カステラ書房の毎日

〝令和きってのドラマウォッチャー〟阿倍カステラが所属する『カステラ書房』

読むドラマ □『荒ぶる季節の乙女どもよ。』第1話 今秋 おすすめの新ドラマ!case79

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MBSテレビ『荒ぶる季節の乙女どもよ。』

MBS  2020年9月8日 スタート!

毎週火曜深夜 【MBS】0:59〜 【TBS】1:28〜 その他、放送局によりバラつきアリ

記事は9月8日(火) の第1話より


 

 

【基本的に全編ネタバレ】

 

 

2020年9月より更新時間変更!

『カステラ書房の毎日』

毎日 カステラタイム / 午後3時更新!

 その日の状況により多少変更になる場合もありますが、これまで通り毎日更新は継続します!

 

 

 

 

☆読むドラマとは?

やいのやいの言いながらドラマを見る感覚で、このドラマの面白さを一緒に語り合ってるように読んで楽しめるものである。

また、トークバラエティー番組っぽくやってるつもり(探り探り)でもある。

 

基本的にはドラマを先に観てください。

それと、ドラマを観るつもりもなかった方が、これを読むことによって「観てみよっかな」ってなってくれたら最高! なので、地味にそこも目指してる。

 

 

 




『荒ぶる季節の乙女どもよ。』第1話


初の秋ドラマかな。

初めてにしてものすごいドラマに当たった。


もうそれはオープニングシーンからぞくぞくと感じられ、その期待は裏切られはしなかった。

いやむしろ期待以上のものだったから、ある意味では裏切られたと言えるかも。


そういう話をするときってわくわくするんで。

このわくわくをみなさんとも共有していきたい。

さて、いっちょ行きますか。




海岸で遊ぶ女子高生たち。

それを見るともなく眺めてる男性。

一つ一つのカットが美しく、その映像に重ねられてるセリフにそそられる。


少女「彼女がひた隠しにしている真実の声を、私は聞きたいと願った」



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「女子高生の声は 癇に障る」


高台で煙草をふかしながら波打ち際ではしゃぐ女子高生を眺めてる男性の第一声に、小説の書き出しのようなインパクトがある。



少女「青い果実のへその部分を舌でなぞり行きつ戻りつし」


男性「青い果実と言えば聞こえは良いが肉質は硬そうで」


男性は学校の校舎へ入って行く。その学校の教師のようだ。



少女「やがてたどりつく快感」


少女はその学校の生徒で、文芸部の部員らに囲まれ一人、小説を音読してる。部員らが一斉に少女が音読している小説のページをめくる。



男性「そのあけすけさは、単純に不快だ」


男性は文芸部の部室の前で足を止め、窓の隙間から部員たちの朗読会を覗き見てため息を零す。ここで男性と少女がリンクした。



小説を音読していたのが菅原新菜(玉城ティナ)。

関西テレビ『そして、ユリコは一人になった』(2020年3月-4月)での主演が記憶に新しい、独特の存在感を放つ若手女優だ。金髪ショートカットも似合ってるね。




文芸部の部員は彼女を含め五人。それぞれに個性がありキャラの立った女子高生だ。


女性に大人気の作家の新作について盛り上がる部員たち。その新作の題材は、死を間際にした主人公がバケットリストを付けるというもの。

部員らは死ぬまでにしたいことについて考える。


「死ぬまでにか。私だったら何がしたいかな?」と考える小野寺和紗(山田杏奈)。

そこで、「セックス」とつぶやく菅原新菜。


「あ〜、セックス!」と、条件反射的にあっけらかんと繰り返す須藤百々子(畑芽育)。口にした後で「えっ⁈」とビックリ! 部員ら全員で菅原新菜に注目する。



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「セックスです」


あらためてもう一度言う菅原新菜。


これってアレかな? 女子高生の性についてリアルに描かれるドラマABEMA TV『17.3 about a sex』(主演・永瀬莉子)が9月17日からスタートするけど、このドラマもそんな感じかな。


ここでオープニング曲が流れる。やけに陽気な振り付けで踊る小野寺和紗がかわいい(冒頭の画像)。

何やら毎回、踊るキャストが変わるらしい。巻末にそのツイートを埋め込んどきます。






◇職員室


教員らが予算の都合上、顧問の決まらない文芸部を存続させるわけにはいかないと話し合っている。


ここらへんは記憶に新しいところで、MBSテレビ『映像研には手を出すな!』(主演・齋藤飛鳥 2020年4月-5月)っぽくもある。

この後、須藤百々子と小野寺和紗が同じく一年生部員の菅原新菜を呼び止める際に「菅原氏」と呼ぶところなんかも似てる。

別に真似てるって話じゃなくてね。近年の女子高が舞台のドラマってこういう傾向があるよねって話。





部室では曾根崎り香(横田真悠)が「新菜の問題発言で部室が汚染される」と、除菌スプレーかなにかを吹きまくってる。


部室を飛び出して「菅原氏!」と新菜を呼び止める和紗と百々子。



新菜「タイムリーな話題だったの。実際私、もうすぐ死ぬから」


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「えっ?」「えっ?」


新菜「少女の私はもうすぐ」



百々子「あー歳をとるってことか。もう、びっくりさせないでよ。ねえ」(和紗に同意を求める)



その発言、その声がテレビ朝日『女子高生の無駄づかい』(主演・岡田結実 2020年1月-3月)のロリ(百井咲久)っぽい。ごめんね、畑芽育さん。前作の話しちゃって。声は仕方ないよね、ご本人の声なんだから。それほど記憶に残る素敵な声だと言うこと。



新菜「でもそれって悔しいじゃない」

和紗「悔しい?」


新菜「頼んでもないのに周囲に過剰にちやほやされて、もてはやされる少女の季節。こちらを振り回すだけ振り回しておいて勝手に終わってしまう」



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「だったら自分で、少女の自分に止めを刺すのがセックスなのかなって」






和紗の部屋


和紗(心の声)「文芸部は居心地が良くて楽しい。だけど文芸部のみんなが読む本は、今まで読んでいた本とは違って一気に大人の世界。一気に性の香り」



和紗が手にした小説の本。開いたページですぐに目に飛び込んでくる「破瓜」という文字。

すぐに辞書で調べる。



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【破瓜】小説の中くらいでしか見ることのない、あんまり耳にすることはない言葉だよね。



そうそう。たしか、アニメ『虚構推理』(作・城平京 2020年1月-3月)で岩永琴子が言ってたのを耳にしたくらいだよ。




このあと和紗は、キッチンで夕食の準備をしているお母さんからたたききゅうりを見せられて、「破れた瓜?」と過剰に反応する。


和紗「お母さん、そういう性的なものを作らないで」


言われたお母さんも和紗の「破れた瓜?」を口にしてたけど。気づくかなあ? 天然で子どもっぽいお母さんらしいんで無理かも。


で、その夕食を和紗がとなりの家の幼なじみに届けるという、あだち充作品的流れになる。これについては劇中で「マンガみたい」と百々子も言ってた。その〝マンガみたい〟というのはあだち充先生の作品が影響してると思われる。



でもあだち充先生の作品と違うのは、幼なじみの部屋のドアをヒロイン・和紗が開けると、その幼なじみ・典元泉(井上瑞稀)が、エロ動画を観ながらズボンを下げているというね。まあ、その。ナニかしてたっていう展開。



お互いに驚きまずは声も出ない状態から、泉がゆっくりとズボンを上げて立ち上がり「よっ、暑いな。今日も」と、エロ動画が流れているノートパソコンを閉じる。


「あのさあ。内緒にしてくれるかな?」



これまでのよくあるちょっとエッチなドラマだったら、男は大慌てでごまかそうとしたりするもんだけど。イマドキ令和男子は違うね。至って冷静。


だけど見てしまった方は冷静ではいられないわけで。



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一瞬風が吹き和紗の髪が広がる。

このあと「うわぁーーっ‼︎‼︎」と叫んで走って逃げるというホラー映画みたいな驚き方を見せる。


泉の家から出て走ってるその姿がすごいの。走り方に和紗の慌てっぷりが表現されてておかしい。

家はとなり。すぐに玄関に着いて和紗が鍵を挿そうとするが、その鍵と鍵穴にアレとアレを連想してしまう。


和紗(心の声)「(心の声)セックスというのはアレにアレをアレして」


鍵穴に鍵を鍵を挿すことでセックスを連想する和紗



和紗(心の声)「泉は、あんなことしたいの?」







和紗らの通う高校


部活終わりに泉が女子に告白されてるところを目撃した和紗、百々子、新菜の三人。新菜がその様子をスマホで盗撮し、ビデオ通話(かな?)でそれを別の場所で見る和紗と百々子。


女子の告白に泉ははっきりと断るが、その女子の「じゃあ誰か好きな子いるの?」という質問には「それはいないけど」と答える泉。だけどその女子に、すぐにじゃなくていい、ずっと待つからとお願いされると「わかった」と曖昧な返答をする。


一連の泉の動向にもやもやする和紗



その女子が去った後も盗撮を続けていた新菜。泉が気づく。



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「菅原さん。何してるの?」

新菜「あっ、逃げるの忘れてた。つい、カメラマン魂に火がついて」


至って冷静にそれを言う新菜の笑わせようとしてやってないかんじが逆に面白い。






さてさて。

ここらへんでリミットが近づいてきた。


新ドラマということもあり一旦ここまでにしよう。

とにかくこれは観て欲しいドラマだ。


令和きってのドラマウォッチャーがそう言ってるんだからさ。(何様? そして、どんな締めくくり!)


