□フジテレビ『ぼくは麻理のなか』
2020年6月2日(火) より再放送スタート!
毎週火曜 25:25〜 記事は6月23日(火) 第4話 より
『カステラ書房の毎日』は深夜1時に毎日更新中‼︎
【基本的に全編ネタバレ】
⚪︎過去に全話観た方が再放送を途中から見返す際にご利用いただけたら幸いです
⚪︎観る気すらなかった方がこれを読んで再放送を観てくれたら、それはなんて素敵なことでしょう〜
〝ゆるversion 〟前言撤回
「ぼく麻理」に対する思い 急騰! 魂こめたフルバージョン⁉︎
ドラマを一緒にあれこれ言いながら視聴するイメージで、〝読んで楽しめるドラマ〟を目指す大好評企画「読むドラマ」。
一般的にドラマは60分枠が多いのだけど、最近では30分枠のものも増えてきた。そこで「読むドラマ」で、30分枠のドラマを題材にする場合は〝ゆるversion〟として、その違いがはっきりわかるようにしようと考えた。
そんな矢先、30分枠のドラマMBSテレビ『文学処女』第4話を先日フルバージョン扱いにしてしまった。あんまり深く考えてなくて、記事が長くなったから結果的にそうしただけなんだけど。
でもそうなると。
どうなる? フジテレビ『ぼくは麻理のなか』ってなる。
実はそんなことは関係なしに今回、当たり前に〝ゆるversion〟にしようとしてた。『ぼく麻理』はそんなに長くはならないだろうとたかをくくっていた。でもいざ記事を書き始めると「あれ? ゆる、じゃな〜い! 」ってなって。
そんならいっちょ、『ぼく麻理』もフルバージョンでやっちゃいますか、となった。だらだらと内輪話長い? ごめんなさい。でも決してフルバージョンにするために文字数稼いでるわけではありません。
はてなブログは優秀なんで関連記事に自動的に表示されると思うんだけど、『ぼくは麻理のなか』、第1話(6月6日付)、第2話(6月18日付)、第3話(6月22日付)の過去記事アリ! 合わせてご覧あれあーれ⁉︎
さあ、みんなーっ「読むドラマ」はじめるよ
〝最速の執筆家〟阿倍カステラが車掌も運転手も兼任する「読むドラマ」という名の快速列車。毎度、脱線に次ぐ脱線でダイヤ乱れまくりのトークバラエティー。
さあ、乗ってらっしゃい読んでらっしゃい。駆け込み乗車も大歓迎⁉︎
今宵も見切り発車で出発進行!
振り返り度 ★★★
「読むドラマ」はあらすじを紹介するものではないけれど、今回「振り返り度」星3つで割と振り返り強め。
「黙れ、ヤリマンども! 私の友達は依さんだけだ」
しばらく学校を休んでいた吉崎麻理(池田エライザ)が久しぶりに登校した。もちろん、中身は小森功。よっていつものようにここからは、〝小森(体は麻理)〟と表記する。ここらへんが文章にするとややこしいところではある。
第2話でクラスメイトのももか(花坂椎南)の彼氏・ヒロキ(中島健)に告白され、いきなりキスまでされた小森(体は麻理)。
トイレの中でその話題で一悶着やってる女子校ならでは(?)のシーン。
麻理に、ヒロキとキスした事は許すというももか。すでにヒロキとは仲直りしたと告げる。
視聴者的にも今更? (第2話の事だから)って感じなんだけど、麻理が学校を休んでいたんだから仕方ないか。
それよりその第2話のラストでヒロキにキスされた後、小森(体は麻理)が「ぼくは麻理さんじゃありません。小森功なんです」と告白した件は、あれからどうなったんだろう? って思ってしまう。その場には麻理の母とヒロキがいたんだ。ヒロキはそれを聞いて何とも思わなかったのかな? ってちょっと疑問。
それは置いといて。
第4話の女子トイレの中に戻る。女子校だからわざわざ〝女子〟トイレって言わなくていいか。いや、女子校にだって男性教師や職員はいるから男子トイレだってある。
取り巻きの女子曰く、〝大人な〟ももかが「ヒロキから聞いたよ。私らもう元に戻ったからさ。だから気にしてないよ、キスしたとか」と言い、
「はい、仲直り」と麻理に右手を出す。
その展開に麻理と同じ個室に潜んでいた柿口依(中村ゆりか)がその手を払う。「あら、いたんだ? 」とももか。
こういう展開っていかにも女子トイレあるある、なシーン。男子だと連れションシーンはよくあるけど個室に一緒に入ったりしないもんね。
ももか「キモい勘違い女に付きまとわれて可哀想だから、助けてあげようとしてんだけど」
さらには麻理に「親友だもんね」と言うももかにブチギレてビンタをくらわす依。即座にももかがやり返そうとするが小森(体は麻理)が間に入り依を抱きしめかばってからの〜、
「黙れ、ヤリマンども。私の友達は依さんだけだ」
中身が小森なだけに発言が童貞っぽい。
それにしても柿口依 役の中村ゆりかがしっかり「キモい勘違い女」してる。
