カステラ書房の毎日

〝令和きってのドラマウォッチャー〟阿倍カステラが所属する『カステラ書房』

読むドラマ □ case40-1 『妖怪シェアハウス』第1怪「お岩さん」【思いが溢れすぎて前編】

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テレビ朝日『妖怪シェアハウス』

2020年8月1日(土) より放送スタート! 

毎週土曜 23:15〜  

記事は8月1日(土) 放送の第1怪より

 

【基本的に全編ネタバレ】

 

 

 

 

『カステラ書房の毎日』は深夜1時に毎日更新中‼︎

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〝日替わり〟と言いつつ、最近は新ドラマスタートが相次いでいて読むドラマ シリーズに偏ってしまってはいる

 

なんなら一気に書いてしまえないものか、と無謀にも挑戦中! それでまた偏るという悪循環が起きている


カステラタイム / 午後3時本日 2回目更新実施⁉︎


とにかく、一緒にやいのやいの言いながらドラマを観る感覚で読んでもらえたら最高です

 







 

 

 

先日、小芝風花 民放連続ドラマ初主演となる『妖怪シェアハウス 』の放送を前に、

 

時は満ちた 時代は小芝風花を求めてる⁉︎

 

と、小芝風花さんに対する期待を記事にしたためた。

 

☆その過去記事ね

castella-a.hatenablog.com

 

 

「新時代のコメディエンヌ」として注目度が高まっている小芝風花さんの、このタイミングでのこのホラーコメディーよ。

そりゃあもう、「時は満ちた」と言いたくもなるよ。わかるでしょ?

 

 

〝コメディエンヌ〟の称号は、女優・小芝風花さんにとって一つの勲章だけど、もちろん彼女の魅力はそれだけではない。あくまで一つの勲章だよ。

 

演じるキャラクターに心を宿し、あらゆる感情を真剣に伝えようとしている彼女の演技には、いつも心が動かされる。

 

彼女が笑わそうとしてるわけじゃないし。

ただ人を笑わすだけがコメディエンヌじゃない。

女の一生懸命な姿に様々な感情が揺り動かされ、見る者は泣きもすれば笑いもする。

〝笑い〟はその中の一つだってこと。

そう、僕らが笑うんだ。

 

だって彼女が、見る者の心を動かすんだもん。

 

だから僕はこうしたためたんだ。


令和時代の最高峰〝コメディエンヌ〟

 

 

思いが溢れすぎて、こりゃあ到底一記事分じゃ収まらないなと早々に判断し、前後編に分ける事にした今回の『妖怪シェアハウス 』読むドラマをとくとご覧あれあーレ!

 

 

 

 

 

 

『妖怪シェアハウス』第1怪 【前編】

 

目黒澪 語り

「お金も仕事も帰る家もないのに、最愛の彼氏にまで捨てられた。足元から地球が崩壊した気がした」

 

 

オープニングからいきなり複数の男に追いかけられてる目黒澪(小芝風花)。

助けてもらえると逃げ込んだ彼氏のアパートには別の女性がいて、部屋にさえ入れてもらえないという始末。

 

とにかく目黒澪は、どうなったらそうなる? っていう出で立ちをしてる。服は破れ、髪はぐしゃぐしゃになってるし。

 

 

路頭に迷い、肩を落とし歩く澪の様子を見守るかのように、背後に佇む女性こそ四谷伊和こと、〝お岩さん〟(松本まりか)。

第1怪のタイトルが「お岩さん」だから、今話の主役だね。

 

住宅街の階段の一番上に佇む姿がキマってる。

お岩さんという事で眼帯をしてる。別にお岩さんが眼帯をしてるというのは共通認識ではないけれど、片目が見えないくらいに顔半分が変形しているという本来のお岩さんを鑑みると、その片目部分を人前に晒さないためのものとして、その眼帯姿は=(イコール)お岩さんだとすんなり受け入れられる。かつて流行った都市伝説〝口裂け女〟がマスクをしているみたいなことだね。

 

 

 

そして その眼帯は光る

 

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最初にピカッと光を放って、そのあといくつもの小さな光となってキラキラと輝く。

 

令和の時代に現れたお岩さんは、その時代に合わせてアップデートされてるね。

 
 

残る力を振り絞ってやってきた荒波神社でついに力尽きる澪。

「うわあーーっ‼︎」と大声で泣き叫び、その場で気を失うように倒れる。

 

 

序盤から惜しみなく披露される、小芝風花さんの泣き笑いからの大絶叫が見られて満足。もうラストシーンかって思うくらいの感情の入れ方で、ぶっ倒れるシーンは圧巻だね。

 

するとやっぱり四谷伊和がその様子を見てくれていた。

伊和は必殺技のように影だけのカラス〝影烏〟を出現させる。

 

 

〝影烏〟が澪を 妖しく黒く包み込む

 

 

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その影烏(かげからす)が倒れている澪のもとに大量に集まって、黒い影で包み込み運んでいくという助け方のカッコよさよ。