まあ、確かに。

語りたいことは山ほどあるんで、また近いうちに。





♫ 最後に、荒乙ダンス情報 ♬





〈おしまい〉



【番組後記】


諸事情あり、ここはカット!




〈次回お楽しみに〉



読むドラマ□ 『ホクサイと飯さえあれば』七食目 恋のマジカルセルフロールキャベツ case78

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オープニング ブン

「おいしいは正義!」

 

MBSテレビホクサイと飯さえあれば

(2017年1月-3月放送 主演 上白石萌音

MBS  2020年7月23日 再放送スタート 

毎週木曜深夜0:59〜

記事は9月3日(木) の七食目(第7話)より

〈注〉再放送の日時は地域によってばらつきアリ

 

 

【基本的に全編ネタバレ】

 

 

2020年9月より更新時間変更!

『カステラ書房の毎日』

毎日 カステラタイム / 午後3時更新!

 その日の状況により多少変更になる場合もありますが、これまで通り毎日更新は継続します!

 

 

 

 

☆読むドラマとは?

やいのやいの言いながらドラマを見る感覚で、このドラマの面白さを一緒に語り合ってるように読んで楽しめるものである。

また、トークバラエティー番組っぽくやってるつもり(探り探り)でもある。

 

基本的にはドラマを先に観てください。

それと、ドラマを観るつもりもなかった方が、これを読むことによって「観てみよっかな」ってなってくれたら最高! なので、地味にそこも目指してる。

 

 

 

 

☆過去記事、五〜六食目はこちら 

castella-a.hatenablog.com

castella-a.hatenablog.com

 

 

 

ホクサイと飯さえあれば』七食目

 

 

いつものホクサイの語りによる、これまでのあらすじ紹介で今話もスタートする。

 

 

「人見知りで話しベタ。不器用でおっちょこちょい。なのに料理にはやたらこだわる女子大生・山田ブン。

無事留年を免れまたいつも通りの平穏な日々が訪れると思われた矢先、新たな問題勃発! 

友人・ジュンの片思いの相手・柑田川が一目惚れしたのはブンその人だったのだ。

このまま三角関係に突入してしまうのか? 三人の運命はいかに。

彼女に何かが起こるとき、そこには必ず拙者ホクサイと飯があるのでござる」

 

 

 

 

 

◇千住大学

 

 

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キャンパスのカフェにて、〝ブン〟こと山田文子(上白石萌音)に〝ジュン〟こと有川絢子(池田エライザ)が料理を教えて欲しいとお願いしてる。

 

ブン「料理を教えるのは全然いいんだけど。ジュンちゃん、どうして急にそんなこと言い出すの? この前までは食べるだけだったのに」

ホクサイ「それこそ潔いまでにな」

 

ジュン「実はね。最近、ロウちゃんの様子がおかしいの。」

ブン「そうなの?」

 

ホクサイ「様子がおかしいのは今に始まったことじゃござらんだろう」

 

 

ジュン「なんか悩んでるみたいなんだけど。聞いても全然教えてくんないし。目の下にクマまで作っちゃってさ。不精髭まで生やしちゃってさ。髪は伸びっぱなしのボッサボサ。明らかに弱ってるって感じで」

 

 

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「萌えるんだよね〜」

 

ホクサイ「萌えるんかい!」

 

ジュン「ねえ、ブンちゃん。男は弱ってる時が攻め時だと思うの。あっ、ほら、胃袋つかめばこっちのもんて言うじゃん」

 

ブン「そうなのかな」

ホクサイ「ジュンちゃん意外と肉食なのね」

 

ジュン「っていうのは冗談で。元気ないから何かおいしいものでも作って励ましてあげようかなって思って」

 

ブン「ジュンちゃん…」

ホクサイ「健気…」

 

ブン「う〜ん。よしっ、わかった! 不肖、山田ブン。ジュンちゃんのために一肌脱がせていただきます!」

 

とはいうものの、ジュンはカップラーメンしか作ったことがなく、包丁も握ったことがないという。

 

 

 

 

大学からの帰り道。ブンは料理初心者のジュンに何の料理を教えようかと考える。

 

「おでんなんてどうかな?」と、商店街の八百屋に入るブン。大根なんてざっくり切ればいいし、皮むきや面取りはピーラーで出来る。ゆで卵はお湯を沸かせば出来る。おでんならジュンにも出来そうだ。

 

その八百屋でブンは「う〜ん(うっとり)、おでんかあ」と、いつものアレが始まる。

 

 

「たっぷりお出しでじっくりことこと。まずはしみしみやわらか大根を」

 

指を箸に見立て大根を食べる。

 

 

「お出し じゅわあ〜」

 

 

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「あつあつ ほっこり」

 

「玉子はお箸で割って、ぷりぷり白身を口いっぱいに頬張るの」

 

 

 

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「黄身はつぶしてお出しに混ぜて、それをしみしみ大根にた〜っぷり絡ませて」

 

お店の人もお客もブンに釘づけになってる。

 

 

ブンの指は箸。その箸で大根をつまみ、はふっと口の中に入れる。

 

「う〜ん。あっさりしみしみやわらか大根に、濃厚な黄身のコクが絡まって…」

 

もぐもぐと、余韻を楽しむブン。

 

 

ブンの〝エア クッキング劇場(今回は食べるシーンのみ)〟を見ていたお客らにお店の人が「大根安いよ」と声をかける。すると大根が飛ぶように売れるというね。で、当の本人はおでんを作ることを決めただけで、その場で大根は買わない。

 

ブン「よし! メニューはおでんに決定!」

ホクサイ「むしろおでん一択」

 

ブン「まあ、万が一それでもダメだった場合は、私が代わりに作ればいいしね」

 

ホクサイ「う〜ん。ブンよ、それはちょっと違うでござらんか?」

 

ブン「なにが?」

ホクサイ「ジュンちゃんの心がこもった料理でないと意味がないでこざる」

 

ブン「え、なんで?」

ホクサイ「なんでって」

 

 

ブン「私は逆に料理は美味しくないと意味がないって思うけどね」

 

ホクサイ「本当にそうでござるか?」

 

ブン「ふふん。美味しいは正義」(オープニング画像)

 

 

 

 

 

七食目

愛のマジカルセルフロールキャベツ

 

 

◇ブンの家

 

大根を「よいしょおー」っと、包丁を大きく振りかぶってぶった切る。そのジュンの姿にびくびくするブン。

 

ホクサイ「今すぐ代わるでござる。このままではジュンちゃんの指がなくなるのも時間の問題」

 

ブン「そだね。ジュンちゃん。ジュンちゃん、ありがとう。ここは私が代わるから、次はお湯を沸かして卵を茹でてもらっていいかな」

ジュン「はーい」

 

ブンは大根の皮を剥き面取りをし隠し包丁を入れる。こんにゃくは味がしみ込みやすいように切れ目を入れる。大根をカットするだけでも危なっかしかったジュンが、これをできるとは到底思えない。ブンは各材料を手際よくカットしていく。

 

ジュンの出来ることといったら、揚げ物の油を落とすために必要な熱湯を沸かすことと、おでんを煮るために土鍋に水を入れ沸かしたことのみ。調味料を入れることすらまともにできず、すべてブンがやってしまう。

 

ジュン「お湯しか沸かしてない。私、お湯しか沸かしてない。私は料理を教えてほしいってお願いしたの。なのに、全部ブンちゃんが作ってる」

 

 

ブン「あっ、ごめん。でもほら、あとは待つだけだし。これ食べたらロウちゃんも元気になるよ」

ジュン「もういいよ」

 

ジュンは帰ってしまう。

 

ブン「え、ジュンちゃん!」

ホクサイ「少し世話を焼きすぎたかもしれんでござるな」

 

 

 

ジュンが帰ってしまったあとのブンの家。

最近はあたりまえのようにブンの家に出入りしてる謎の中学生・ナギ(桜田ひより)が、居間でブンと話してる。

 

ナギ「そりゃブンが悪いんじゃねえの?」

ブン「なんで〜」

ナギ「なんでって」

 

ブン「ジュンちゃんが全然できないから手伝ってあげただけじゃん」

ナギ「ブンだってうまくできない事はいっぱいあんだろ?」

 

ブン「あるけど」

ナギ「ジュンはブンの大切な友だちなんだろ? 

