カステラ書房の毎日

〝令和きってのドラマウォッチャー〟阿倍カステラが所属する『カステラ書房』

『ハイポジ 1986年、二度目の青春。』第3話 🟧 黒崎レイナさん&中山美穂『JINGI 愛してもらいます』 | 読むドラマ□Flash[B] case145

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「読むドラマ□」B面 はじめるよ ♫

 

 

BSテレ東ハイポジ 1986年、二度目の青春。』

 2020年1月-3月放送

テレビ大阪

BSテレ東

「真夜中ドラマ」枠

 

〈記事は第3話より いろいろと引用してます〉

 

 

 

 

□今回は

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この「Flash / フラッシュ」 については、記事の最後の方で紹介してるよ

 

 

 

 

 

 (あのね、ネタバレ注意だよ)

 

 

🔶前回までのあらすじ

 

 

□校舎の屋上

 

「突然の離婚話で、やけになって風俗行ったら転んで頭打って高校時代にタイムスリップ」

 

「「いやぁ〜懐かしいなぁ」なんて思ってたら、ずっと片想いだった小沢さつきとかいて。調子に乗って声かけちゃったりなんかして」

 

「そのあと不良にからまれてるところになんと、助けてくれたのは小沢。でも、俺。クラスで喧嘩に勝ったって嘘ついちゃって」

 

「このままじゃ、初恋の人に嫌われる。だからこれから、ちゃんと謝ります」

 

 

 

46歳の方の天野光彦(柳憂怜 / 現代)が学生服に身を包み、狂言回しによって「前回までのあらすじ」をしゃべり言葉で伝えるオープニングシーン。

 

 

これって言葉で説明すると、魂だけタイムスリップした現実を視覚的に具体化させたもんなんだよね。ん? 言い回しがややこしいか。

 

 

実際的に物語の世界では、光彦は16歳(今井悠貴)なんだけど。

こうして狂言回し役となったり、演出上必要な時に46歳の光彦(柳憂怜)が登場する。

 

 

ちなみに狂言回しっていうのは歌舞伎の言葉。辞書によると “筋の運びや主題の解説に終始必要な役柄”って意味。

 

ドラマにおける狂言回しは、近年様々な演出や新しい表現方法が登場し目覚ましく進化してる。

 

 

それについては 読むドラマ□的にも注視しているところなんで、ドラマにおいてそれが発生した時には、【ドラマあるある】と同様に紹介していきたい。(やたら解説風)

 

 

ドラマでは周囲の人が一時的に止まってる間に、役柄の人があらすじや解説をしたりするパターンが多いんだよね。急に真っ暗になって、その役柄の人だけにスポットライトが当たったりして。

 

あとは他のキャストに気づかれないように、その人だけがこっそりと内緒話のように語ったりとかね。

 

 

ちなみにこれって、なにもドラマに限定するもんじゃなく、あらゆるジャンルで普通に見られるもの。

 

 

 

 

□今話のオープニングは

 

第2話のラストで、光彦が 小沢さつき(黒崎レイナ)を呼び出して屋上で待ってるシーンの続きから。

 

 

さつきはすでに屋上にやって来てる。

光彦はそれを気にせず前回までのあらすじをしゃべり続けてる。その姿は46歳(柳憂怜)。

 

さつきに「なに?」って声をかけられ、振り返った瞬間に16歳(今井悠貴)に戻り物語がスタートする。

 

 

はあああ〜。…長いって!

オープニングでどれだけ説明してんのよ。

 

 

 

 

 

🔶男の頭の下げ方

 

 

□引き続き 校舎の屋上

 

光彦「小沢さん!」

 

「なんか、小沢さんのこと言えなくて。俺がケンカに勝ったみたいになっちゃって。ほんとに、ほんとにごめん」

 

 

46年間 生きてきた男の術(すべ)か、頭の下げ方が様になってる。大事な取引先の人に謝罪をしてるようで、さすが慣れてるってかんじ。

 

 

さつき「別にいいよ。ケンカのことなんて別にどうでもいい。そのまま天野がやったことにしといて」

 

ぶっきらぼうにそう言うとそのままぷいと、さつきは屋上を後にする。

声のトーンが低めだし、表情にも笑顔のひとかけらもないんで(わりといつも)、光彦は「もしかして、嫌われたってこと?」と頭を抱えて取り乱す。

 

 

 

そこへ。

「待て待て待て待てー」と現れたのは46歳(柳憂怜)の光彦。

 

 

光彦(柳憂怜)

「待て待てー。ここでネガティブになっちゃダメだ。また同じ人生繰り返すつもりか?」

 

 

光彦(今井悠貴は頭を大きく横に振る。

 

 

光彦(柳憂怜)

「青春なんてあっという間だ。俺がこの頃 夢みてたのは、そう。あの青春漫画のような恋愛、友情…」

 

 

二人で「光と影!」

 

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新旧 2人の光彦 揃い踏み!

