手振りを加えるというめずらしいシーン。

だけど、その間もおしゃ子は部屋のあちこちをチェックするため動いているので〝狂言回し〟としては成立していない。



あの手この手でおしゃ子を落とそうとする憎男だが、少しずつおしゃ子は憎男の本性を見抜きつつある。


憎男がアナログレコードで音楽をかけようとすると、

おしゃ子「ここで、おしゃクイズ」

憎男「おしゃクイズ?」


驚く憎男。そりゃあ驚くよね。家に招いた女性がいきなりフリップを持ってクイズを出し始めたら。正気の沙汰じゃないって。


おしゃ子「問題、トゥルン! 普段MacとかiPadとかデジタル機器を使っている男に限って、なぜか音響機器はアナログレコードを買います、さあなぜでしょう?」



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「おしゃンキング・タイム! おしゃ、おしゃ」


「音に温かさやふくよかさがあるから」と解答する憎男。

それは「正解!」なのだが、


おしゃ子「でもあんた実はレコードの音なんか何もわかっちゃいない。でしょ! 図星でしょ?」

憎男「君は何を言ってるんだ」

おしゃ子「理由は簡単だ。そのレコードラック。直射日光が当たる場所に置いてある」


おしゃ子「そんなんじゃレコード盤は変形して確実に良い音なんか出なくなる。そう、あんたはレコード盤の音なんか1ミリもわかっちゃいない。アナログレコード飾っちゃう男子だあ〜っ、ドーーーン!」



今話二度目の「ドーーーン ‼︎ 」

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DRAGON BALLかめはめ波REMIX


ってもう、藤子不二雄Ⓐ先生の漫画『笑ゥせぇるすまんの喪黒福造が、鳥山明先生の漫画『DRAGON BALLの〝かめはめ波〟を使ってるようなカオスな「ドーーーン!」直撃により吹っ飛ぶ憎男。さっきは人差し指一本だったじゃん。もうめちゃくちゃだよおしゃ子さん。



こんな感じで次々とおしゃ子に暴れていくエセ地球に優しい男子の憎男くん。

あとは、ドラマにてお楽しみください。


TVer」では8月6日まで、この第3話の見逃し配信やってるよ。



『おしゃ家ソムリエおしゃ子』

第4話 放送は8月5日(水)






〈おしまい〉



【番組後記】


今回は最後まで、執筆するつもりでいたのだけど、またしても「はてなブログ」のプレビュー機能不具合により、プレビューが途中までしか表示されない状態。誤字脱字問題はプレビュー画面でなくても、何度も読み返す事で確認できなくもないが、行間とかがめちゃくちゃになるケースが頻繁にあるので、実際にはプレビュー画面での確認が必須だもんな。


あとは一度仮に公開して、ざっと行間の乱れを確認したのちにまた下書きに戻す方法しかない。


なんなんだろうね、この不具合。

僕の使い方の問題なのかもしれないけど。



〈次回お楽しみに〉