 

ブン「そうだよ」

 

 

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ナギ「だったら。信じて見守ってやんのも、友達の務めなんじゃねーの」

 

ホクサイ「少年。いいこと言うでござるな」

 

 

 

ここで玄関のチャイムが鳴り、ジュンが戻ってくる。

 

 

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「6時間たったから おでん食べにきた」

練りからし持参のジュン。

 

ジュン「ブンちゃん、さっきはごめん」

ブン「こちらこそ、ごめんね」

仲直りする二人。

 

ジュン「私ね、ロウちゃんには私が作った料理を食べて欲しいの。だから、もっかい料理を教えてもらえませんか?」

ブン「もちろん!」

 

 

 

ジュンに料理を教える前に、一先ず完成したおでんをみんなで「いただきまーす」となるが、

 

ブン「ストーップ! もうっ、箸を直接付けちゃダメ。余ったお出しはジュンちゃんの魔法に使うんだから」

ジュン「そうなの?」

 

 

ブン「ふふん。私の頭の中ではもうメニューは出来上がっているの」

 

 

 

ブンは手描きイラスト入りのレシピをジュンに渡し、今回はなにも手伝わないでジュンに任せることにする。

ジュンもなんとか頑張って料理を完成させる。

 

ジュンは〝ロウちゃん〟こと柑田川永太郎(前田公輝)をブンの家に招く。ブンはこの時二階に隠れていて、ナギと一緒に階段のところから二人の様子を観察してる。

 

 

ジュン「これ食べて元気出して」

柑田川「まさか、彼女が俺のために」

あからさまにテンションが上がる柑田川。

 

ジュン「違う。私が作ったの」

柑田川「お前、料理なんてできたっけ?」

 

ジュン「ブンちゃんに教えてもらいながら作ったの。ちゃんと全部一人で作ったんだから」

 

幼なじみという関係性もあって、なんだか照れくさそうな反応をする柑田川だったが、細長く切ったキャベツに肉団子を巻いて食べるという〝マジカルセルフロールキャベツ〟のそのアイデアとビジュアル、味に満足し元気を取り戻して帰っていった。

 

 

ジュンのキャラクターをよく知った上で考えられたこの料理。ジュンらしさが出ていてブンのプロデュース力も光る一品だった。

 

 

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柑田川が帰った後、「大成功!」とばかりに笑顔でグッドポーズをするジュン。

 

 

 

ブン 語り

「料理はおいしいに越したことはない。だけど人を元気にするのはその人を思いながら心をこめて作った手料理なのかも。きっとどんな高級料理も心のこもった手料理にはかなわない。だよね、ホクサイ」

 

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ジュンの成功をみんなで喜ぶ。

 

 

いつもながらにほっこりと心温まるエピソードだった。

 

冒頭でホクサイが、「このまま三角関係に突入してしまうのか」と煽ってたけど。それもなんのその。こうして今話もハッピーエンド。誰も傷つかないしみんなが幸せだ。こういうドラマも貴重だよね。



 

 




 

〈おしまい〉

 

 

【番組後記】

 

体調をくずしてしまい執筆スケジュールがだいぶ後ろにズレ込んでしまったが。

なんとか少し回復し、今回の記事を仕上げることができた。

 

これが出来るのも読んでくださる人がいてこそかな。

ありがとうございます。

 

 

このホクサイと飯さえあればは、再放送でなく今年のドラマであれば、暮れに開催されるカステラのドラマ大賞(仮)にまちかいなくノミネートされる名作ドラマだ。

 

再放送部門とか作ろうかな。

 

 

〈次回お楽しみに〉

 
 

 

 

 

読むドラマ□『メグたんって魔法つかえるの?』第7話 ギンギラギンにさりげなブーー! case77

 

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日本テレビメグたんって魔法つかえるの?

2020年7月12日(日) より再放送スタート! 

毎週日曜 深夜 2:05〜  

記事は8月23日(日) 放送の第7話より

(注)放送時間は地域によってバラつきあるようです

 

【基本的に全編ネタバレ】

 

 

 
2020年9月より更新時間変更!

『カステラ書房の毎日』

毎日カステラタイム / 午後3時更新!

 その日の状況により多少変更になる場合もありますが、これまで通り毎日更新は継続します!

 

 

 

☆読むドラマとは?

 

やいのやいの言いながらドラマを見る感覚で、このドラマの面白さを一緒に語り合ってるように読んで楽しめるものである。

また、トークバラエティー番組っぽくやってるつもり(探り探り)でもある。

 

基本的にはドラマを先に観てください。

それと、ドラマを観るつもりもなかった方が、これを読むことによって「観てみよっかな」ってなってくれたら最高! なので、地味にそこも目指してる。

 

 

 

 

 

☆過去の記事、第5〜6話はこちら

castella-a.hatenablog.com

castella-a.hatenablog.com

 

 

 


 

メグたんって魔法つかえるの? 』第7話

 

いりこくらいの小魚を青しそでくるんだものが3つと、ブロッコリー1株がドンと乗っけられたお皿に向かって、〝メグたん〟こと遠山恵(小嶋陽菜)が、

 

 

「ギンギラギンにさりげなブー」

 

と、呪文をとなえるとアジフライのような料理が出現する。

唐突すぎる魔法のシーンで始まった今回は、アパート・ろくでも荘の住人みんなで、メロンを賞品にした「怖い話大会」をやるというお話。

 

 

〝先生〟こと鴨下おさむ(ムロツヨシ

「一番怖い話をしたものがメロンを独り占めできるシステムを採用している。ここに集いし者たちはスネ夫よりもメロンが大好きなメロニストばかりだ」

 

〝お嬢〟こと岩崎たまえ(池谷のぶえ

「あたし、太るから今年は審査員って言ったでしょ?」

 

〝ガッテン〟こと江田剛音尾琢真

「メグたんもメロニストだったら、参加してもいいんだぜ」

 

メグたん「メグミ、実を言うと世界中の食べ物の中でメロンが1番好きなのです」

 

ガッテン「お、おおっ。そしたらあれだな。金メロニストだな、おいっ」

先生「お前さあ。勢いに余ってさ、程度の低いダジャレ差し込むのやめろよ」

 

ガッテン「すんません」

メグたん「気がつくとマスクの部分までガジガジかじっているのです」

 

先生「さては、金メロニストだな」

お嬢「パクったのね?」

 

ヒロト〟こと成瀬寛人(中村倫也

「じゃあ、メグたんも参加しようよ。怖い話大会」

 

 

メグたん「でも。でもでもメグミ、怖い話が苦手なのです」

ヒロト「大丈夫さ。僕が一緒にいればこわくないよ」

メグたんヒロトさん」

 

と、いつもの見つめ合う展開になるのかなあと思ったら、そのまま夜の怖い話大会にシーンが変わる。

 

 

 

 

怖い話をしているガッテン。話のクライマックスのセリフで「うわああー」と大声を出して驚かすとメグたんは気絶してしまう。

 

ヒロト「メグたん? ほら大丈夫? 無理しないで棄権していいんだからね」

メグたんを抱き起こすヒロト

 

メグたん「大丈夫なのです。絶対に絶対にメロンをゲットするのです」

ヒロト「わーすごい。メグたんのメロンに対する執念すごい」

メグたん「ありがとうございます」

 

次の番の先生が怖い話を始めると、まだ何も怖いことを言っていない序盤で気絶するメグたん。

再度起き上がり話を聞くがまたすぐに気絶してしまう。

 

お嬢「ただ、ここまでメグたんが怖がってたらこの話は続行不可能ね」

ガッテン「やっぱり今年もメロンは先生のものか」

 

メグたん「メグミにもやらせてください」

ヒロト「いや、無理だよメグたん」

 

 

メグたん「この前メグたんお買い物に行ったのです。そうすると蝶々が飛んでいたので追いかけたのです。するといつの間にか、薄暗〜い林の中にいたのです。あっ、メグミ迷っちゃった、と思いまして。急いで戻ろうとしたらそこにはなんと足元に、蛇がいたのです‼︎」

 

最後の「蛇がいたのです」は結構大きな声を出したけど、誰も驚かず一同シーンとしてる。

 

 

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「きゃあああ〜」と 付け足すメグたん

 

 

それでも誰も驚かないのでメグたんは、「ニョロニョロニョロ〜」と手で蛇の動きをしてから、自分で「きゃあああーっ」と驚くのを2回ほど繰り返すが、みんなはぽか〜んとしてる。

 

先生「それで終わりかな?」

 

 

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「シューーッ!」「シューーッ!」

 

そう言われてもめげずに今度は、「シューーッ!」「シューーッ!」と擬音を変えて驚かそうとするメグたん。

 

ヒロト「だめだだめ、メグたん。これ以上蛇で押しても難しい局面になってるから」

 

ガッテン「あんねメグたん。怖い話は基本的に霊現象だから、爬虫類系はまた別の機会にしようぜ」

 

 

メグたん「あっ、毒蛇かも」

と、言って「シューーッ! シューーッ!」とまた手で蛇の動きを真似するが、ヒロトに腕を掴まれ止められる。

 

先生「毒か。毒じゃないかは、もう。問題じゃない」

 

 

それでも諦めないメグたんは「もう一つあります!」と言って、別の話を始める。

 

メグたん「この前、台所の流しから、ゴキブリの幽霊が出たのです‼︎」

 

ガッテン「きた。霊現象きたよ〜」

先生「ゴキブリの、幽霊は…」

ヒロト「怖い! メグたん、ゴキブリの幽霊は怖いよ〜」

 

メグたん「そうなのです。怖いのです」

 

お嬢ヒロトくん、優しいわ」

 

メグたん「ササササッ、ササササッ、ササササッ」

とゴキブリの動きを真似る。

 

ヒロト「ササササッ言ってるよ〜。怖〜い」

 

先生「メグたん。面白くなってるよ。むしろ面白くなってるよ。その動き含めて」

 

お嬢「ということで先生の優勝かな?」

 

メグたん「むむむむむ。それではそのゴキブリの幽霊がどういうお顔をしていたのかというと」

 

この後 衝撃画像があるので ご注意ください⁉︎

 

 

先生「もう無駄だよ。メグたん」

 

両手で顔を隠すメグたん。

ここで呪文をとなえるカットも重なる。

 

 

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「プデチゲプデチゲゲゲゲのブー」

 

もう、この顔の変え方って怪物くんチックだけど、そんなゆるいこと言ってらんない衝撃映像が登場する。何を隠そう、僕自身がこういうの苦手なんだよね。

 

 

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トラウマになるよ〜

 

 

メグたん「いひひひ。びっくりしましたか?」

 

 

 

メグたんはすぐに魔法をバラし、いつものパンチラという流れになる。

 

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「ダメ〜」

 

 

メグたんはパンチラを見せることで、消したい記憶を消すことができるのだ。

 

 

余談だけど、この回のパンツの色が背景の色にも似た、紫色に近いピンク色だった。これまでは白だったのに!ってこれ、どんな情報?