 

 

16歳(今井悠貴)の光彦は口パクのよう。

同時にしゃべると別人格のように見えるから、それを回避するための口パクかもしれない。

 

 

 

光彦(今井悠貴

「二度目の青春」

 

 

再び二人で「まだまだこれからだ!」

 

 

ここでは二人で声を揃えて言っちゃってんのよ。たった今、それらしい解説をしたばかりなのにー。

 

 

でもこれって、溢れ出す感情の現れだよね。

声に出しちゃいけないんだけど、出さずにいられなくて出ちゃった的な。(解説モード終了)

 

 

 

 

 

🔶未来が変わってしまう?

 

 

□学校 廊下

 

幸子の親友 丸尾佳代(めがね / 渡邉みほ)が、司幸子(鈴木絢音 / 乃木坂46を何度も呼び捨てにした光彦に、それはおかしいと文句を言い、「どういうつもりなの?」と詰め寄る。

 

 

どういうつもりも何も、光彦にとって幸子は自分の妻(現代で)。

上手く言葉が見つからないでいる光彦に、先走り気味な佳代が「(幸子のことが)好きなんでしょ?」と聞く。

 

 

光彦(心の声)「幸子。確かに俺は将来、君と結婚する。いつの間にか話さなくなっちゃったけど。本当に好きで結婚したんだよなあ。でも今は、この時はまだ…好きじゃない!」

 

心の中で力強く言った「好きじゃない」が、ぼそりと口からこぼれる。

 

 

佳代「え?」

幸子 ショックを受けてる様子

廊下を走って行ってしまう。

 

 

「幸子ー!」と叫ぶ光彦に、「最低」と佳代がビンタをくらわす。

 

 

この時、光彦も言ってたんだけど。

幸子に嫌われて、もしも2人が結ばれなかったら未来が変わっちゃうよね。

 

 

 

 

 

🔶ラブ高の不良 再登場!

 

 

□下校時

 

昨日、光彦にからみ小沢さつきにやっつけられたラブ高(愛田商業高校)の不良2人が、校舎の外で待ち伏せをしている。

 

 

それを知った光彦がさつきに知らせる。

 

光彦「実は昨日の不良たちが外に来てて!」

さつき「(平然と)そう」

 

 

光彦「え? ちょっと待って。もしかして行くつもり?」

さつき「だって、私に用があるんでしょ」

 

 

光彦「いやっ、そうかもしんないけど。やめたほうがいいって。一緒に裏から逃げよう」

 

 

さつき「ここまで来るくらいだから、簡単にあきらめないでしょ」

 

 

光彦「本当に行くの? 小沢さん、怖くないの?」

 

 

「うん。大丈夫」

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何でもないように、いつもの表情

 

 

光彦(心の声)「俺よりもずっと若いのに。なんて強いんだ」

 

 

不良らの元へ向かう小沢さつきの背中を見つめていた光彦が、「待ってー!」と追いかけてさつきの腕をつかむ。

 

 

光彦「これは元々 俺の問題だから。小沢さんを巻き込んじゃったのは俺だから。自分で何とかするよ」

 

「だから、ありがとう」

 

 

 

小沢さつきに代わって決死の覚悟で、不良らの元へ向かって行く光彦のその様がほんとおかしいんだけど。なんだか感動的でもあるんだよね。

 

 

このあと光彦は不良らに、46年間の生き様を見せつけるかのように土下座をして謝るが。

そんなもんで許してもらえるわけもなく、また殴られ蹴られ。

 

挙句、小沢さつきを連れて10万円持ってこいと要求される始末。

 

 

 

 

 

🔶JINGI 愛してもらいます

 

 

□光彦 姉にも土下座

 

光彦が帰宅すると小沢さつきから電話がかかってるシーンがあって、それがまたいいんだよね。

 

光彦を心配して電話(公衆電話から)をくれた小沢さつきに光彦は感激するが、巻き込みたくなくて何事もなかったかのように振る舞う。

 

 

そのあと。

光彦は姉 靖子(野崎智子)に、10万円貸してもらおうとまたしても土下座。

 

 

