カステラ書房の毎日

webで小説やエッセイを書く〝阿倍カステラ〟の勤務先。それが『カステラ書房』。今日もひっそりとオープン‼︎

読むドラマ□ 『ホクサイと飯さえあれば』六食目 攻めの味噌煮込みうどん case72

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オープニング ブン

「ちょーめんどくさい」

 

MBSテレビホクサイと飯さえあれば

(2017年1月-3月放送 主演 上白石萌音

MBS  2020年7月23日 再放送スタート 

毎週木曜深夜0:59〜

記事は8月27日(木) の六食目(第6話)より

〈注〉再放送の日時は地域によってばらつきアリ

 

 

【基本的に全編ネタバレ】

 

 

2020年9月より更新時間変更!

『カステラ書房の毎日』

毎日 カステラタイム / 午後3時更新!

 その日の状況により多少変更になる場合もありますが、これまで通り毎日更新は継続します!

 

 

 

 

☆読むドラマとは?

やいのやいの言いながらドラマを見る感覚で、このドラマの面白さを一緒に語り合ってるように読んで楽しめるものである。

また、トークバラエティー番組っぽくやってるつもり(探り探り)でもある。

 

基本的にはドラマを先に観てください。

それと、ドラマを観るつもりもなかった方が、これを読むことによって「観てみよっかな」ってなってくれたら最高! なので、地味にそこも目指してる。





☆過去記事、四〜五食目はこちら 

castella-a.hatenablog.com

castella-a.hatenablog.com

 

 

 

 

ホクサイと飯さえあれば』六食目

 

「人見知りで話しベタ。不器用でおっちょこちょい。なのに料理にはやたらこだわる女子大生・山田ブン。そんなブンの大学生活も愉快な仲間たちの登場や、かすかな恋の予感に彩られにわかに賑わい始める。まだまだエンジョイキャンパスライフとは言い切れずとも、そうなる日はそう遠くはない? 彼女が人と出会う時、そこには必ず拙者・ホクサイと飯があるのでござる」

 

今話も一気にまくしたてるように、これまでのあらすじを紹介するホクサイの語りで始まる。

 

途中に、「かすかな恋の予感に彩られ」ってあるけど、それって柑田川永太郎(前田公輝)側の話で、〝ブン〟こと山田文子(上白石萌音)側はそんな予感ひとつもないよね? 今話ではそれがあるってことなのか。

 

 

 

 

 

 

◇千住大学

 

進級制作の課題を提出するブン。

 

提出した絵の出来はあまり芳しくなく教授の評価も低い。そのせいで教授からは、「進級は保留です。週末までに描き直してきてください」と提出した作品を突き返されてしまう。「じゃないと留年決定ですよ」と教授。

 

 

キャンパス内のカフェに移動

ブン「また、やり直しだよ〜」

ホクサイ「あの教授、ブンにはやたらあたりがキツいでござるなあ」

 

ブン「ほんとだよ、何か嫌われるような事でもしたのかなあ」

ホクサイ「ま、好みで言ってるだけでござろう。ブンのせいではござらんって、え、ブン! あれはなんでござるか?」

 

 

ホクサイが驚いた視線の先には、理解し難い奇妙な姿をした〝ジュン〟こと有川絢子(池田エライザ)がいた。

 

 

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これ、なんだろうね? ま、まさか⁈

 

 

ブン「え? ジュンちゃん。何をやってるの?」

ジュン「編み物」

 

ブン「編み物?」

ホクサイ「ずいぶんワイルドな編み物スタイルでござるな」

 

ジュン「編み物なんてさ。生まれて初めてだから、なんかうまくいかなくて」

 

ブン「そ、そっかあ。あ、でもなんで突然、編み物なの?」

ホクサイ「しかももうじき冬が終わるこのタイミングで」

 

 

「ブンちゃん、聞いてくれる?」と、ジュンがその理由を話し始める。

「ロウちゃんに好きな人が出来たみたいなの〜」と。

 

その編み物は、ジュンの幼なじみの〝ロウちゃん〟こと柑田川に贈るためのものだという。

「しかも、名前も知らない人に恋してるみたいなの。そんなさあ、どこの誰かもわからない人にロウちゃん奪われるのやっぱ悔しいじゃん。だから、手編みのマフラーをプレゼントして取り戻すことにしたの」

 

ブンは「あ、ああ〜」と適当に相槌を打つが、何が何やらさっぱりなのでホクサイにアイコンタクトで〝教えてちょうだい〟とばかりに助けを求める。

 

 

ホクサイ「もはやどこから突っ込んでいいのかわからんでござるが、つまりジュンちゃんはロウちゃんに想いを寄せているが、自分自身ではそれに気づいていないと」

と、状況説明をするホクサイ。

 