 

 

 

最後にメグたんが。「メロン食べたかったなあ〜」と、つぶやくというオチ。

 

 

 

いや〜。途中、蛇の真似はシュールだったなあ。このシュールさは実際に観てもらわないとわかんないと思う。

 

 

〈おしまい〉

 

 

 

【番組後記】

 

風邪ひいたのかな? 体中がしびれてちょっと普通じゃないかんじ。

 

テレビ東京『おしゃ家ソムリエおしゃ子』最終話の回を執筆してたのに、次第に更新時間の〆切が近くなり「あ、これダメだ!」ってなった。

 

普段から書き溜めによるストックはしないと豪語してるけど、こういう場合にはメグたん! ってなる。

 

再放送のスケジュールからは遅れてるけど。

読んでくれる人がいれば、こんな体調の悪い日に原稿を仕上げた事も報われる。

こちとら、毎日更新やってますんで。

 

では、ありがとうございました。

 

 

〈次回お楽しみに〉

 

 

 

 

読むドラマ□『私の家政夫ナギサさん』最終話 面白いにもほどがあるよ!case76【当然ながら?後編】

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□TBSテレビ『私の家政夫ナギサさん

 2020年7月7日(火) スタート!

毎週火曜 22:00〜

記事は9月1日(火) 放送の最終話より

 

 

【基本的に全編ネタバレ】

 

 

  2020年9月より更新時間変更!

『カステラ書房の毎日』

毎日カステラタイム / 午後3時更新!

 その日の状況により多少変更になる場合もありますが、これまで通り毎日更新は継続します!

 

 

 

 

☆読むドラマとは?

やいのやいの言いながらドラマを見る感覚で、このドラマの面白さを一緒に語り合ってるように読んで楽しめるものである。

また、トークバラエティー番組っぽくやってるつもり(探り探り)でもある。

 

基本的にはドラマを先に観てください。

それと、ドラマを観るつもりもなかった方が、これを読むことによって「観てみよっかな」ってなってくれたら最高! なので、地味にそこも目指してる。

 

 

 

☆【前編】がまだの方は、こちらを先にどうぞ

 

 

castella-a.hatenablog.com

 

 

 

 

『私の家政夫ナギサさん』最終話【後編】

 

 

日本丸メモリアルパーク 

 

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メイは田所優太(瀬戸康史)と仕事帰りに待ち合わせてたみたい。

新病院の話をしつつ、本題に入るメイ。

 

 

メイ「あの、田所さん。私…」

田所「俺ではダメでしたか? 理由を聞いてもいいですか?」

 

メイ「田所さんとは考え方とか生き方とか、共感できるところがたくさんあって、素敵な方だなと思います。でも…」

田所「ナギサさん、ですか?」

 

 

メイ「あたし、ナギサさんにプロポーズしたんです」

田所「えっ?」(びっくり)

 

メイ「この人、手放しちゃいけないって思って、あたしから言いました」

田所「あっ、そうか…。結婚ですか」

 

 

メイ「ただ結婚っていうものが自分でもよくわかってないんですけど。家政夫さんだった人が夫になったら、お互いの役割とか関係性がどう変わるのかなって」

 

田所「その、僕と一緒になったらシンプルですよ。2人で一生懸命働いて、2人の苦手な家事はプロの方に任せればいいわけですから」

メイ (無言)

 

田所「あっ、ちょっと揺れました?」

メイは無言のまま。

 

 

田所「やっぱり僕たちはライバルでいましょう。」

メイ「えっ?」

田所「新病院もナギサさんもうかうかしてると僕が取っちゃいますよ」

 

メイ「どういうことですか?」

 

田所「では」

 

メイの問いかけには答えず、その場を去る。

 

 

 

 

 

 

◇メイのマンション

 

メイが帰るとナギサさんはいつもと様子が違う。言葉使いがちょっとだけオラオラ系。

 

ナギサ「遅かったな。こんな時間までどこに行ってた?」

 

メイ「えっ? どうしたんですかナギサさん?」

ナギサ「え? いや、あの。二日目は亭主関白でいいっておっしゃってたから」

 

メイ「あ〜、すっかり忘れてました」

 

 

メイに言われた通り忠実にキャラ設定を演じてくれてるナギサさんに、指令を出した当の本人はそれを忘れてるというね。メイはそういうタイプの女性。

 

 

メイ「でもなんかナギサさんにはそういうの似合わないですね」

ナギサ「あ〜、じゃあやめましょう」

メイ「はい、すみません」

 

 

昨日はノリノリだったくせに、自分の気分が乗らないその日は亭主関白を演じるナギサさんのことを取り合いもしないという。

ナギサさんが一人で悪ノリしたみたいになってて、とても気の毒。

 

 

そのくだりがあって、何もなかったかのようにナギサさんの用意した晩ごはんを食べるメイ。そもそも亭主関白な旦那が妻の帰りに合わせて食事の準備しないよね。

 

食事後仕事をしているメイの後ろでは、メイのためにベッドメイキングをしてる、やはり亭主関白には無縁なナギサさん。

 

 

メイ(心の声)「こんな今までと変わらない生活でいいのかな? もう、うちの家政夫じゃないし。ナギサさんだって昼間仕事してるのに、これまでと同じ家事をやってもらうのは。私ばっかりずるいよね?」

 

 

メイ(心の声)「でも、私にできることある? 」

 

 

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「あれ? ナギサさんにとってこの結婚 メリットあるのか?」

 

ナギサさんがなにか話したそうにメイに声をかけるが、それを察してバスルームに逃げ込むメイ。

 

まだ自分自身の考えがまとまってないメイが、湯船につかりながら自問自答してる。

 

 

メイ(心の声)「ていうかナギサさん。本当は私に付き合わされて迷惑なんじゃ。やっぱり結婚なんて最初から無理があった?」

 

そんな迷いからか何も答えは出ないまま、メイが風呂から上がるとナギサさんはもう寝てる。

その夜はナギサさんとこれからの事について話すことはできなかった。

 

実はこの時、ナギサさんは寝たふりをしていて。話し合いを避けてたのはメイだけじゃなかったというね。

 

 

 

 

トライアル結婚3日目の朝。

メイの朝食とお弁当を準備したナギサさんは「本社から急な呼び出しがありまして」と先にマンションを出て行く。

 

テーブルの上の一人分の朝食に視線を落として、

 

メイ(心の声)「一人分しか作ってないって、急な呼び出しとか関係なく最初から一緒に食べる気がなかった?」

 

 

マンションを出てメイは陸橋からベランダを見上げる。

そこで手を振り返してくれたナギサさんのことを思い返す。

 

 

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メイ(心の声)「初日からのこの落差。結婚生活ってこんなものか」

 

 

 

 

 

 

 

天保山製薬横浜支店

 

北横浜エリアチームはミーティング中。

 

メイ「阪本先生の件はどうなりましたか?」

堀江「早く謝罪に行きたいんだけど全く取り合ってもらえなくて」

 

遙人「すいません」

あかり「なんか他に挽回する方法考えようか?」

 

「病院内のゴタゴタなんか知ったこっちゃないよね?」

遙人「でも副作用が出てる患者さんのことを考えると早く対処しないと」

 

メイ「そうだね。とりあえず薬剤部長のラオウにもう一回話してみようか」

 

 

そこへ支店長・古藤深雪(富田靖子)が訪れ、「瀬川くん、ちょっと」と別室に呼ぶ。

 

古藤支店長が遙人の研修後の配属が福岡支店に決定したことを伝える。

 

古藤「松平支店長が「瀬川がどれくらい成長してんのか楽しみだ」って言ってたわよ」

 

下を向く遙人。その様子を見て「どうしたの?」と古藤支店長。

 

 

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遙人「僕、成長してないです。出禁を解決しないまま、ここを去るわけにはいかないです」

 

古藤「じゃあ、ここで勉強してきたことをよく思い出してみて。そこにヒントがあるはずよ」

 

 

古藤支店長は部下の事をいつもよく見ていて、的確なアドバイスを与えるよね。そもそもメイだってナギサさんとのトライアル結婚を決めたのは、古藤支店長の言葉がきっかけだったし。いや、なにも「トライアル結婚しなさい」とは言ってないけどさ。

 

その古藤支店長からのアドバイスを受けて、このあと遙人は東京へ向かう。

 

 

 

 

 

 

 

天明大学病院

 

薬剤部長・畠中慎也(宇梶剛)を訪ねるメイと堀江のコンビ。

 

 

DI 室(医薬品情報管理室)に入ると、長身で威圧感のある畠中先生が立ってる。一瞬たじろぎ、「これがラオウ(心の声)」とメイ。

 

この時、馬の鳴き声が効果音で入る。僕は漫画を読まないんで『北斗の拳』を知らないんだけど、〝ラオウ〟って馬に乗ってるってことなんだよね。

 

 

心臓内科教授・阪本洋二(高木渉)から遙人が出禁とされた発端の、「肝硬変の患者さん」のことについて聞きたいと堀江が話を切り出す。

 

畠中「こっちこそ迷惑かけちゃいましたね。本来なら薬剤部から先生に伝えるべき事なんですが」

メイ「それは、やはり難しいんでしょうか?」

 

 

メイからそう聞かれると畠中は横を向いて、怒りの表情で「ジャギ、クソ野郎‼︎」と大声で吐き捨てる。その様にビビるメイと堀江。

しかし、すぐに「失礼!」と冷静になって笑顔を見せる畠中先生の情緒が心配になるよ。

 

 

その情緒が心配になる〝ラオウ〟畠中先生

 
畠中「阪本先生はうちの旦那の姉でね」
 

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「義理の兄なんですよ、チギュウッ!」

 

 

 

この「チギュウッ!」は、聞こえたままを文字にしてるので、正確かどうかは不明。「チキショウ!」みたいな意味合いで発した言葉ではある。

 

漫画『北斗の拳』のラオウが口にする言葉だとしたら僕には尚更わからないけど、ラオウってこんなコミカルなことを言うキャラじゃないよね?