不良には通用しなかった光彦の土下座。今度は相手が家族(姉弟)だからね。それなりに伝わるものが

 

 

光彦が事情を説明すると

 

靖子「ったく、あんた。どうしちゃったわけ? そんな根性あるやつじゃなかったじゃん」

 

 

「でも…。今のあんたの方が100倍マシだけどな」

 

 

 

ここから、今話のタイトル中山美穂『JINGI 愛してもらいます』が流れる。

 

 

靖子「なんか、いっつも暗かったし。生きてんのか死んでんのかわかんねぇツラして、気持ち悪かったけどさぁ。なんか、やっと男らしくなってきたっつーか」

 

「誰かのために体張ったんだろ? あんたにしては上出来じゃん」

 

 

思わず泣き出す光彦。

この泣き顔がまた無様なんだけど。こんな顔して泣けるっていうのは家族(姉弟)という関係性があってこそなんだろうね。

 

現代では姉や弟と不仲な光彦だから、それは潜在的な〝家族愛〟かな。

 

 

 

「姉ちゃ〜ん!」って言いながら抱きつく光彦。

 

姉に思いっきり拒否られても何度も抱きつきにいく光彦。しまいには16歳と46歳の光彦によるダブル攻撃になり、めっちゃコミカルに幕を閉じる。

 

 

 

 

 

🔶「タイムスリップもの」ドラマって案外人気

 

第1話の回(case137)で、「タイムスリップものランデブー」の話をした。

ちょっとこの言葉 気に入ってるんで、覚えたての引用埋め込みを使って紹介したい。

 

まだ読んでいない方はどうぞ。

 

今回 2周目の視聴をしてみて、「オープニングシーンでよく途中離脱しなかったよな」って思った。 でもやっぱり。途中で視聴をやめなかったのは、魂だけタイムスリップして若い頃の自分に戻るという設定と、そのことによって当時好きだった女の子に再会するというドラマチックな展開だよね。一気に心が鷲掴みにされたもの。

『ハイポジ 1986年、二度目の青春。』第1話 🟧 黒崎レイナさんと「翼の折れたエンジェル」 | 読むドラマ□Flash[B] case137 - カステラ書房の毎日

 

 

 

主人公の初恋相手 小沢さつき(黒崎レイナ)

 

 

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主人公の甘酸っぱい恋心に 共感せざるを得ない そのキャスティングの妙

 

 

 

 

 読むドラマ□シリーズには、黒崎レイナさん関連の記事がわりかしあるよ。

 

✳️ 黒崎レイナさんに関する過去記事はこちら

castella-a.hatenablog.com

 

 

 

ハイポジ 1986年、二度目の青春。』

 
 
 
 

 
ハイポジ 1986年、二度目の青春。』

 

 

 

 

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 「読むドラマ□Flash」とは?

 

下記で説明してる「Rebo」の〝増刊号〟的な扱いのやつ。

 

 

じゃあ「読むドラマ□Rebo」とは?

 

 

週に30本近く、月に100本以上をチェックしている信頼と実績の(?)

 

〝令和きってのドラマウォッチャー〟阿倍カステラがお送りする、テレビドラマを読んで楽しむエンターテイメントコラム

 

 

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【重要】先にドラマを観ることをおすすめしてます

 

 
 
小沢さつき 役
 
黒崎レイナさんのtweet

 

 

 

 

 

🟧【編集後記】

 

TVer」での配信が次々と終了していく。

すでにこの第3話は終了してるし、第4〜6話は4月6日23:59に終了となる。


全話分記事を書きたかったんだけど。間に合いそうにないな。


 

 

 

 

 ご覧の記事は

『カステラ書房の毎日』がお送りしましたー♬

 

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「したむきちゃん」阿倍カステラ©️

 

 

 

  🟧 したっけね

 

 

 

 



 

🟥 以下は、2020年 過去記事の一部です

 

【スルー希望】

 

 

 

☆阿倍カステラのドラマ視聴日記 11月4日(水) 編

 

TBSテレビ『この恋あたためますか』(主演 森七菜)第3話 

 

 

MBSテレビ『そのご縁お届けします ーメルカリであったほんとの話ー』(主演 飯豊まりえ)第1話

 

 

以上、2番組でした。

 

 

本日も訳あってウチにいなかったのでドラマ視聴少なめ。

 

それに付け加えて。

外出してたもんで体が疲れてて、もう今日も大したことは書けない。今に始まった事じゃないね。

 

当分こんな感じが続きそう。

明るい未来はどっちだ?