でもジュンの言う「どこの誰かも知らない人」とはブンのことで、ジュンはそれを知らない。

ブンの方は以前に荒川河川敷で出会った柑田川が、ジュンの幼なじみ〝ロウちゃん〟と同一人物であることを知らない。

すれ違いを含みつつ、ちょっと微妙な三角関係が成立してる。

 

 

ジュン「ねえ、ブンちゃん。ロウちゃんもらってくれるかな?」

マフラーが完成したらの話だよね。完成しそうにないんだけど。

 

ブン「あ、ああ〜。うん。たぶん」

ジュン「だよね。よかったあ〜」

 

 

 

ジュンがバイトに行くと言って去ったあとで、「やっぱ恋ってめんどくさいもんなんだね」とブン。

 

ホクサイ「はて? 恋とは人生の醍醐味の一つでござるぞ」

 

ブン「でもあんな毛糸まみれになるくらい心が乱れるんでしょ? すっごくめんどくさいよ」

ホクサイ「本当にそうでござるか?」

 

ブン「ちょーめんどくさい」(冒頭の画像)

 

 

 

 

ここでオープニング曲HY『HAPPY』

そして、今話のタイトル

 

 

六食目

攻めの味噌煮込みうどん

 



柑田川が荒川河川敷でマフラーを編んでいる。

 

彼の場合それは恋占いの意味があって、編み目一つ分ごとに「また会える」「会えない」とつぶやきながら編んでいる。

恋占いの結論がでないまま編み続けられてるマフラーは次第に長くなり、彼の首はおろか肩など上半身にまで巻き付いてる。

 

 

突然立ち上がり、「うわああっ、どうしたらいいんだあ〜」と叫び走り出す柑田川。

偶然通りかかったブンの目の前を横切るという、またも奇跡的なニアミス。

 

 

ホクサイ「あの男も毛糸だらけになってるでござる」

 

 

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「恋でもしてるんだろうね」

 

いや、相手はあなただから! っていうコミカルなすれ違いが面白い。ブンは目の前を横切り走り去って行った男が柑田川だとは気づいてない。

 

 

 

小さくなる柑田川の背中を眺めていたブンのお腹が鳴る。

 

ホクサイ「ブンは花より団子でござるな」

 

ブン「お団子かあ〜。お団子も好きだけど、今は断然ソース系が食べたいな〜。たとえば、たこ焼きとか!」

 

 

そう言うと、ブンはその場にリュックを置き、

〝エア クッキング劇場〟in 荒川河川敷 の開演となる

 

「油をよ〜くなじませた熱々の鉄板に、たこ焼きのタネをじゅわわわわ〜」

 

「そこに少し大きめに切ったタコをぽとぽとぽと。細かく刻んだネギと、紅しょうがをた〜ぷりかけて」

 

 

近くにいた千住高校編み物部員らも、すでに注目してる。

 

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「さらに 天かすをどばあ〜〜」

 

 

「中身がふつふつして、表面がカリカリ焼けたら。くるっ、くるっとひっくり返して」

 

「そこにソースをた〜ぷり塗って。さらにマヨをぴゃぴゃぴゃぴゃ」

 

 

「お好みで、青のりと鰹節を散らして」

 

 

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「ふーふー」

 

野球部員が足を止めて見てる。河川敷にいる人たちもブンに注目してるなか、その焼き立てのたこ焼きを口に放り込む。

 

 

ブン「あっつい! でも外はカリッカリ。中はとろっとろ〜。濃厚ソースと青のりの香りに紅しょうがかきいて」

 

 

 

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「もうほんまに めっちゃ美味しいやん」

 

ホクサイ「ということは、今夜はたこ焼きでござるか?」

 

ブン「もちろん。と言いたいところなんだけど、うちたこ焼き器ないんだよね」

「でも、それより今は進級制作のモチーフを探さないと」

 

 

 

 

 

◇山田ブンの家

 

もうすでに夜になってる。

「なんも思いつかないよ〜」とブンはテーブルに突っ伏す。その横にはあたりまえのようにナギ(桜田ひより)がいる。

 

そこへ母からの宅配便が届く。

開けてみると、使い捨てカイロやモコモコ腹巻き、湯たんぽなどがたくさん入っていて「冬の必須アイテム目白押し」と喜ぶブン。さらに白い割烹着と土鍋も出てきた。

 

その土鍋を見てブンが何かを思いつく。

 

ブン「これで、冬が描ける!」

 

 

 

 

 

◇山田ブンの家 朝

 

朝6時。目覚ましが鳴り起床したブンが着物を取り出す。

 

ホクサイ「着物を着るでござるか?」

ブン「うん。私の頭の中ではもうメニューが出来上がっているの」

 