 

 

 

 

 

 

 

◇武蔵野医療センター

 

医師・肥後菊之助宮尾俊太郎)に会いに来た遙人。

 

肥後先生が研修医時代に指導してもらったのが阪本先生という事で、遙人は質問をする。

 

遙人「どうして薬剤部と仲が悪いんでしょうか?」

 

肥後「僕たち医師というのは患者さんたちの症状に最も効果的なお薬を処方しようとします。薬剤師さんは患者さんの状況に合わせて飲みやすいお薬の相談にも乗りますし、薬剤部長さんに至ってはコストを考えながら新薬の導入を検討します。つまり1つの薬に対してアプローチの仕方が違うので、処方をめぐって対立する、と言うことがあるんです」

 

 

医師と薬剤師が処方をめぐり対立するのは、フジテレビ『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』でも、度々そういうシーンを見かけるけど。そこに「コストを考えながら」となると、よりリアリティーが増してくるよね。

 

この二つのドラマを並行して観てると、知識が補完されて知らなかった世界により入り込めるかんじがして、プラス面が大きいね。

 

それにしても、ワイドショー的情報番組のコメンテーターのような物言いの肥後先生。わかりやすい。

 

 

 

遙人「なるほど。でも、どちらも患者さんのことを考えているのは同じですよね」

 

 

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肥後「そうなんです! ぜひそこでMRとしてできることを考えてみてください」

 

遙人「はい。ありがとうございました」

 

 

肥後先生は遙人の指導係かっ! っていうシーンでした。

 

 

 

 

 

 

 

◇メイのマンション

 

まずはマンションに帰り着く手前・いつもの陸橋で、

 

メイ(独り言)「今日でトライアル3日目。今日こそちゃんと2人の未来について話し合わないと。よしっ! ちゃんと現実と向き合え、メイ!」

 

気合いを入れてマンションに帰るメイだが、ナギサさんは帰宅していない。

 

テーブルの上に晩ごはんの用意はされていて、そこに置き手紙がある。

 

“ 結婚の話はなかったことにさせてください ”

 

メイ「えっ、なんで?」

ナギサさんに電話をかける。

 

メイ(心の声)「たった3日で私、愛想をつかされた? 私の日常があまりにもダメすぎて? なんか変な寝言を言ってたとか? いや違う」

 

電話に出ないナギサさん。

メイ「私がちゃんと話し合うことから逃げたから」

 

用意されていた晩ごはんがまだ温かいことから、メイは近くにいるんじゃないかとマンションを飛び出し近辺を走って探す。

 

 

 

そこへ田所さんが通りかかり、メイはこれまでの経緯と現在の状況を話す。

 

田所「トライアル制度にも驚きですが、3日で出ていかれたことにも驚いています。たった3日で何があったんですか?」

メイ「もともと私が無理矢理始めたことだし、ナギサさんは私に合わせるのが辛くなったのかもしれません。実際、ナギサさんの気持ちをちゃんと聞いていなかったし、ちゃんと話し合って核心に触れることから逃げてたから」

 

メイ「はあ〜(ため息)。私、嫌われました」

 

田所「まだ決めつけるのは早いです。ちゃんと話して相手の口から聞いてみないとわからないでしょう?」

 

 

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「相原さんがいつも仕事でやってることです」

 

田所優太は相原メイの恋愛指導係かっ! っていうね。田所さんの優しさが際立ってるシーンでした。

 

 

で、まさか?

 

まさか?

 

 

そう、そのまさか。

この時点で、ドラマはまだ約25分もある。最終話は15分拡大だったんだ!

【後編】で終わらないという状況になってしまった。なんたる無計画さ!

 

あんまり記事が長くなると〝はてなブログ〟で編集してる際の「下書きプレビュー」が見られなくなる問題があるので、一旦ここまでとし次回【まさかの? 後編②】をお送りします。

 

これに懲りずに最後までお付き合いください。 




本日 9月8日(火) は特別篇2時間スペシャル⁉︎


 


『私の家政夫ナギサさん』9/8(火) 新婚おじキュン! 特別編 2時間SP!!【TBS】

 

 

 

〈次回へつづく〉

 

 

 

読むドラマ□『私の家政夫ナギサさん』最終話 面白いにもほどがあるよ!case75【当然ながら?の前編】

 

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ープニング メイ

「じゃあ私たち 結婚しませんか⁈」

まずは前話の回想からスタート。あまりに衝撃的だったこのセリフ。

 

 

□TBSテレビ『私の家政夫ナギサさん

 2020年7月7日(火) スタート!

毎週火曜 22:00〜

記事は9月1日(火) 放送の最終話より

 

 

【基本的に全編ネタバレ】

 

 

  2020年9月より更新時間変更!

『カステラ書房の毎日』

毎日カステラタイム / 午後3時更新!

 その日の状況により多少変更になる場合もありますが、これまで通り毎日更新は継続します!

 

 

 

 

☆読むドラマとは?

やいのやいの言いながらドラマを見る感覚で、このドラマの面白さを一緒に語り合ってるように読んで楽しめるものである。

また、トークバラエティー番組っぽくやってるつもり(探り探り)でもある。

 

基本的にはドラマを先に観てください。

それと、ドラマを観るつもりもなかった方が、これを読むことによって「観てみよっかな」ってなってくれたら最高! なので、地味にそこも目指してる。

 

 

 

☆前回・第8話の記事も【前後編】の二部構成

castella-a.hatenablog.com

castella-a.hatenablog.com

 

 

 

 

 

『私の家政夫ナギサさん』最終話【前編】

 

「じゃあ、私たち。結婚しませんか⁈」

 

前回・第8話ラストのあまりにも衝撃的な相原メイ(多部未華子)のセリフ(冒頭画像)。

 

鴫野ナギサ(大森南朋)が本社に異動になり、もう会えなくなると知ったメイが半ばパニックになって言い放った〝結婚〟という提案。

 

 

まずはお付き合いからでしょ! とか、家事をしてもらいたいがために結婚なんて! って思う人もいるだろうけどさ。

結婚なんて勢いでやっちゃった方がいい場合だってあるんで、メイの発想もそう悪くはない気もする。

 

 

 

ナギサ「結婚ですか?」

メイ「はい」

ナギサ「あ、あの。すいません。いきなりのことで、なにがなんだか」

 

メイ「もう会えないんだって思ったら、今はっきりわかったんです。ナギサさんがいないなんて考えられません。私はナギサさんを手放しちゃいけないんです。手放したくないんです」

 

ナギサ「メイさん?」

メイ「結婚したら家政夫の契約が終わってもずっと一緒にいられますよね?」

 

ナギサ「あの、弊社には他にも優秀な家政婦がおります。ご相談には乗りますので、ぜひ後任のご検討を…」

 

 

メイ「違うんです! 単に家事をしてくれる人が欲しいって言うんじゃなくて。その…あの…うまく言えないんですけど、ナギサさんと一緒にいると心から安心するんです。そんなふうに思える人、ナギサさんしかいません。私と結婚考えていただけますか?」

 

 

グイグイとナギサさんに詰め寄るメイが面白い。結婚の話をしてるのにロマンチックなところが一つもなく、どこか商談をまとめようとするビジネス的なシーンみたいにも見える。

 

ナギサ「え? いや。結婚とはつまり、この先もずっと暮らしていくということですよ。私のようなおじさんと」

 

メイ「わかってます! あっ、じゃあ、こうしましょう。ナギサさんに最初トライアルで4日間うちに来ていただいたみたいに、明日から4日間トライアルで私と結婚生活を送りませんか?」

ナギサ「トライアルですか?」

 

メイ「それから正式にどうするか決めましょう」

メイ(心の声)「私、勢いで何言ってるんだ? 結婚のトライアルって何? でもまぁ考えてもしょうがないし、まずは試してみるっていうのは理にかなってるよね」

 

 

ナギサさんの表情をのぞき込むと、

 

 

「困ってる⁈」

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「でも もう後には引けない」(心の声)

 

 

メイ「私の最後のわがままです。お願いします!」

ナギサ「あ、はい! じゃあ、まずはトライアルということで」

 

メイ「いいんですか? ほんとに?」

ナギサ「は、はい。よろしくお願いします」

メイ「こちらこそよろしくお願いします」

 

メイ(心の声)「こうして私とナギサさんの4日間のトライアル結婚生活が始まりました」

 

 

 

 

 

 

 

天保山製薬 横浜支店

 

メイと陶山薫(高橋メアリージュン)がランチをしてる。

 

