☆したむきちゃんの次回作、描きたいな☆
また「earth music&ecology (アース ミュージック &エコロジー) 」のCM撮影やグラフィック撮影のメイキング映像やらを観てたら。
様々なコーディネートで写真撮影をする宮崎あおいさんが、ポケットの中に手を入れてポーズを決めてるシーンを見て、ある女の子を思い出した。
その女の子はかつての仲間で10代の頃からの長い付き合いだった。
当時の僕の仕事に手伝いというかバイトしにくることもあって、いろんな現場で一緒になった。気心知れてたんで仕事もやりやすかったのを覚えてる。
その彼女がある現場で、ユニフォームのポケットに手を突っ込んでいた。仕事上の責任者としても大人としても、お客様のいる前でそれはダメだよって言わなくちゃいけなくて注意をしたんだ。もちろん彼女は頭を下げてすぐにポケットから手を出したけど。
だけどね。
彼女がポケットに手を突っ込んでいる姿を僕はもっと見てたかった。
「かっこいいな」って思ったんだ。僕がカメラマンならあの場面で衝動的にシャッターを切っただろう。本来なら手を突っ込むことなんてないユニフォーム。他の女の子ならまずやらない行為だけど、それを彼女は自然にやっていてそのナチュラルさがかっこよくて美しかった。
三月の中頃。
今日も外出もせずに部屋にとじこもっていた。さすがに食料品が切れてくるので深夜頃には買い物に出かけようと思いつつも実行できないでいる。
こうなってくると、どこかへいってしまう創作意欲。
大切なことはわかってる。わかってるつもりでいる。
あせることはない。できないことを嘆かずに、やれるときにやればいい。
誰とも連絡も取らず、一人でずっと生活を続けているとだんだんわけがわかんなくなってしまう感覚がある。鏡の中の自分ともなんだかよそよそしくなってきたりして。そんな自分に「こいつ、まともじゃねぇな」って印象をもつ。
宮崎あおいさんの「 earth music&ecology 」のCM集とか観てると、元気が出る感じがする。
ザ・ブルーハーツ『1001のバイオリン』やザ・スパイダース『なんとなくなんとなく』を口ずさみながら畑で人参を引っこ抜いたり、雪山を歩きスコップで穴を掘ったりしてる宮崎あおいさんを観ながら自然と笑顔になってる自分がいる。
かつてユニフォームのポケットに手を突っ込んでいた彼女も同じなんだ。
あの頃の彼女のことを思い出すと笑顔になれる。
思い出したくない過去ばかりで、思い出すと「二度と戻らない日々」に悲しくなるばかりだけど、ほんの一瞬でもこうして笑顔になれることもあるって。そんなことに気づけたから、宮崎あおいさんに感謝しつつ、かつての彼女にも感謝しつつ、大好きなLONGMANの歌を聴きながら毎日を歩いていかなきゃなって。
◇◇◇
これを書き終えてから買い物に出かけるかどうか決めかねながら、とりあえずアニメ『SHIROBAKO』を観てた。昨夜から第1話を観だして一気観してる途中だった。現在第6話まで観た。「イデポン宮森 発動篇」は、創作活動をする者としてとても心が揺さぶられる回だった。
つくづく思う。何がきっかけになるかもわかんないな。いろんなものにアンテナ張って、いろんなものに興味をもって、何事も楽しんでみるもんだね。その存在は知ってたけど、まさか自分が『SHIROBAKO』を観るなんて思ってもなかったもんな。
いろんなものに感謝を。