コロナ禍の影響で放送休止されていたテレビ朝日『ギルティ 〜この恋は罪ですか?〜 』(主演・新川優愛)も6月25日から再開されたけど、そのドラマでは親友を裏切り、その旦那と不倫をする悪女を演じている中村ゆりかさん。その前がテレビ朝日『女子高生の無駄づかい』(主演・岡田結実 2020年1月-3月)での、感情が死滅してるロボ・鷺宮しおり役だからね。どれだけ振り幅見せつけるんだろうって感心する。この『ぼくは麻理のなか』でもこうして「キモい勘違い女」をやってるから、本人が持つ可愛さは微塵も感じない。もちろん褒め言葉として。
ももからが去り、依と二人だけになってから小森(体は麻理)は昨日麻理から電話があった事とオナニーした事を依に話す。それを聞いて、「吉崎さんのこと、自分勝手に弄んで…」と依がまたもブチギレる展開に。
依にブチギレられながらも小森(体は麻理)は、「思ったんだ。ぼくは麻理さんになりたかったんだって。自分なんか消えて身も心も麻理さんのなかに溶けてなくなったら、どんなに幸せだろうって」
依「気持ち悪い。どんだけ自分が好きなわけ」
小森(体は麻理)「依さん。依さんは何がちがうの? ずっと見てたんでしょ。じゃなんで話しかけなかったの。なんで友達になってあげなかったの」
小森(体は麻理)「怖かったからじゃない? 」
(回想シーン: ここでの麻理は本物)
小森(体は麻理)「麻理さんに、自分のなかを見られてしまうのが」
「依さん、ぼくらは仲間だ」と小森(体は麻理)が言うと、「(あんたに)なにがわかる! なにがわかる‼︎ 」と、依はまたもブチギレて「気持ち悪い」を連呼する。
そんな依を一旦落ち着かせる小森(体は麻理)。依を受けとめようとする。
学校帰り、「ちょっと待ってて」と依に言われ公営団地っぽい依の自宅前で待つが、何を思ったのか小森(体は麻理)はいきなり依の自宅へ潜入する。
「へえ〜、おんなじ名前だ。依の姉の茉里です」
伏線か チョイ役か 柿口 茉里 初登場⁈
そこで、柿口茉里(黒澤はるか)と初顔合わせ。伏線っぽい異様な雰囲気の柿口姉さん。柿口姉妹にも何かしらの問題がありそう。これが伏線でなければ姉・茉里はただのチョイ役(失礼! )。
すぐに依に外に追い出され、またブチギレられる小森(体は麻理)。今日何度目?
依「嘘つき! なんで私をそんなに傷つけるの。なにが友達よ、嘘つき‼︎ 」
依と別れた小森(体は麻理)は、小森功(吉沢亮)のアパートへ行く。
そこで小森功に、「麻理さんから電話がかかってきた」と話す。以下、小森同士の会話。
小森功「え、いつ?」
小森(体は麻理)「昨日。オナニーしてた時」
小森功「え? 」
小森(体は麻理)「オナニーしてたんだ。その時かかってきた」
小森「え、ん? 」
小森(体は麻理)「死ぬほど気持ちかった」
いろいろ言いたい(あるあるみたい)。
そもそも小森功には吉崎麻理の記憶はないのは前回・第3話で知れた。
その小森功が「え、いつ? 」って興味ありそうにすぐ聞き返してるのにまず違和感。
次にその問いに対する答えが「昨日、オナニーしてた時」だ。それ、言う必要ある? ただ池田エライザにソレを言わせたい、だけみたいなシーンに見える。そういう見方をすると「(死ぬほど)気持ちかった」の(よ)抜きな言い方も、たぶん狙ってるんだろうなって。
もはや小森功は麻理から電話が来たという事より、麻理がソレをしてたという事で頭がいっぱいになる。
事実「ちょっとトイレに」と、興奮していたせいか鍵もかけずにトイレの中でソレをしだし、小森(体は麻理)にその現場を押さえられる始末。で、小森(体は麻理)から「続けろよ」と言われ、小森功にとっては麻理から見られながらソレをするというプレイに発展する。挙げ句の果てには麻理が手でソレを手伝うという、〝ソレ〟ばっかりな、池田エライザに何やらせてんだ状態。
あらら、何を解説してんだろう? ってか、吉沢亮にも何やらせてんだって。
いや、怒ってるわけじゃない。ただNHK朝ドラ『なつぞら』の天陽くんを思い出してただけ。「なつ(広瀬すず)が泣くど! 」(千鳥・ノブ風に)
そんな一発抜いてあげた帰り道(コラっ、エロが過ぎる! )、依からの仲直りメールが届く。
翌日に、
この展開。
依は、小森(体は麻理)が麻理しか知り得ない、小森が知るはずがない事を口にしたり、麻理と自分だけの秘密を当然のように知っている事を理由に、
「もしかして、麻理さんはなかにいるんじゃない? その体のなかに眠ってるんじゃない? 」
そう言うと、
「やっと会えた」と小森(体は麻理)に抱きついた
相変わらずドアップが多いカメラワーク
「ずっと見てられる」需要があってこその供給
〈次回へつづく〉
【番組後記】
そんなに無理したつもりもないが、「ゆる、じゃな〜い」くらいの記事にはなった。
ドラマ自体がエロネタが多くて意外に困るが、今後もそういう展開は多くなるんだろう。あんまり下ネタは書きたくないんで、そこらへんをどう対処するかが今後の課題だ。
〈おしまい〉