「ト、トライアル? ごめん、ちょっとどういうこと⁈」

 

メイ「ま、私もつい勢いで結婚って言ったから、ナギサさん困っちゃって。だったらまずは4日間お試しってことに」

 

「化粧品のサンプルじゃないんだからさあ」

メイ「サンプル? やっぱりそうだよね」

 

「でも結婚ってある意味人生を賭けた決断なわけだから、まずは試したいって気持ちは確かにわかる」

 

メイ「さすが薫、理解が早い」

「それにしても田所さんじゃなくナギサさんとはね」

 

メイ「もっとびっくりすると思った」

「長年人の恋愛を観察してるとね、だんだんわかるようになってくるの。場合によってはこっちパターンもあるなって」

 

メイ「すごっ。私でもよくわかってなかったのに」

 

「ま、自分の事は何にも見えてないんだけどね。ふふ」

 

「私の相手はどこ⁈」

 

急に立ち上がって大勢の人がいる食堂スペースで叫ぶというおもしろシーン、でした。

 

 

 

 


 

NTSクリーンハウス

 

ナギサさんが出勤し、福田唯(趣里)と朝の挨拶を交わす。

 

「ナギサさん! おめでとうございます。聞きましたお姉ちゃんから」

そう言ってナギサさんにLINE画面を見せる。

 

唯とナギサさんが休憩室で話をする。

ナギサさんはまだ心の整理がついていないので、異動は少し待ってほしい旨を本社へ伝えたと話す。

唯がお茶を入れるがナギサさんがそれを熱がるという毎度のカット。相原家のお茶は熱すぎる! のくだりあり。

 

 

 

 

 

 

◇メイのマンション

 

ナギサさん到着前。メイは部屋で一人そわそわしてる。待ち遠しくてプチプチ(エアーキャップ)をつぶしてるとナギサさんがやって来る。

 

ナギサさんは手作りのいちごパイを持参していて二人でそれを食べる。いちごのソースがお互いに口の端についてるというくだりで、メイは甘い新婚生活を実感する。

 

 

 

メイ(心の声)「ナギサさんって、旦那さんになったらどうなるんだろう?」

 

 

メイの〝妄想劇場〟が始まる

 

朝。ベッドで寝てるメイにナギサさんが近づき優しく起こす。



ナギサ「おはよう。時間だよ、メイ」

 

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「呼び捨て⁈」

 

 

夜。メイが帰宅すると、ご立腹なナギサさんが待ち構えてる。

 

ナギサ「遅くなる時は連絡しろと言ってるだろ」

 

メイ「あ、ごめんなさい」

しおらしく謝るメイ。


ナギサ「仕事がんばったんだな」

と、メイの頭をポンポンする。

 

 

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ツンデレ⁈」

 
 

大体さあ。しおらしく謝ってんのがキャラじゃないって思うけど。だいぶ少女マンガ的な願望が入ってるみたいで、メイは妄想だけでメロメロになってる。

 

 

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メロメロになってる仕草がもうマンガ! そう、原作はマンガ。

 

 

その妄想の流れでメイがナギサさんに提案をする。

 

メイ「あのナギサさん。せっかくのトライアルなので、明日からは試しにちょっと亭主関白なナギサさん、でお願いしてもいいですか?」

 

なにが「せっかくの」なのか、よくわかんないけど、相手にキャラ設定を要求するメイの発想が可笑しい。

 

 

メイ「私もどんなシチュエーションにも対応できるようにシミュレーションしておいたほうがいいかなぁと」

 

これをもっともらしく平然と言うんだけど、かなりおかしな事を言ってるよね。

本人も自覚はあるようで、提案を受け入れナギサさんが「承知しました」と返事すると、「(心の声)承知した⁈」と少し驚いたような反応を見せるメイ。自分でお願いしといて、「こんなめちゃくちゃな提案、受け入れるんだこの人は。変わってるな〜」みたいに聞こえてさ。勝手だよなって思ってしまう。別に悪い意味じゃなくね。

 

 

ナギサ「やってみます」

「では、あの。私からもいいですか?」

 

メイ「清楚な感じで行きますか? 割と得意な方ですけど」

 

自分からグイグイと〝プレイ〟をしたがるメイ。それに、清楚な感じって! とても得意とは思えないんだけどな〜。

もちろん、ナギサさんの提案はそういうことじゃなくて。今後の事について話したいという、至って真面目な話だった。

 

ナギサ「お互いの働き方とか、お金の管理とか、それぞれの役割分担とか。今後を見据えた話をしとかないとトライアルにはならないかと思いますので」

 

結婚するんだから現実問題、そういう話し合いは必要で、ナギサさんは「子どもを望むかどうか?」とまで付け加える。

 

 

メイ(心の声)「こ、子ども‼︎」

 

「私、お風呂に入ってきます!」

メイはわかりやすく動揺しバスルームへ逃げ込み、結婚=家族になるという事について考える。

 

 

 

 

寝る前に、加齢臭を気にしてスプレーを体に振りかけたり、メイに亭主関白プレイをお願いされたので、さだまさし『関白宣言』の歌詞を見て勉強したりしてるナギサさんがめっちゃコミカル。

 

 

 

 

結婚トライアル2日目の朝。

メイが目覚めると朝食が用意されていて、お昼のお弁当もナギサさんが作ってくれている。

 

マンションを出て陸橋からベランダを見上げるメイ。そこにナギサさんがいたので手を振ると、ナギサさんは手を振り返す。

 

 

作ってもらったお弁当を、「ありがとう」みたいに掲げて幸せそうな笑顔をこぼす。

 

 

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メイ(心の声)「完全に新婚カップル」

 

 

 

 

 

 

 

 

◇医薬品卸売会社 しろくまメディカル

 

いつものように営業課長・駒木坂春夫(飯尾和樹・ずん)と話し情報を仕入れるメイ。

 

話題は大きく動き出した新病院設立について。メイは新病院の薬剤部長が誰なのかを訊ねる。

 

駒木坂「あの人だよ。あの人。天明大学のラオウって言われてる」

 

メイラオウ?」

 

駒木坂「薬剤部の首領(ドン)って意味なんだけどさ。それが阪本先生と仲が悪くてさぁ。いっつも採用する薬でもめるのよ〜」

メイ「それは厄介なパターンですね」

 

駒木坂「夫婦の関係も一緒だけどさぁ。こまめにコミニケーションをとってないとだんだんズレがこう、大きくなっていくんだよね」

 

メイ「それは駒木坂さんと奥さんの話ですか?」

駒木坂「わかっちゃった?」

 

 

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駒木坂「まあ、うちのカミさんはずっと単身赴任で一緒に暮らしてなかったからさ。最近だよ。よ〜く話すようになったのは」

 

 

最後に駒木坂恒例の「かみさんスイーツ」(マドレーヌかな?)をメイにプレゼントするという、以上しろくまメディカルほのぼのコーナーでした。

 
 
 
 
 

天保山製薬 横浜支店

 

メイ「出禁ってどういうこと? 阪本先生にはご挨拶しに行っただけですよね?」

ちょっと怒ってるかんじのトーン。

 

瀬川遙人(眞栄田郷敦)が原因のようだ。

だけど以前の遙人なら、空気を読まないイマドキ令和男子的な発言で相手を怒らせもしてただろうけど、現在の遙人は成長してる。

詳しくその理由を聞くと、とりあえずは遙人の失言とかではないようだ。

 

阪本先生を訪ねる前に薬剤部に挨拶に行っていた堀江耕介(岡部大・ハナコ)と遙人のコンビ。

そこで薬剤部長・畠中慎也(宇梶剛士)に、天保山製薬の薬剤が合わない患者がいるという相談をされたのだけど、その薬剤を処方したのは阪本先生だったわけ。

 

そこで遙人が阪本先生に、「副作用として吐き気もある薬剤なので、元の薬に戻すことをご検討頂くのも一つの手ではないか」と提案したら、

 

遙人「誰に頼まれて言ってんだって言われたので、ラオウですと」

メイ「それだあ」

 

薬剤部長・畠中と阪本先生が犬猿の仲というのをメイは、しろくまメディカルの駒木坂から聞いて知っていた。原因が判明した。

遙人は直接的には悪くはないが「ラオウです」はマズかったんじゃないのかな? 逆撫でした可能性はある。




〈後編へつづく〉 


明日 9月8日(火) は特別篇2時間スペシャル⁉︎


 

 


『私の家政夫ナギサさん』9/8(火) 新婚おじキュン! 特別編 2時間SP!!【TBS】

 

 

阿倍カステラの「テレビ買ってよ」ep.20 ほっとけないよ奈緒さん!『テッパンいただきます!』出演より〜

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関西テレビ『華丸大吉・千鳥の テッパンいただきます!』

火曜ヨル 10時00分〜10時54分

記事は9月1日放送分より

 


 

2020年9月より更新時間変更!

『カステラ書房の毎日』

毎日カステラタイム / 午後3時更新!

 その日の状況により多少変更になる場合もありますが、これまで通り毎日更新は継続します!