着物を着て、その上に割烹着を着る。

教授の言葉を思い返し、「攻めの姿勢で」とつぶやき台所に立つ。

 

土鍋に具材を入れ煮込み、そこへ八丁味噌を加える。

 

 

ブン「八蝶味噌は溶けにくいので念入りに溶かして」

 

ホクサイ「ちょっと多すぎじゃあござらんか?」

ブン「汁を飲み干さなきゃ大丈夫」

 

 

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「ここはとことん 攻めの姿勢で」

 

教授に言われた言葉を再度繰り返す。

まさか教授も料理に当てはめられるとは思いもしなかっただろうけどさ。

 

その土鍋に、お湯でほぐしたうどんの冷凍麺を投入し蓋をしてさらに煮込み、油揚げ、かまぼこ、生卵を入れてラスト3分煮込む。

完成を待ちわびていると玄関チャイムがなる。「ブンちゃん助けて」とジュンの声。ドアを開けると、

 

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ブン「どうしたの? ジュンちゃん」

ホクサイ「っていうかその毛糸怪獣、だれ?」

 

ジュン「ごめんね。急にきちゃって。さっき深夜バイトの帰りに土手通ったら、ロウちゃんがガタガタ震えてて。ごめん、ちょっと上がらせて」

 

ジュンは部屋に上がるなり柑田川をストーブ前に座らせ、自分の着ていた上着を羽織らせる。柑田川はブルブル震えてる。

 

ジュン「ロウちゃん、昨日の夕方からずっと土手にいたみたいなの。昨日のお昼から何も食べてないらしくて。だから何かあったかいものを…」

 

そう言いかけてジュンが「ん?」と、くんくん鼻を利かす。

マズい! と思ったブンは台所に逃げ込みガラス戸を閉める。

 

ブン「朝ごはんを作る者の特権が。私の進級が〜」

土鍋が煮たってるガスコンロ前で崩れ落ちるブン。

 

ホクサイ「ブン、心を強く持つでござる。目の前には明らかに弱っている人間。どうするべきかは火を見るより明らか」

ブン「う〜〜ん」(悩む)

 

ホクサイ「3分経ったでござる。いざ、ご決断を」

 

 

かなり深刻な顔して相当迷ったけど、結局ブンは柑田川に味噌煮込みうどんをご馳走することに決める。

 

 

ジュンはそれを小皿に取り分けて箸でつかみ「はい、食べて」と柑田川の口に近づける。

ホクサイ「食いしん坊のジュンちゃんが人に食べものを分け与えているでござる」

ジュン「ほら〜」

柑田川「自分で食えるし」

 

その二人の様子を微笑ましく見ているブン。柑田川がようやく恋の相手・ブンに気づく。

 

 

 

で、いつものように次のシーンでは味噌煮込みうどんは食べ終わってて、流し台に空の土鍋が置かれているというね。

 

ジュンはテーブルに突っ伏して寝ている。

柑田川は荒川の土手を歩いてて、「また会えた」を嬉しそうに3回ほど繰り返しつぶやいてた。

 

 

ブンはというと。

進級制作の課題の絵を描いてる。

 

 

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ブン「できた」

ホクサイ「これで進級は間違いないでござるな」

 

 

 

ブン 語り

「恋ってきっとめんどくさい。心が乱れて周りがな〜んにも見えなくなる。でもそれってきっと、すごく幸せなことなんだろうな。冬の風は冷たいけれど、その分距離が近づいて心はちゃ〜んとあったまる。だよね、ホクサイ」

 

 

ブンの描いた絵がこれ。

 

 

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二人の姿を見て恋について考えたブン。

恋ってめんどくさそうだけど、そこには幸せがあるって気づけた。

 

ブンは二人の恋を微笑ましく見てた。この絵でなんとなくそれが伝わってくるよね。

 

 

そして、ジュンの幸せそうな寝顔。

 

 

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深夜バイトの帰りだって言ってたから、ジュンは寝てなかったんだよ。

 

 

 

さて、この流れでいうと。

柑田川はブンに気づいたけれど、その場では何も言わなかったってことになるよね?

微妙なすれ違いの三角関係は次回へと持ち越しってことになるか。

 

ラスト2話。果たしてどうなるのやら。

 

 


そして、


本日 9月4日(金) 『ミュージックステーション』に上白石萌音 出演!

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楽しみ楽しみ〜。



 

〈おしまい〉

 

 

 

【番組後記】

 

またしても再放送のスケジュールに間に合わなかった。

この体たらくじゃ〝最速の執筆家〟の看板を下さなきゃいけないな。

 

何はともあれ、このホクサイと飯さえあればはよく出来たドラマだよ。毎回、料理を絡めたストーリーが素晴らしいなって感動する。

 

 最後まで、存分に楽しみたい。




 

〈次回お楽しみに〉