 

ちなみに〝影烏〟というのは正式名称ではなく筆者が勝手に呼んでるだけ。そもそも正式名称があるのかも不明。

 

 

で、運ばれた先が、のちに澪が〝妖怪たちのシェアハウス〟だと知る古い日本家屋というわけ。

 

そこに住む人(幽霊や妖怪)たちにこれまでの経緯を話す澪。こんなに親身になって聞いてくれるなんて今のご時世、人間の世界にだってそうはない。

 

特に伊和は、自分の過去と重なる澪の境遇に同情し、なんとかしてやりたいという思いが強いようだ。

その思いが強くなるにつれ、最初は澪の前では隠していた怨念が徐々に姿を表すことになる。

 

 

妖怪たちの人情劇場

 

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澪の話を聞き、一緒に悲しんだり怒ったりしてるシェアハウスの人たちの姿に人情味すら感じる。幽霊や妖怪なのにね。

 

 

 

 

ひと通り話し終えた澪だが、散々酷い目に合わされてもなお彼氏の事を庇うような発言をする。

 

「でも本当はいい人なんです」

 

酒井涼こと酒呑童子(毎熊克哉)

「80万奪って本当はいい人? お前、馬鹿なのか!」

 

「でも私には釣り合わないって言われてたけど、確かに家(うち)貧乏だし私何の取り柄もないし」

 

沼田飛世ことぬらりひょん大倉孝二

「だめだ。完全にブレインウォッシュ(洗脳・思想改造)されとる」

 

和良部詩子こと座敷童子池谷のぶえ

「澪君(ぎみ)もそんな綺麗な瓜実顔をして、自らを貶めてはいけません‼︎」

 

沼田飛世「どれ、顔の相を見てやろう」

白手袋をはめた沼田飛世が、澪の顔を触りまくって顔相を見る

 

沼田飛世「あんた、ミソジニーに振り回される運命だね」

 

沼田飛世ミソジニー(misogyny)とは、男の心の奥底に眠る女性蔑視ね。あんたへの執着がそれ」

 

四谷伊和「ミソもクソもないわ! 女を裏切るなんてクズ中のクズよ ‼︎ 怒る? 生ぬるい。復讐すべきよー‼︎ 」と叫び、その場に倒れ込む。

 

皆さんそれぞれに澪の事を思い助言してくれてるけれど、もう伊和さんだけはその感情が尽きぬけてる。怒り叫び、挙げ句倒れ込んだかと思ったら今度は「ひひひひっ」と笑い出す。

 

四谷伊和「行き倒れるほどヘタった女は再び立ち上がるしかないのよ」

和良部詩子「その通り!」

 

 

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「大丈夫。あたしが付いてる」

 

 

伊和の感情に呼応する澪 共鳴し合う二人

 

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「私。私が我慢すればなんとかなるのかなって、そう思って。でも、本当はつらかったんです〜(大泣)」

 

 

これまで精一杯のつよがりを言ってた澪が、伊和の思いに応えるように内心を吐露する。

 

我慢することもつよがる必要もないんだよって。泣くだけ泣いたら立ち上がろうよって。伊和さんがそう言ってくれている。

 

 

和良部詩子「ああ。二股はつらい〜(泣)」

これには座敷童子もおもわずもらい泣き。

 

 

 

 

◇翌朝のシェアハウス

 

朝食風景。妖怪たちは朝食に納豆を好んで食べるようだ。

 

四谷伊和「(彼氏に)二番目って聞いて、黙って引き下がってきたんでしょ? どうするつもりかって聞いてるの。泣き寝入りだけはこの私が許さないから」

 

沼田飛世「金取り返したきゃ、わしが喧嘩したろうか。法廷で」

弁護士バッチを見せつける

 

「喧嘩とか文句とか私言ったことないです」

 

男性陣「ああ?」

 

「嫌われたくなかったし、何より彼の喜ぶ顔がみたかったから」

 

四谷伊和「澪ちゃんも尽くす女なのよね。おかしいな〜おかしいな〜と思っても、彼を信じて尽くしてきたのよね」

 

酒井涼「馬鹿。それただの自己保身だろ」

 

「すいません」

 

和良部詩子「澪君、謝る事はありません! 呑んべえ! 一度信じた男の言葉を死ぬまで信じ続けることを、どうして馬鹿だと言える」

 

酒井涼「男というものを知らなすぎる」

 

四谷伊和「いいえ。それは女というものを知らなすぎる。本気で愛した男に裏切られた女のする事はただ一つ」

 

 

 

「呪い、殺す」

 

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ここから物語が一気に動き出す⁉︎

 

 

 

 

 

 

 〈このまま、後編へ続く〉

 

果たして【後編】はいつ公開できるのか?

〝最速の執筆家〟本領発揮なるか⁈

 

 

 [今回のデータ]

SS画像 7点 約3350字