 

 

阿倍カステラの「テレビ買ってよ」

☆過去記事はこちら

castella-a.hatenablog.com

 

 

 

 

 

 

まず、ちょっと別の番組の話から。

 

毎週ってわけではないけど、たまに日本テレビ『沸騰ワード10』(MC バナナマン 金曜よる7時56分〜)を観る。

先週(8月28日放送)だったかな? 「ねるねるねるね」(クラシエ)のように作って食べるお菓子=知育菓子に取り憑かれた女優という事で、奈緒さんが出演してた回を観た。

 

彼女が醸し出す、「たぶんこの人、普通じゃないな」っていう空気感が好きで。

考えながら言葉を選んで話す彼女の表情とその声が好きで。

奈緒さんがバラエティー番組に出演してると、ついつい観てしまう。

 

 

さて、ここからは『テッパンいただきます』の話。

 

この番組もたまに観るくらいなんだけど、やっぱり奈緒さんがゲストってなると観ちゃうよね。

 

 

 

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ゲストとして紹介された登場時、テロップでも「変人? プライベート ヤバすぎ疑惑が!」と出てる。

 

「変人?」って、あんまりな表現だけどさ。

彼女が「普通じゃない」ってのは小2の計算ドリルくらいわかりやすい。まあ、そんな感じはする。

 

 

メインMCのポジションの大吉さんが、初共演だという千鳥のイメージを聞くと、奈緒さんは「すごいおもしろくて、母にノブさんのマネをするとすごい笑ってくれるんで、よく家でやってます」と答える。

 

ご本人のノブに「どんな感じに?」と振られ、すぐに披露する奈緒さん。

ノブの「クセがすごい!」とかのツッコミワードを真似するのかなって思って観てたんだけど、そこは奈緒さん裏切ってくる。

 

 

米津玄師『Lemon』を歌う奈緒さん

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ノブ「歌の方⁉︎」


 

テレビ朝日『テレビ千鳥』で以前放送された、ノブが米津玄師『Lemon』を歌う回のモノマネをするという、トリッキーな奈緒さん。

 

 

 

カレーが大好きだという奈緒さん。

週7〜8とか、1日3食カレーの時もあったりという日々を語る。


奈緒「一回ふと気づいたときに、自分は本当にカレーのことが好きなのか、「カレーが好きなんですよね?」って言われて、何も自分に個性がないから〝カレー好き〟っていう個性を自分でつけているのかもしれないって迷ったことがあって」

 

そう言うと、大悟に「迷わなくていい。どっちでもいいから」と突っ込まれてた。

 

 

 

奈緒「カレーと自分を見つめ直す時があったんですよ。なので、そういう時に1回カレーと距離おこうと思って」

 

 

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「1回 カレーと距離おこうと思って」

 

 

 

その結果、2週間して風邪をひいてしまい「やっぱ私カレー好きだったんだ!」と再確認したんだって。

 

カレーを2週間食べなかったことで体調を崩した奈緒さん。

それがきっかけで、「カレーと私は相思相愛なんだ」と気づいたという。それからは堂々と自信をもってカレーが好きだと言えるようになったと、カレーとの馴れ初めを聞かせてくれた。

 

 

 

 

 

そして番組ラストのコーナーは、

 

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奈緒 持ち込み企画

〝カレー人狼

 

まさしくカレー三昧! ラストもカレーで推してくる番組サイド。

 

5個中1個が激辛カレーで、それぞれが食べて激辛カレーを食べてる人を当てるゲーム。

もちろん激辛カレーに当たった人はバレないようにしなきゃいけないという、極めてバラエティー番組向きな奈緒さんの持ち込み企画。

 

 

一人ずつカレーを食べるが、大悟が額に汗をかいていて一番あやしい。

そのため全員が「大悟」とフリップに書き、大悟自信も自分が食べたカレーを「激辛カレーです」と答えるが、番組スタッフが慌て出すという展開になる。

番組が用意した激辛カレーは我慢できるようなレベルじゃなくて、実は大悟の食べたのは普通のカレーだったのだ。

 

で、本当の激辛カレーを食べたのは奈緒さんだったというね。しかも別に奈緒さんが激辛が平気というわけではなく、ただ我慢して演技してたという、女優魂を見せたカタチで終わる。

 

これ、そのまま大悟で当たってたらどうなってたの? って心配になるような企画だったけど、奈緒さんに見せ場があって結果オーライってなったかんじ。

 

これで番組はおしまい。

 

 

 

 

実はね。そもそも今回こうして奈緒さんのことを書いたのは、はじめっからそうしようと思ったんじゃなくてさ。

別の女優さんを題材にして記事を書いてた時に奈緒さんの話が出てきて、それが膨らんでしまってこうなったんだ。

 

 

窪美澄氏の小説が原作のドラマ日本テレビ『やめるときも、すこやかなるときも』(主演 藤ヶ谷太輔 2020年1月-3月)でのヒロイン役だった奈緒さん。

現在はまだ若手女優の部類とされ、常に主役級という女優ではないけれど。

その存在感からか、なんか気になるほっとけない女性って印象がある。

 

松本穂香さんも言ってたように「不思議」なんだよね。そこらへん。そんな魅力の持ち主。

 

 

今期ドラマ『竜の道 二つの顔の復讐者』も観てるんで、このドラマを始め奈緒さんが様々なシーンで活躍するのをこれからもウォッチしていきたい。

 

 

 

 

 

 

 

〈おしまい〉

 

 

 

【番組後記】

 

8月3日のBiSH の回以来、約1か月ぶりの阿倍カステラの「テレビ買ってよ」だった。

 

割とこんなふうにさらりとやるのもいいかもね、っていう回になった。

 

奈緒さんに対する思いは前からあって、不思議な女優さんだなって思ってたから。語りたいことだってまだまだたくさんあるし、その都度その都度でこういう機会を作りたい。

 

 

読んでくださる人がいれば、それはそれで素敵なことで。

これを続けていくモチベーションにもなるってもんだ。

 

「ありがとうございます」

 

 

 

〈次回お楽しみに〉

 

 

読むドラマ□『妖怪シェアハウス』第五怪 その面白さ語りたい!case74

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オープニング ミオ

「死ぬ気になれば なんだって出来ます!」

こんじゃくプロダクション存続のために頑張る澪。

 

 

テレビ朝日『妖怪シェアハウス』

2020年8月1日(土) より放送スタート! 

毎週土曜 23:15〜  

記事は8月29日(土) 放送の第五怪より

 

【基本的に全編ネタバレ】

 

 

 

2020年9月より更新時間変更!

『カステラ書房の毎日』

毎日カステラタイム / 午後3時更新!

 その日の状況により多少変更になる場合もありますが、これまで通り毎日更新は継続します!

 

 

 

☆読むドラマとは?

やいのやいの言いながらドラマを見る感覚で、このドラマの面白さを一緒に語り合ってるように読んで楽しめるものである。

また、トークバラエティー番組っぽくやってるつもり(探り探り)でもある。

 

基本的にはドラマを先に観てください。

それと、ドラマを観るつもりもなかった方が、これを読むことによって「観てみよっかな」ってなってくれたら最高! なので、地味にそこも目指してる。

 

 

 

 

 

☆過去の記事、第三〜四怪はこちら

castella-a.hatenablog.com

castella-a.hatenablog.com

 

 

 

『妖怪シェアハウス』第五怪

 

 

◇こんじゃくプロダクション

 

今昔出版の経営統括部より鷲尾香澄(幸田尚子)が訪れ、今昔出版創立100周年の社史をこんじゃくプロダクションで作って欲しいと話を持ちかけるところから始まる。

 

1ヶ月後の今昔出版・大滝会長の喜寿の祝賀パーティーで配るという事なので制作期間はあまりない。

 

「そんな短時間で。急には無理です」と、こんじゃくプロダクション社長・原島響人(大東俊介)は言うが、それには「本社から応援を出す」と鷲尾。最後に「会長のお祝いのためにも(社史を完成させて欲しい)」と付け足す。

 

 

「紙なんですね?」とつぶやく目黒澪(小芝風花)。「これ持って帰るの重いんじゃないかなあって。あの、データとかじゃダメなんですか?」

 

その澪の言葉に拍手する鷲尾。「すばらしいわ。そういう発想が次世代のリーダーには必要なのよ」と、社史編纂プロジェクトのリーダーに任命される。

 

 

そのプロジェクトにやりがいを感じはりきる澪だったが、実際には本社からの協力はなく、澪は次々と無理難題を押し付けられるばかり。

 

それでもなんとか頑張っている澪が、締め切りに間に合わせるために鷲尾に意見をすると、

 

鷲尾「私のせいにするつもり? 期日までにできないなら、残念だけどこのこんじゃくプロは解体します!」

 

「か、解体? どういうことですか?」

鷲尾「もともと取締役会で議題にあがってたのよ。子会社で社史も作れないようじゃあ、解体やむなしと。これがラストチャンスだったの」

 

「そんな‥」

鷲尾「目黒さん。あなたを見込んで頼んだ事だけど、原島さんも責任を問われることになるわね」

 

「そんな、私のせいで原島さんまで」

原島「そんなことだろうと思ってましたよ」

 

鷲尾「どういう意味かしら?」

原島「魂胆が見え見えだと言う意味ですよ」

 

鷲尾「なんですって」

「待ってください! 私がなんとかします! 社史編纂、続けさせてください‼︎ お願いします」

深々と頭を下げる澪。

 

鷲尾「だったら、明日まですべてゲラを完成させて。それができなければ社史は外部に発注します」

 

鷲尾が出ていった後、澪はさっそく作業に取り掛かる。

「無理するな!」と原島が言っても、「死ぬ気になればなんだってできます」(冒頭の画像)と言い張る。

 

原島と二人、一晩中作業をしてなんとか目処がつき澪は一旦シェアハウスに戻る。

 

 

 

 

 

 

◇シェアハウス

 

