カステラ書房の毎日

〝令和きってのドラマウォッチャー〟阿倍カステラが所属する『カステラ書房』

読むドラマ □ case13 『文学処女』第6話 いわゆるひとつの揺り返し回

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MBSドラマ『文学処女』重版放送 第6話より

MBS  2020年5月28日スタート 毎週木曜深夜0:59〜 各局放送時間バラつきアリ 注意



【基本的に全編ネタバレ】

⚪︎過去に全話観た方が重版放送を途中から見返す際にご利用いただけたら幸いです

⚪︎観る気すらなかった方がこれを読んで重版放送を観てくれたら、それはなんて素敵なことでしょう〜



OP曲 「ロングハローグッバイ」について

そうそう。松任谷由実竹内まりやを連想させるオープニング曲 「ロングハローグッバイ」もいい曲で、Special Favorite Music の事を検索してみたら、大阪発の7人組バンドから4人が脱退したという2019年のニュースが目についた。で、現在は3人で活動しているようだ。でもその3人は男性ばかりなので、オープニング曲を歌っていたのは脱退した4人の内の一人、元ボーカル/コーラス ラビンユーだと思われる。また今度調べたい(出た! かすてら忍法 後回しの術⁈ )




『カステラ書房の毎日』は深夜1時に毎日更新中‼︎

◉阿倍カステラの「テレビ買ってよ」

◉読むドラマ シリーズ

など人気企画を日替わりで更新してます。


【お詫び】本日1時の更新が出来ず、お昼の1時更新になってしまった事をお詫びします。ごめんなさい‼︎




昨日 7日(火) は2回更新!

①読むドラマ □ case12『ぼくは麻理のなか』第5話

②新企画「カステラのフロックTV」vol.1

▷ご確認の上、読み逃しなく!



さあ、みんなーっ「読むドラマ」はじめるよ

〝最速の執筆家〟阿倍カステラが車掌も運転手も兼任する「読むドラマ」という名の快速列車。

毎度、脱線に次ぐ脱線でダイヤ乱れまくりのトークバラエティー

さあ、乗ってらっしゃい読んでらっしゃい。

駆け込み乗車も大歓迎⁉︎ 

今宵も見切り発車で出発進行!


振り返り度 ★★

今回「振り返り度」星2つで割と振り返り弱め? かな。

でも、あらすじ紹介ではないので大胆にもバッサリと端折ったりしてる。

やいのやいの言いながら一緒にドラマを観る感じで読んでもらえたら最高です。





『文学処女 』重版放送 第6話より


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連続ドラマというものは、動きが激しかったりそうでもなかったりが各話でどうしてもばらつきが出るもんだ。


7月7日公開の「読むドラマcase12」フジテレビ『ぼくは麻理のなか』第5話の回で僕はそう書いて、それを〝揺り返し回〟と称した。


〝揺り返し回〟の説明は以下の通り。


地震においての揺り返しとは余震のことだけど、ドラマにおいての〝揺り返し〟は、次に起きる大きな展開を予感させる、地震でいうところの「前震」の意味も含んでる”



このMBSテレビ『文学処女』においては全8話という事で、最終話に向けての「前震」となる〝揺り返し回〟が今回の第6話だと言える。


で、前回・第5話に戻ると。

その回の「読むドラマ」の記事は書いていない。

どのドラマもほとんど「TVer」や「GYAO! 」などの〝見逃し配信〟を視聴して記事を書いているのだけど、その〝見逃し配信〟を見逃す、という失態をやらかしてしまった。


辛うじて(第5話)ラストシーン手前までは視聴してはいたので、今回・第6話冒頭の(第5話ラストシーンの)回想シーンと合わせれば補完は完了。問題なく今話の記事を書ける。しかしながら継続して読んでくれてる方には謝りたい。朝食を抜きにするという罰をあえて自分に課すことで許してもらいたい。あーお腹すいたが我慢がまん(押しつけがましい? )。




次の小説の取材を大義名分として月白鹿子(森川葵)と加賀屋朔(城田優)はデートをするが、偶然にも望月千広(中尾暢樹)と三島暁里古賀哉子)の二人と出会しWデートのような展開になった前回。


二人っきりになるシチュエーションを作り鹿子に思いを伝える望月。


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そこへ自ら飛び込んで行って鹿子の手を取り奪い返す加賀屋朔。

そんなシーンの続きから第6話は始まる。




◇観覧車の二人

鹿子「なんで何にも言わないんですか? 先生? 」


「高い所、ダメなんだ」と加賀屋が言うと、さっそく観覧車のゴンドラを揺らす鹿子が少女っぽくてかわいい。女の人は、高い所を怖がってる加賀屋をかわいいと思うんだろうね。


「やめろって! 」ちょっと怒ってる加賀屋。

「先生にも弱点あったんだ」と笑う鹿子。


鹿子「なんで苦手な所に自分から行くんですか? 」

加賀屋「どうしてだろうな? 君といると調子狂う」

微笑む鹿子。

加賀屋「彼、血相変えて出て行ったけれど、告白でもされた? 君にはああいう男の方が似合ってるよ」

鹿子「じゃあ、どうして連れ出したりしたんですか? 先生は、私をどうしたいんですか? 」

加賀屋「ほんとだな。矛盾してる。すまない」


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「(心の声)ちがう。ずるい。先生はずるい。謝られたら何も聞けなくなる。先生はずるい」