シャワーを浴びようとしていた澪が浴室で悲鳴をあげる。

 

「変な形の湿疹が⁈ かゆくてたまりません!」

 

 

その湿疹に 妖怪たちが驚愕する⁈

 

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四谷伊和 / お岩さん(松本まりか

「見せて。あっ!」

和良部詩子 / 座敷童子池谷のぶえ

「これは‼︎ 」

 

伊和「戦前に流行った天狗じゃない?」

酒井涼 / 酒呑童子(毎熊克哉)

「なに?」

 

沼田飛世 / ぬらりひょん大倉孝二

「70年前以上の蔵に入ったか?」

 

「蔵には入ってないんですけど、蔵の中にあったものには…。あの、天狗って?」

 

詩子「天狗の顔みたいな赤い発疹が出る、流行病よ」

伊和「昔は大勢の人が命を落としたの」

 

「え?」と即刻、気絶する。

 

 

伊和「あ〜〜すごい熱!」

 

 

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妖怪たちも同様に慌ててるが、伊和の慌て方がハンパない。それにどこかお茶目。

 

「早く甘酒を!」

 

 

詩子が「とにかく甘酒を」と言い、伊和も「甘酒、甘酒。飲む点滴、甘酒よ」と、妖怪たちにとっての甘酒に対する依存度がすごい。

 
 

高熱により寝込んでしまった澪だが、荒波八幡神社の二十二代目神主・水岡譲(味方良介)が祈祷すると天狗の湿疹は消え去る。

 

目覚めた澪は元気回復していて、すぐに職場に戻ろうとするが沼田に止められる。

 

 

沼田「まー待て! お嬢が心酔しとる鷲尾香澄とやらは女神なんかじゃない。あれとんでもない女狐ね」

 

沼田が「はい!」っと言って立ち上がると、それを合図のように妖怪たちも一斉に立ち上がり準備をして、

 

〝鷲尾香澄 調査報告会〟が始まる。

 

今昔出版・大滝会長の後妻・鷲尾香澄は会社乗っ取りが目的で、その計画を那須純一郎弁護士と企だて実行しているという。

 

その那須との車中キス写真まで報告する調査員・酒井。写真週刊誌の記者並みに見事な調査っぷり。

 

 

沼田「鷲尾香澄は妖怪に例えるなら〝九尾の狐〟ね」

 

美女に変化して男らを惑わすという九尾の狐。鷲尾は以前も歳の離れた資産家の妻であったことから、いわゆる〝後妻業〟的な事をやってる女だという調査報告だった。

 

 

ここで今回のタイトルになってる「ぬらりひょん」の昔話を詩子がいつものように澪に聞かせるが、その内容は、いつの間やら人の家に忍びこんで煙草を吸ったり酒を飲んだりして、人知れず出ていく妖怪。それがぬらりひょん、という短い話。

 

そう言われてみれば、これまで登場した他の妖怪にまつわる話は結構知ってたけど、ぬらりひょんって何した妖怪かさっぱりわからないもんな。

 

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その謎さ故に妖怪の総大将的な扱いをする創作物も多い。『GANTZ』でもぬらりひょんって、倒したら100点もらえる強敵だったよね。

 

 

沼田「はてさて人間の性悪女のしっぽ。どうやって出させるかだね」

 

 

 

今すぐにでも職場に戻ろうとする澪に、沼田が現代社会にも通ずるような深イイ話をする。

 

沼田「悪いのは九尾の狐だけじゃない。お嬢もだ。財布だかフレンチだか最初のエサに釣られて操られ。目が回るほどこき使われて、最後は死のうがどうしようが上はなんて事は無い。自分が輝く事しか考えとらん上司に滅私奉公してどうすんねん。ちゃんと自分の頭で考えんと。無駄死にするよ」

 

「はあ」

詩子「澪君は誠素直で心優しい上」

伊和「がんばり屋さんだし、真面目だし人を疑わないし」

沼田「ま、裏を返せば」

酒井「だまされやすい大馬鹿だ。ったく、社畜っていうのはお前みたいなこと言うんだ。心配してな…伊和なんかシワが増えたぞ」

 

伊和「あ〜ん、もう。いや〜ん」

 

「みなさんに心配をおかけしてすみません」

 

沼田「ま、たまに手を抜くことも必要ね。ぬら〜り、くら〜り、なめらか〜に世渡りし。たまにひょんと思いがけない活躍をすればOK! これが私の処世術」

 

 

 

 

 

◇今昔出版 本社

 

澪が倒れた事もあってか、原島が本社へ行き父親でもある大滝会長と面談する。大滝会長の横には鷲尾香澄。

 

原島「おかげでうちの社員は倒れたんですよ。私をクビにするのが目的ならさっさとそうすればいい。私を攻撃するために大事な社員を巻き込むのはやめてもらいたい。社史なんかどうだっていい。社員の命より大事な仕事なんてない‼︎ 」

 

大滝会長「響人、お前私の前でそこまで言うのか」

原島「言わせて貰います。私はこの人(鷲尾)を信用しない」

 

大滝会長「いいだろう。辞表はいつでも受け取ってやる」

 

原島「わかりました。辞表を用意して出直してきます」

 

 

 

その一部始終をマイクで盗聴してる沼田と澪。

沼田「う〜ん、なかなかいい上司だね。原島ちゃん」

「ほんとですね」

 

 

 

 

 

原島が去った後、澪が会長室に突入し大滝会長に社史のゲラを渡す。

「どうして?」とその完成に驚く鷲尾。

 

 

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もちろん、そこも妖怪たちが手伝っているという回想シーン。それぞれかマルチな才能を持ち、八面六臂な活躍を見せる妖怪たち。

 

 

澪は鷲尾が会社を乗っ取ろうとしてると大滝会長に話すが信じてもらえず、警備員に取り押さえられる。

 

 

今度は沼田が会長室に潜入し、大滝会長を眠らせシェアハウスに連れて帰り、伊和が鷲尾に電話をかけおびき出す。

 

 

 

 

◇シェアハウス

 

表向きは大滝会長を心配しシェアハウスに駆けつけた鷲尾。大滝会長はソファーに寝かされている。

 

伊和に「一過性脳虚血発作の可能性がある」と聞かされ、そのショックでふらつきお手洗いへ行く鷲尾。もちろん演技。

そこで、鷲尾はパートナーの那須弁護士に電話をかけその事を報告する。

 

 

 

鷲尾がお手洗いから戻ると沼田が大滝会長の眠りの暗示を解き目覚めさせる。

 

そこへ、テレビ撮影スタッフみたいなマイクを持った澪が登場。盗聴した鷲尾の電話での会話を聞かせる。

 

 

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[盗聴した音声]

「もしもし、思ったよりも早く死にそうよ。これで計画通り今昔出版も遺産も全部手に入るわ。お葬式では笑わないようにしなくっちゃ」

 

 

 

 

大滝会長「わが社を出て行くのは君のようだな」

 

鷲尾「ははは。そう簡単にいくかしら。取締役会は私の言いなりよ。会長の権力なんてとっくに失墜しているわ。いつまでも権力にしがみつく老害だってね」

 

 

沼田「往生際の悪い女狐め。どれワシの呪いをかけたろか」

 

いつものように詩子が歌い出し沼田はぬらりひょんに変身する。

そして指を鳴らして鷲尾に呪いをかけようとするが全く効果がない。

 

 

妖怪ぬらりひょんを目の前にしても平然としている鷲尾が反撃に出る。

 

鷲尾「今後法的な手段を取らせていただきます。会長の誘拐、脅迫、威力業務妨害。刑事事件になるかもね。目黒さん。あなたもクビよ。さよなら」

 

その言葉に怒った澪がまたもやツノを生やして鬼に変身する。

 

ぬらりひょんと共に再度呪いをかけるが、それでも鷲尾には効かない。なぜ?

 

 

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〝鬼化〟した澪でも通用しない⁉︎ 

ツノは前回より長くなってるけどね。あっ、それは関係ない?

 

 

 

 

 

 

◇今昔出版 取締役会

 

何食わぬ顔で本社に戻り取締役会に出席した鷲尾だが、話し始めると口から「きょーん」とか「ひょーん」とか動物の鳴き声のような声が出てきてまともに話すことができない。しまいにはパートナーに電話をしてる最中に「油揚げちょーだい」とか言い出す。

 

そこへ大滝会長がやって来て、「やはりお前は九尾の狐か!」と言うと、「なに言ってるのコンコーン」と、ラストはマンガ展開。

 

 

 

澪と妖怪たちは、これまで人間の悪事を裁いてきたけど。鷲尾が本当に九尾の狐なら、初めて悪い妖怪を退治するストーリーとなるが、その変な声になることがぬらりひょんがかけた呪いだってことなんだよね。

 

 

これまで悪人退治は。「お菊さん」の回は皿をぶつけたり、「酒呑童子」の回は鬼になった澪による噛みつき攻撃だったりしたけど。そういう暴力的な行為じゃなくこういうやり方もあるよね。


コメディードラマにはぴったりなお仕置き的解決法でとても良かった。





 〈おしまい〉



【番組後記】


前回、『ゆうべはお楽しみでしたね』最終話の回のここ(【番組後記】)で、最近1日2回更新をやってないことから、近いうちにやると宣言した。


有言実行。その日のうちに実行できた。誰か褒めてください。


校閲する時間は充分ではないので、公開してからも校正するかもしれない。誤字脱字見つけたら連絡ください。どこに?



〈次回お楽しみに〉