いきなり立ち上がり加賀屋の横に座り直す鹿子。ゴンドラが揺れたため「やめろ、立つな」と慌てる加賀屋。


鹿子「いろんな所を見るから怖く感じるんです。私の方だけを見て。大丈夫です。私がそばにいます」


鹿子「好きです。先生が好きです。先生は恋じゃないって言ったけど勘違いだって言ってたけど。だったらどうしてこんなにも苦しいのでしょうか? せめて、恋だって認めてもらえないと失恋もできない。だからお願いです。ちゃんと振ってください」




観覧車が戻るまで 先生を好きでいさせて下さい

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「ちゃんと忘れます」


鹿子「ちゃんと、担当として接します。だから、もう少しだけ観覧車が戻るまで、先生を好きでいさせてください」


思わずキスをする加賀屋。

思わず目を閉じる鹿子。

そう、観覧車はキスをする場所。







望月「カッコ悪いなあ、おれ」


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暁里「カッコ悪くなんかない。逃げずに気持ちをまっすぐ伝えた。千広くんはカッコ良いよ」



にしてもこの二人が語りあってるシーンは、


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観覧車が東京タワーくらい細く見えるほぼ真横の位置。


観覧車には鹿子と加賀屋が乗ってるし、それを知ってか知らずかお互いが意識しない程度の配慮にも取れる。じゃないともう少し右か左にズレてしっかり観覧車を映すよね。





ドラマ中盤。CM前の原稿用紙カット。


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“思わず、離したくないと思ってしまった”







◇加賀屋邸


「(心の声)先生? このまま先生のこと、好きでいていいんですか? 」

と、加賀屋邸のバスルームにて。


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□ドラマあるあるだけど、ヒロインは必ず不自然なくらい入浴剤を入れる。まあ、あたりまえか



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鹿子「あのキスはどういう意味ですか? 」


で、これも謎のシーンなんだけど鹿子の髪をドライヤーで乾かしてる加賀屋。印象的なシーン。


こんなに画像を掲載する予定じゃなかったんだけど、文章じゃ伝わりにくいかなと思って。

いや、伝えられますよ。そりゃあ、僕だって一端に小説書いてるカステラだもん。でも、それだとものすごおく長い文章になってしまうので画像に頼るカステラであった。


ドライヤーで髪乾かしてからの〜バックハグで、加賀屋は言う。

「たしかに君に惹かれてる。愛おしいと思い始めてる。でも、これは君が思ってるようなものじゃなくて、綺麗なモノを壊したいっていう、一時的な情欲かもしれない」


加賀屋「初めての男が、僕みたいな人だったら後悔するよ」


鹿子「先生の言ってること、難し過ぎます。今大事なのは、私が先生を好きということと、先生が私を求めているかということです」


鹿子「今日だって、ずっと先生に触れたかった。処女だって欲情するんです」

加賀屋「ふふ、斬新な口説き文句だな」


改まって、加賀屋「君が好きだ」

鹿子「私も、先生のことが大好きです」




第1話の「処女なめんな」に続く、鹿子の名言

処女だって 欲情するんです

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ここでキスシーンになって、このあともベッドで「密です」と小池都知事に言われそうな濃密なキスをする二人。



加賀屋の告白に答えて「大好きです」と返した時の鹿子の声に、見たこともない楽器が奏でた美しい音楽を聴いたみたいに心震わされた。聴いたことのないような音を奏でる森川葵さん、ヤバイね。思いを込めて歌うように、その気持ちが声のトーンにのっかってた。



ベッドシーンでも、「怖い? やめる? 」と聞く加賀屋に、「やめないでください」と答える鹿子のその声のトーンよ。どうなってるの?


だけど鹿子が「先生、月がきれい」「月が見てるみたい」と言うと、加賀屋の態度がまさかオオカミ男に変身すんじゃないだろな、くらい急変し鹿子の処女喪失はおあずけになる。





◇どこかのBAR


有明光稀泉里香)「早いとこ担当を代えてあげた方がいいんじゃない。あの子に加賀屋くんは支えられない」

三島編集長「光稀、おまえは大丈夫なのか? 」



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三島が帰った後で彼の言葉を思い返し「ずるい」とつぶやく





◇どこかの橋の上


望月「俺、見守るだけのいい奴でいるのやめたんだ。カッコ悪くてもみっともなくても。月白が好きだから、諦めたくない」



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望月「だから、隙があったら遠慮なくつけ込むから」

鹿子「いや、そんな困るよ」

このあと、おでこコツン。





◇緑線社


三島編集長が、加賀屋デビューの頃の担当は自分だったと鹿子に話す。


三島編集長「不思議な作家だったよ。人が持つ性(さが)に嫌悪し、人を拒絶しつつも一方で人を求めている。『花冷えの時』、彼がまる裸になって書いてるのはあの作品だけだ」



鹿子「私がその殻を破りたいと思っています」


三島編集長「もっと自信を持って愛してやれ」



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「私は編集者として、女として、先生を愛したい」



次回予告を見る限り激動の予感がびんびんしてる。

ラスト2話、見逃し配信を見逃さないようにしなければ…。



〈おしまい〉




【番組後記】

すでに謝罪は済ませたが、深夜1時の更新が出来ずお昼の1時更新になってしまった。


調子に乗って、書き上げた記事をすぐに公開したのが運の尽き。こんな事態になってしまうのだと反省。

それでも〝前がかり〟に攻めた結果だ。胸はって行きたい。


あと一つ。

記事中にも触れたけど、『文学処女』第5話

の記事はありません。過去記事を読んでくれる方には申し訳ないけど。ほんとごめんなさい。




〈次回お楽しみに〉